INTERVIEW
「エンジニアのために」仕事を楽しいと思える環境はここにある@株式会社HAL
システム開発やサーバーインフラを手がける株式会社HAL様は、業界トップクラスの還元率で「エンジニアファースト」を心がけている企業です。今回は、若手の教育に力を入れる池田様、村松様にお話を伺いました。システムエンジニアを目指す学生・若手の方へ向けた、お二人の熱い気持ちをお伝えいたします。
目次
貴社の経営理念・事業内容について教えてください
池田様:
弊社の経営理念は、「エンジニアのために」です。社長が元々エンジニアということもあり、エンジニアにとって居心地の良い、満足できる会社にすることを社長自身が掲げています。「エンジニアのため」というのは、社員が個々に持っている思いが違っていて、エンジニアが働きやすい取引先を営業が持ってくることであったり、エンジニアが過ごしやすい生活を遅れる給与体系にすることであったり、様々な形があります。
私は、「エンジニアのため」エンジニアが仕事を楽しいと思える教育を意識していますが、仕事を楽しいと感じるのは、想定内にコントロールができているからだと思います。予想外のことでも対応出来るよういろんな視点を持てる研修を心掛けています。
ーー貴社の事業内容についても教えてください
池田様:
事業内容は主にSESで、取引先にエンジニアを派遣します。派遣のみでなく、請負という形の事業も行っています。SIer(エスアイヤー)という業種の取引先が仕事を調達していただいたものに対して、実際に対応するというのが弊社社員の行う主な仕事となります。
貴社の特色について教えてください
村松様:
入社から3年目からの給与制度は特徴的だと思います。未経験の1、2年目の方は固定給になりますが、中途で入った方などは単価の80%還元となります。単価というのは契約金になります。会社間の契約金を個人にも見せて、そこから給与を算出しています。
池田様:
逆に、なぜ1、2年目が固定給かというと、契約金の8割しかもらえないとなると、むしろ給与が安くなってしまうからです。その2年間で力をつけていただいて、3年目には契約金の8割を取れるように一緒にステップアップしてほしいと思います。そのため、3年目には給与がドーンと上がる方も多いです。会社の売上とは関係なく、自分次第で給与がいくらでも上がるというのは、自分次第で給与が上がらないというリスクも、もちろんある一方、大きな魅力だと思います。
──お給料として見える形で返ってくるのは、やりがいにも繋がりますね。何か、資格取得を補助する制度などはございますでしょうか?
池田様:
固定給の1、2年目までの間、資格手当として弊社指定のIT資格試験に合格すると難易度に応じて資格手当がつきます。また、1、2年目に限らずIT関連資格試験に合格した場合はかかった受験料を会社が5万円まで補助しています。若手の取得する資格のほとんどはこちらの補助で受験可能です。最近3年目になった子で、2万9千円分の資格取得をした子がいますが、今は固定給に資格手当をたされていたときよりも高い給料になりました。
村松様:
スキルがついたってことですね。
池田様:
取引先からしても、資格を持ってるから何かができるということだけではなく、資格を取るほどの頑張りをするようなエンジニアなんだなと思うんでしょうね。
新入社員が成長するための取り組みについて教えてください
池田様:
わからないことがあったらフォローしたり、何を勉強したらわからないという方へのヒアリングや研修などをして、若手が育つ環境づくりを心がけています。30後半以降の方々は、大体スキルも安定されていますが、20後半から30中盤くらいの人たちは、ブレがあるように思います。それは、取引先での各々の成長にまかせてしまったという部分も大きいと思います。社内でスキルが磨ける環境づくりをしたいです。
──どのくらいの期間、教育のために時間を使うのですか?
池田様:
一応2ヶ月を目標としています。そこでは技術を付けることを目標とはしていません。特に新卒に対しては、社会人になったばかりですので、まずはビジネスマナーを学んでもらいます。また、学生と違い、教えられるのが当たり前ではない状況になるので、教えてもらうための態度や姿勢も身に着けてほしいです。そのためにも、取引先側の気持ちも研修の中で伝えています。
──まさに人間性の部分になってきますね。最初は技術というよりビジネスマナーを中心とした研修になるのでしょうか?
