INTERVIEW

若手に新しい風を吹き込んでほしい@井上スパイス工業株式会社

2022.11.23

今回は井上スパイス工業株式会社の、中野様にお話を伺いました。昭和49年創業以来、スパイスや調味料の製造販売を行っている企業様です。オリジナルスパイスの製造販売も行っている他、スパイスをより身近に感じてほしいとの思いからカレー祭りなどのユニークな取り組みもされています。そんな井上スパイス工業株式会社の魅力や新入社員に対する思いを、余すことなくお届けします。

1 貴社の経営理念についてお聞かせください
2 事業内容についてお聞かせください
3 貴社の特色としてはどのようなものがありますか？
4 社員が成長するための取り組みについてお聞かせください
5 貴社の求める人物像についてお聞かせください
6 学生の方へメッセージをお願いします
7 インタビュアーのコメント
8 応募はこちらから！
9 会社概要

貴社の経営理念についてお聞かせください

中野様：
経営理念は「社会にお役に立つ商品を作ります」「お客様第一主義で感動を与えます」「挑戦と進化で会社を成長させます」です。会長の時代から頼まれごとや依頼ごとに対しては必ず「はい」で答えよう、その後にどうやってやるかを考えようという方針がありました。とりあえず、どんな仕事でも受けようというのが基本になっています。会長の時代から続けてきたことを言葉として表したものが、経営理念になっています。

◇企業理念
一、社会にお役に立つ商品を作ります。
一、お客様第一主義で感動を与えます。
一、挑戦と進化で会社を成長させます。

◇使命感　一言集約
スパイスの可能性と本物を探究し、食文化に挑戦する井上スパイス

事業内容についてお聞かせください

中野様：
カレーを始め各種スパイス・調味料の製造販売をしています。商品構成としては業務用の商品が約7割、家庭向けの商品が2〜3割ほどになります。業務用の商品は原料販売をメインに行っています。例えばタレやドレッシングのメーカーさんに、ニンニクや生姜などの原料をキロ単位の大きい単位で収めさせていただき、原料を基にメーカーさんがタレやドレッシングを作っていくという形です。

——オリジナルスパイスの製造販売もされているそうですね。

中野様：
開発部門があるので、OEMのような形でご依頼いただいて製造することが可能です。作ったものは家庭向けに小さい袋に詰めて収めてくださいという企業さんもありますし、製品は自社で作るので原料として収めてくださいという企業さんもいらっしゃいます。

——健康志向の方も増えてきていますが、製造を行ううえで健康面も考慮されているのですか？

中野様：
なかなか大手さんでは手を出せないようなニッチなところを攻めていこうということで、オーガニックやビーガンといったものを積極的に作っています。

貴社の特色としてはどのようなものがありますか？

中野様：
スパイスをより身近に楽しんで使っていただくための取り組みとして、カレー祭りや工場見学を実施しています。新工場を建てて15~6年になるのですが、工場見学できるような工場にしたいということで製造しているところを見ていただけるような通路を作りました。コロナの影響で現在は中止しているのですが、工場見学をやっていました。

あとは、近隣の方々にカレーなどのスパイスを身近に感じていただきたいという思いで、お祭りをやろうとはじめたのがカレー祭りです。建物の前にある駐車場を開放して、模擬店みたいな感じで自社の商品を並べたりカレーを作って提供したりしています。

——カレー祭りは、どのぐらいの頻度で実施されているのですか？

中野様：
年に1回実施しています。会社の隣が公園になっていて、春になると桜がたくさん咲くんです。桜が咲く時期に合わせて、4月の第一週の土曜日にカレー祭りを開催しています。

ーー会社の雰囲気はいかがですか？

中野様：
パートさんも含めて45名と少人数で、アットホームな雰囲気です。会長がお祭り好きな方で、カレー祭りも率先して自分が楽しんでいるような感じです。社長もお祭り好きな雰囲気を引き継いでいますね。社長との距離も近くて、風通しは良いです。トップダウンというよりも、みんなで意見を募ってやっていこうというタイプですね。周りを一緒に巻き込んでいくタイプの社長です。

社員が成長するための取り組みについてお聞かせください

中野様：
新入社員に対しては、OJTを中心に配属された部署で仕事を覚えていただきます。22卒から新卒採用を始めて、今年の4月に入社した方がはじめての新卒社員となります。そのため、まだまだ手探りな状態ではあるのですが、現場の先輩社員について一から覚えてもらう形にしています。

ーー新入社員の方には、将来どのように育ってほしいですか？

中野様：
ベテラン社員を中心に活動しておりますので、新卒の方には新しい風を積極的に吹き込んでいただきたいと思っています。弊社は平均年齢が49歳ぐらいと、少し年齢層が高めです。ですので、若い方の意見も聞きながらやっていきたいということで、新卒採用をはじめました。今年は1人入社していただき、来年2人に内定を出しています。これから若い力をどんどん増やしていきたいなと思っています。

——若い方には意見もどんどん言ってほしいということですね。

中野様：
どうしても今いる社員だけでは、考え方も凝り固まってしまいます。ですので、新しい意見や発想、やり方、着眼点を大事にしていきたいと思ってますので、どんどん意見は言ってほしいですね。

貴社の求める人物像についてお聞かせください

中野様：
経営理念にもありますように、まずはやってみるという積極的な方が向いていると思います。まずはやってみて、ダメならそこから修正すればいいんです。小規模の会社ですので、自分の部署の仕事だけやっていればいいというわけではなく、他部門に渡っていろんなことをする機会があります。いろんな経験が積めるという大手さんにはない環境をぜひ積極的に活用してもらって、いろんな仕事を覚えてもらいたいなと思ってます。また、社内試食などもありますので、食に興味のある方は楽しめる環境だと思います。

ーーまずはやってみる、積極性の部分はとても大事ですよね。