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INTERVIEW

幸せな未来へ快適住空間を創造する企業を目指します@中西電機株式会社

今回は、中西電機株式会社の中西社長と人事の丸山様にお話を伺いました。1932年に創業し、電線や配線器具、照明器具やエアコンなど電設資材の卸売業に取り組まれています。 そんなが中西電機株式会社様が会社として、人としてどのようなことを大切にされていらっしゃるのか熱い想いを余すことなく紹介します。

貴社の経営理念について教えてください

中西様:
弊社は経営理念として「私たちは、人と人との絆を深め、幸せな未来へ快適住空間を創造する企業を目指します」ということを謳っています。この経営理念は、当時の若手の責任者、中堅社員を中心とした十数名のメンバーで結成したプロジェクトで、2006年に制定されました。私はそのプロジェクトに直接参加してはいませんでしたが、2つのことを経営理念の中に織り込んでほしいと話しました。

1つ目は、創業者の理念。創業者がどんな思いで中西電機を立ち上げ、今日まで歩んでこられたのかを織り込んでほしいと伝えました。弊社は1932年の創業ですが、当時は今のような電気設備のみを扱っていたのではなく、日用雑貨も扱っていました。マッチやろうそく、電球や自転車用の懐中電灯など、そういったものを行商したことから始まったと聞いています。本格的に現在の事業が主となったのは戦後です。ここ、高松も空襲の被害に遭い、焼け野原になりました。創業者は戦前からそういった電気関係を扱っていましたので、これからは人々が安心して安全に快適に暮らせるような働く場所や住まいが必要だと考えました。そこで、直接建物を建てるわけではなく、戦前から扱っていた電気設備や工事材料の扱いを本格化していきました。中西電機の存在意義、事業の目的というのは、人々が安心して安全に快適に暮らせる社会を作っていくことで、これは先程の経営理念の後半の部分にあたります。

2つ目は、中西電機は商社ですので、中西電機しか買えないものというものは現在ありません。メーカーが違っても同じような商品をお得意様は購入することができます。では何が違うのか。そこには人が介在します。お互いの絆、この「絆」という言葉は「信頼」に置き換えていますが、それを大切にしていきましょうということです。これはお得意様であったり、仕入先様であったり、そして一番大切な社員の方たちであったりします。中西電機と関わりのある全ての人たちとの絆を大切に事業をしていきましょうということです。

貴社の事業内容について教えてください

丸山様:
弊社の事業内容は、主に電設資材の卸売業になります。電線や配線器具、照明器具やエアコンなど、そういった住宅に関わる電気設備の取り扱いをしています。それに加え、販路の拡大ということで、実質的に関連業でもある、システムバスやシステムキッチンなどの設備機器の取り扱いもしています。基本的にはルートセールスになるため、電気工事店様や住宅会社様、工務店様などへの販売活動を行っています。会社対会社の取引が主と言えど、たとえばお得意様になれば、何世代にも渡っての付き合いになることもありますので、個人との繋がりも大切になります。

中西様:
コロナ前は年に2回、展示即売会をやっていました。2日間で約1600名のお得意様に来ていただき、そこで100社ほどのメーカー様に出店していただいています。実際に商品に触れて、ご購入いただいたり、あるいは今後の販売に繋げていただいています。工具などは、なかなかカタログを見ただけではわからないと思いますので、工事業者様に実際に手にとってその場で使っていただき、購入していただくこともございます。この展示即売会は中四国地方の同業界の中では最大規模のイベントと自負しています。

これは単に展示して販売するだけが目的ではありません。製品を作っているメーカー様は、色々な思いを持って商品を開発していらっしゃいます。その商品を、お得意様である工事業者様や住宅会社様に直接お伝えできる場でもあります。その中でも、「この製品はもっとこうしたらいいね」などといったご意見をいただき、メーカー様にフィードバックすることもできます。たくさんのお得意様がいらっしゃるため、一件一件のお得意様に、私たちやメーカー様が商品に対する思いをお伝えする機会はなかなかありません。そのため、メーカー様とお得意様を繋ぐ、あるいは担当営業以外の社員もお得意様と繋がることができる場でもあります。ここでも「絆」を大切にしています。