池田様:
実は最初から技術もやります。ただ、最初からやってもわからないことが多いと思うので、どうやって聞けばいいかを教えています。Excelの関数を使ったアルゴリズムからVBAに寄せていき、最終的には設計書として日本語で書かれたものを見てプログラムに落とし込んでいくという作業をします。ここまでで大体3週間くらいになります。そこから、Linuxを学んでもらいます。その子たちからしたら深く感じてしまうかもしれませんが、サーバーやネットワークを広く浅く学んでもらい、これでも浅いんだよということを伝えています。
村松様:
基礎の基礎ですもんね。
池田様:
現場だったら、自分の作業をしながらVBAで自分のための効率化ツールを作るので、つまり今勉強していることは片手間でやるんだよ、ということです。Linuxではウェブサイトが見えるサーバーを作ります。ここで学んでほしいのは、手順書通りにやればできる、ということです。つまり、できない人はちゃんと手順書を読んでいないだけで、できる人はきちんと読んでいるんです。私は、エラーを出して体験することが研修だと思っています。現場に出る前にエラーを出し切ってしまえば、現場に出たときにエラーに物怖じしないようになっていると思います。ですので、研修のうちは間違いをたくさんしてほしいんです。意外と研修でエラーを体験した人は、現場に出てからは安定した立ち回りをしています。
学生感覚が抜けずに、研修に寝坊してしまう人もいます。でも、寝坊しても「今で良かったね」って思います。社内で良かったね、と。取引先とは契約期間中ずっと関わるのにも拘わらず、一度寝坊してしまったらそのレッテルは契約期間中変わらないので。そうなったときに、他の作業をしてもあまり信用してもらえなくなってしまうかもしれません。こういったケアレスミスが一番影響を与えるのは信頼の部分なので、「今直せば現場では起こさないよね」と考えています。
入社した新卒の方にどのように成長してほしいとお考えですか?
村松様:
個人個人で全然違っていいと思います。人によってお金が第一の人もいれば、時間が第一の人もいます。活躍はみなさんにしてほしいですが、全員にリーダーのような引っ張っていく存在になってほしいとは全く思っていません。ただ、自分の方向性を見つけてほしいなと思います。将来的にどうなりたいかを見つけてほしいです。
プログラミングなどに関してもそうですが、やってみて「合わないな」と思うこともあると思います。何が合うのか、楽しいのかなども、自己学習を含めた中で見つけてほしいです。
──実際やってみないとわからないことは多いですもんね。池田様はいかがでしょうか?
池田様:
これは社長にも話していて、ずっと言っていることなのですが、自分のように「頑張って若手を育てる場を作ろう」という人間を2人見つけたいです。そういう人が出てくれば、2人から4人と増えていき、どこかで爆発的に人数が増えるだろうと思います。若手を育てたいと心から思ってくれる人を、育てていく中で見つけていきたいと思います。
これはあくまで自分の目標のようなものではありますけどね。それを押し付けることはしませんが、そういう方がいたら自分の研修資料とか全部託したいと思っています(笑)。自分が研修の際に一番最初の課題として出すのは、「2年後と5年後、どうなっていたいか」ということが、大体は描けないことが多いと思います。ただこれは、私自身が若手時代に、社員全員の目の前で毎年プレゼンさせられていたことでもあります。そのとき、目標を決めているからこそ、ずるずると後に引っ張るようなことがないと感じました。
どのような方に入社してほしいとお考えですか?
村松様:
自分から聞ける人に来てほしいなと思います。あと、「研修がある」ということは会社選びのあくまでも1つの要素であり、最終決定軸にはしてほしくないなと思います。
池田様:
研修があるという軸で選ぶ人は、“教えられるベース”の考え方をしているのかなと思います。研修期間もお金は払われているので、与えられた額面20万円の成果として、自分の身につけたものを成果として会社に見せれないといけないと思っています。また目標を見定めている人もいいですが、私自身、若手時代に数年後どうなっていたいかという像を描くのは難しかったです。でも「こうはなりたくない」という像は描けました。一番最初に描いたのは「1年前の自分と同じは嫌だ」ということでした(笑)。
村松様:
そういう意味でも、成長したい人・成長を楽しめる人に来ていただきたいですね。
──確かに研修があるとなると、「教育してくれるだろう」と受け身になってしまいますもんね。むしろ「盗み取ってやる!」くらいの気持ちがあるのがいいのかもしれませんね。
池田様:
「技術を盗む」というプロセスも教えているのですが、なかなか難しいみたいですね。この人になりたいと思うような人を現場で見つけたときに、今の自分の作業をさっさと終わらせて、その人の持っている作業を少しずつもらうことで、その人から作業の進め方を教えてもらうことができます。これが「技術を盗む」ということなんですよね。
とにかく文字通りに「本当の意味で諦めない」ということが大事ですね。IT業界って、最初はなかなかやりたいと思うことが叶わないんです。どれだけ資格を取ってもやらせてもらえません。これは取引先がリスクを感じるからです。今日出会った人に自分の財布は渡せませんもんね(笑)。信用を勝ち取るところから始めなければいけません。ただ、勝ち取るところまで耐えられるかが要になります。そういう意味で、諦めないでほしいと思います。そしてあまり背伸びせず、等身大でいいと思っている方がいいなと思います。
就活中の学生様・若手の方に応援メッセージをお願いします。
池田様:
ITって本当に広いので、どれか1つでいいので、めっちゃ興味を持ったものを深く突き詰めてほしいです。
──ITという広い業界の中で、自分が興味が持てるものを見つけて探求してほしいということですね。村松様はいかがでしょうか?