貴社の特色について教えてください

丸山様:
こちらもコロナの影響で2年ほどできていないのですが、弊社は非常にイベントの多い会社だと思います。毎年、通常であれば1年に1回、6月に1泊2日の社員旅行があります。これは全社員、各営業所が集まっていくイベントです。11月は日帰りでレクリエーションを、こちらも全社員で行います。これらをはじめとして、4月には方針発表会で全社員が集まる機会があります。また、先ほど社長が申し上げた展示会、他には忘年会や職場懇談会もございます。職場懇談会は会社の方から補助金を出していただき、部門ごとに会を設けています。こちらは年に3回の補助をいただけます。各部門で決起大会をしたり、新入社員歓迎会をしたりと、懇談会の場を有効活用しています。また、サークル活動の助成制度もあります。こちらは会社に申請をした後、認められたサークル活動に対しては補助金をいただき、活動をすることができます。コロナ前は、フットサルなどをしていました。このような特色が弊社にはございます。

県を跨いだ営業所がありながらも、みんなが集まる機会が非常に多く、社員も100名弱いますが、中堅社員にもなれば、誰でも顔はわかるし、話はできるし、といった環境なんです。そのため、横の繋がりも多い会社だと思います。

──そういった横のつながりの生まれるきっかけは何かあったのですか?

中西様:
以前は、社員同士が家族のような関係でもありました。宿直制度があったとき、1人の社員が会社に泊まり、夜遅くや朝早くに来られたお客様の対応をしていました。私の父や母が宿直の方の朝ご飯を作ってあげたりしていました。社員旅行は以前からありましたが、弊社の方針として、「社員は家族」という気持ちを持っています。仕事だけで繋がるのではなく、同じものを見たり、同じ釜の飯を食ったり、体験を共有することによって人間関係や絆を築いていきたいと考えています。

貴社の成長するための取り組みについて教えてください

丸山様:
弊社は電気関係の卸しの会社ですが、入られる方は文系の方が多いです。電気工事に関する資格を持って入社される方の方が極めて少ないのがこれまでの現状です。しかし、そういった人が入社してすぐ営業をするのはやはり難しいです。弊社は横に倉庫も併設しておりますので、まずはそこで大体1年ほど配属されます。そこで、商品の出荷やお客様の対応などを勉強していただき、1年後、営業として外に出ていただくのが基本的な流れになっています。

それに加え、新人社員研修を行います。こちらは他の企業の新入社員の方と合同で受けていただきます。また、先輩社員が講師となって社内の勉強会を行ったり、メーカー様にもご協力いただき新商品の勉強会を行ったりもしています。必要な資格の勉強に向けて、技術的な面を先輩社員に教えてもらう場も設けています。

中西様:
そこでは、入社半年や1年、2年の先輩社員たちに集まってもらい、商品の基本的なことを新入社員に教えます。また、その商品を作っているメーカー様・仕入先様にも講師になっていただきます。

──多様な勉強の機会があって良いですね。今後、社員の教育をさらにどのようにしていきたいとお考えですか?

中西様:
単発的な人材育成になりがちなので、社員のキャリアに応じて人材育成をしていきたいと考えています。リーダーシップや目標管理、商品知識など、社員のキャリアに応じて必要とされるものも変わっていきますので、そこで体系をつけて取り組みたいと思います。仕事に直接的に必要になるスキルを、私たちは「テクニカルスキル」と呼んでいます。それに加え、「ヒューマンスキル」、つまり人間力も高めていきたいと思っています。入社して半年から1年の社員に集まっていただき、グループディスカッションをしています。やはりお客様との人間関係を大切にするには、人間力を磨いていかねばなりませんので、そのための取り組みをすることを心がけたいと思っています。以前は集合研修がほとんどでしたが、現在はご時世もあり、ここ2年はYouTubeなどを使ったウェブ上での研修を行っています。

新卒の新入社員にどのように育ってほしいとお考えですか?

中西様:
最初は右も左も分からないと思いますが、自分から考えて行動できる人になってほしいと思います。また、仕事は色々な人と関わるもので、様々な課題や問題に向き合っていくものです。ぜひ周囲の人を巻き込んで、渦の中心となって、課題や問題に取り組み、成果を上げてほしいです。

──自分から動ける人というのはどこへ行っても重宝されますね。丸山様はどうお考えですか?