村松様:
就活中に関しては、色々な会社のお話を聞いてほしいなと思います。色々な業界でもいいですし、業界を絞っても色々な会社の話を聞く中で見つけてほしいなと思います。
池田様:
ここれは求職者なら学生であっても誰であってもできることですが、ITニュースを見てほしいです。普通のニュースに掲載されるものは不祥事や大きなエラーに関するようなことばかりですが、ITニュースには、新しい技術や技術のいいところ悪いところが掲載されています。ITメディアと検索すれば出てくると思います。中身を読まなくても、タイトルだけ見て興味を持ったものをピックアップしてほしいです。3年目くらいの方には求めることですが、そのニュースがなぜニュースになっているか、そして今後どうなるかについて考えてほしいです。
私は、ITメディアは求人票だと思っています。そこに書いてある技術は今の技術なので、その中のどれか使えたら食いっぱぐれることはありません。ですので、ITニュースで見て何か興味を持ったら、そこに書いてあるサーバーや言語の技術を身につければいいんです。
インタビュアーのコメント
今回は、株式会社HALの池田様と村松様にお話を伺いました。
お話を伺った中でも、「成長を楽しんで欲しい」、「最後まであきらめずに突き進んでいって欲しい」、といったお二人の若手の方に対する熱い想いがとても印象深く残っています。
また、「エンジニアのために」を体現しているからこそ、貴社の社員の方を第一に考え、働きやすい環境が整っていらっしゃると、今回強く感じました。
今回のインタビューを見て、少しでも「株式会社HALで一緒に働きたい!」と感じた方は、ぜひ一度エントリーしてみてはいかがでしょうか!
池田様・村松様、今回はお忙しいところ貴重なお話の機会をいただき、誠にありがとうございました。
織田 緑 株式会社PDCAの学校 営業部・インタビュアー |
応募はこちらから!
▼公式採用サイト:https://hal21.co.jp/recruit/
▼マイナビ :https://job.mynavi.jp/23/pc/search/corp209188/outline.html
会社概要
社名:株式会社HAL
設立: 2003年8月
所在地:東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー 6階
ホームページ:https://hal21.co.jp/【各種SNS】
▼twitter :https://twitter.com/hal_co_ltd
▼instagram :https://www.instagram.com/hal_co.ltd_official/
担当者プロフィール
▼池田(システム部 部長)
株式会社HALは二社目で、前職もエンジニアをしておりました。日々の仕事の中で環境を変えたいと思っていたところに株式会社HALに所属している友人からの声をかけてもらい、自分の能力がどこまで通用するのか、挑戦してみたいなという思いから2017年に入社させていただきました。2017年からは、取引先常駐にて様々な言語による開発業務や管理職を行わせていただき、給与に関しても自分が転職時に求めていた以上の額をいただけるようになりました。
元々身体が弱いこともあり、取引先の求める作業時間を働けないことが多く、作業時間は働けないけど実績が出せていたので許してもらえていましたが、一か月の間、働けないことがあり、もう業種と身体があっていないんだと、転職を考えて株式会社HAL寺西社長に退職のご連絡をいれたときに社内で現状手の届かないところを手伝うとかどうでしょうか?という選択肢をいただいき、願ってもない提案であったのでお受けさせていただき、2019年からは、内勤として仕事をさせていただいております。
現在はシステム部 部長としてエンジニアで培った技術や知識を使い、社内の効率化や研修、営業フォローなど出来ることを全力で行わせていただいております。
▼村松(人事部)
前職は大手アパレル企業でVMD(店舗環境企画)の仕事をしていました。ベンチャー企業で自分の力を試したい!一生に一度の社会人人生『営業職』を経験したい!と転職活動を始めました。HALは、私の面接の時間帯に社長がたまたまいらっしゃったので、そのまま最終面接、その場で内定をいただけました。社員の雰囲気もよく、決断が早いところに惹かれて、2017年9月に入社を決めました。営業職として入社し、営業と採用を兼務。現在は、人事部にて業務を担当しています。メインは、新卒・中途採用です。
・新卒採用は会社説明会の運営、書類選考、面接、内定者のフォローまでを一貫して対応しています。(私だけでなく部署メンバー全体で担当しています)
・中途採用は、書類選考・各種調整・面接・内定から入社までのフォロー・営業部への引継ぎ等担当しています。また、各種求人媒体や人材エージェント会社様との打ち合わせ・新規開拓も業務の1つです。採用業務以外は、社内相談室の運営をしています。
社員がいつでも気軽に相談できる、社内カウンセリングのような取り組みです。毎日のようにエンジニア社員とお話をしています。早急な対応がある場合には営業部等関係部署に連携し、素早く対応しています。また、広報も兼務しており、HALのSNS(Instagram・Twitter)の投稿、コーポレートサイトの修正やニュースの投稿をしています。