丸山様:
まず戦力になっていただきたい、というのが一番です。1年間、商品課で勉強をして知識をつけてもらうと共に、人間力も養っていただき、お客様に好かれるような人材になってほしいと思います。

ーー中西様は、どのような方に入社してほしいとお考えですか?

中西様:
私が一番大切にしているのは、やはり素直で誠実な心です。先程もお話したように、弊社はルートセールスなので、誠実であることは最も基本的な部分だと思っています。また、先程丸山が話したことにも通じますが、向上心があることも大切です。そんな方に入社していただけたら嬉しいです。丸山が話した通り、そういった方が成果に繋がっていく方だと思っています。

貴社で活躍されている方の特徴を教えてください

中西様:
先程お話した、素直さや誠実さ、向上心、そしてもうひとつ、特に営業職で大切なことがあります。自ら高い目標を掲げ、それにこだわること。やはりそういう方が活躍しています。表現がベタですけど、目標に対して執着心がある人、こだわりを持つ人です。

──自分の目標を達成させる強い意志を感じますよね。丸山様はいかがでしょうか?

丸山様:
やはり、フットワークが軽くてレスポンスが早い人は、お客様のお問い合わせや要望に素早く対応ができます。同業他社も多く、同じような商品、同じような価格で勝負する中で、やはり人間として好かれたり、レスポンスが早かったりすることは非常に大事になってきます。弊社の社員を見ていると、フットワークの軽い人は活躍している印象が強いです。

貴社の今後の展望について教えてください

中西様:
現在、社員数が100名弱で、売上は60億円です。私たちが営業する商品やその価値を、もっと多くのお得意様に認めていただけるように努めたいと思っています。今年は創業90周年になりますが、これからも永続していける企業にしたいです。

近年SDGsや脱炭素社会という言葉をよく見聞きします。当社は省エネ性能が高く環境にも優しいLED照明や空調機器も取り扱っています。人々が安心安全に暮らしていけるような防犯・防災商品も扱っています。こらからもそういった商品を積極的に提案・販売していくことで地球環境の保護や持続可能な社会の実現にも貢献していきたいと思っています。

また、弊社は物の販売を主としていますが、工事や施工を伴うものが増えてきました。現在も少しずつ取り組んでいますが、そういった工事や施工、メンテナンスなどの事業の展開もさらに拡大していきたいと思っています。

最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします

丸山様:
就職活動をしていく中で、自分の適性ややりたいことがなんなのか、また、会社の数も多いため、どこで何をしたらいいのか、非常に悩まれると思います。その中でも、自分が一生働けるような会社や魅力を感じる会社を見つけてほしいですし、自分が納得するやりたい仕事を見つけてほしいです。難しいと思いますが。「ここでいいか」と思うような会社ではなく、納得する会社へ就職できるよう、頑張ってほしいです。

中西様:
就活中というのは、広く、あるいは深く、企業も含めて社会を見る大きなチャンスだと思います。そして自分が何をしたいのか、自分自身を見つめる機会でもあります。社会と自分を見つめて、積極的に行動してほしいと思います。

もう一つは、仕事の内容や会社の待遇も大事ですが、私が一番大切だと思うのは、理念を共有できるかどうかです。仕事をしていく中で、喜びややりがいを感じるわけではありますが、壁にぶち当たったり、障害を乗り越えていかなければならないときもあります。そのときに、理念を共有できることが一番大切になると思います。

応募はこちらから!

▼公式採用サイト:http://www.nakanishi-denki.jp/recruit/
▼リクナビ   :https://job.rikunabi.com/2023/company/r234500047/

会社概要

社名:中西電機株式会社
設立: 昭和26年7月4日
所在地:香川県高松市花ノ宮町1丁目9番25号
ホームページ:http://www.nakanishi-denki.jp/

担当者プロフィール

▼丸山 大地【経営企画管理部 企画管理室】
学生時代は中学から大学までハンドボール部に所属。就活では地元企業であること、生活に密着した仕事であることを基本として探し、
合説で中西電機に出会い2008年に入社。
入社後は5年間営業を経験。その後、経理・管理部門へ異動。2019年より採用も担当し、現在は新卒、中途共に力を入れて活動しています。