INTERVIEW
環境保全活動を通じて、よりよい社会を目指す@株式会社泉
今回は、株式会社泉の藤田様にお話を伺いました。
1983年に創業以来、仙台市泉区を中心に廃棄物処理業を展開。地域密着の事業活動を通じて、美しい仙台の街づくりに貢献してこられました。
そんな株式会社泉様が会社として大切にしていることや、働く上での魅力について、藤田様が語られる想いをお届けします。
目次
- 1 貴社の経営理念と、想いをお聞かせください。
- 2 貴社の事業内容についてお聞かせください。
- 3 貴社の福利厚生についてお聞かせください。
- 4 待遇面での貴社の安定性についてお聞かせください。
- 5 入社後、どのような業務に携わるのかお聞かせください。
- 6 過去の新入社員教育で、課題と感じた点についてお聞かせください。
- 7 これから入社する若手の方に、どんなふうに活躍してほしいとお考えですか?
- 8 貴社の求める人物像について教えてください。
- 9 一緒に働く、社員の方々の特徴についてお聞かせください。
- 10 貴社の今後の展望についてお聞かせください。
- 11 最後に、就活生の皆さんにメッセージをお願いいたします。
- 12 インタビュアーのコメント
- 13 応募はこちらから!
- 14 会社概要
- 15 担当者プロフィール
貴社の経営理念と、想いをお聞かせください。
藤田様:
「事業活動を通じ、自らの持続的成長と社会全体の持続的発展に貢献するとともに、次世代へ繋がる人と地球に優しい快適な環境作りに貢献していくこと」これが弊社の経営理念です。
近年世界中でSDGsや3Rが叫ばれておりますが、弊社は廃棄物処理業務を通じて、長く環境保全に貢献してきました。
理念にある「人」とは顧客と従業員だけでなく全ての人を指していまして、環境保全活動を通じて社会全体の満足を目指したいという想いで、この理念を立てております。
貴社の事業内容についてお聞かせください。
藤田様:
私たちは仙台市のパートナー企業として、主に一般処理業と産業廃棄物処理業の収集・運搬・処分を行っております。
一般処理業事業は仙台市や近隣の市町村等が中心です。産業廃棄物処理業務は東北6県の許可を頂いて、活動をしています。地域に寄り添い、環境保全に直結した事業を行っている会社です。
貴社の福利厚生についてお聞かせください。
藤田様:
弊社はカフェや居酒屋など飲食店様の廃棄物収集も行っているのですが、弊社の社員がクライアント様のお店を安く利用できるような補助を行っています。コロナ禍で私たちの生活はとても厳しかったですが、同時に飲食業界も厳しかったですよね。クライアント様も弊社の社員も両方支援したいという想いでこの福利厚生を立ち上げました。この制度は社内でも評判がよく、若手も含めほぼ全員が利用したのではないでしょうか。
また、イレギュラーな事例ですが、コロナで緊急事態宣言が出た際、会社から全社員に慰労金が支給されたんです。弊社は大きな会社ではないですが、だからこそ、社員一人一人の生活にも目を配ることができているのかなと思います。
ーー社員の方々一人一人に目が配られてるのは素晴らしいですね!働きやすさはいかがですか?
廃棄物の収集においては、肉体労働の場面が多くなっています。そのため社員が次の日に疲れを持ち越さないということを、私たちは非常に重視しています。例えば1カ月の残業時間は平均6時間と、大変少なくなっております。また、万が一残業が多い部署があれば、皆が早く帰れるよう、業務や配置の改善を行います。
また、プライベートを優先しやすい環境でして、基本的に希望のタイミングで有給休暇を取得することができます。しっかり休めて、オンとオフの区別がつけやすいです。
待遇面での貴社の安定性についてお聞かせください。
藤田様:
仙台市では、弊社以外にも一般廃棄物処理を行う企業があるのですが、その中で仙台市の一つの地域でゴミ収集のすべての業務委託を受けているのは弊社だけなんです。市のパートナー企業であること、また、人が生活していく限り絶対になくならない廃棄物処理という業務柄、業績は非常に安定しているのではないかと思います。
ここ数年の実績で言いますと、賞与は4.5~4.7か月分程度支給しています(令和3年度は5.0か月)。最も少なかった年でも、4か月分を切ったことはありません。もちろんボーナスというのは業績によるものですので、お約束ができるというわけではありませんが……。コロナの影響ももちろんありますが、安定して賞与を支給できているのは弊社の強みではないかなと感じています。
入社後、どのような業務に携わるのかお聞かせください。
藤田様:
弊社では3つの部署があり、新卒社員の方には基本的に3部署をローテーションで全て経験していただくようにしています。3つの部署とは、廃棄物収集を行う業務部、お客様と契約を取り交わす営業部、請求や法的な手続きを行う総務部です。
最初は弊社の基幹業務である、廃棄物の処理や収集運搬を経験していただくことが多いです。基幹業務をしっかりと理解することで、ゆくゆく営業部や総務部に配属された際、自信をもって仕事をできるようになると考えています。大体4~5年かけて、全ての部署を経験していただきます。新人をじっくり育てる環境づくりを大切にしています。
過去の新入社員教育で、課題と感じた点についてお聞かせください。
藤田様:
自分の将来のために様々な業務を経験してほしい、という想いでローテーションを取り入れているのですが、人によっては入社時に希望していなかった部署に配属になることがあります。そういった際にミスマッチが発生してしまうことが課題だと考えています。
その改善のために、OJT研修(※1)や上司とのヒアリング回数を増やしたり、新入社員自身にも聞き取りを行ったりして、納得感を持って仕事をしてもらえるようにしています。弊社の業務は、夏には夏の仕事、冬には冬の仕事という風に一年を通じて覚えることが異なりますので、じっくり業務を経験して、仕事の面白さを実感しながら掴んでいってほしいなと思っています。
※1 OJT研修とは
「On The Job Training」の略で、後輩社員に、現場で実践的に仕事をしてもらいながら、その時の理解度や気持ちを随時把握しつつ、その場で指導を行う人材育成手法のこと
入社後は各部署の主任や先輩社員がついて、OJTという形で業務を覚えていただきます。もちろん、仕事内容だけでなく社会人としてのマナーなどもしっかりお教えしているので安心してくださいね。
これから入社する若手の方に、どんなふうに活躍してほしいとお考えですか?
藤田様:
このように成長して活躍してほしいと思うことが二つあります。
一つ目は、自分で考えて行動していける、自主的な人材になってほしいということです。弊社は中小企業で人数も多いわけではありませんので、一人一人がお客様と向き合って、自分で考えて行動することがとても大切です。
二つ目は、臨機応変に対応できる人材になってほしいです。お客様が何か困りごとを抱えているときに、どうしても現状のやり方だと解決が難しいことってありますよね。その時に、決まりだから、とか、自分の業務じゃないから、と断るのではなく、何とかその希望に沿えるやり方を自分で模索していく姿勢を忘れないようにしてほしいです。
貴社の求める人物像について教えてください。
藤田様:
先ほどの「自主的」「臨機応変」のほかに、私が非常に重視しているのが、挨拶です。挨拶なんて毎日やっている、当たり前のことだと思うかもしれません。でも自分から元気よく挨拶をするという姿勢は、特に新入社員の方が色々と仕事を覚えて成長していくという中で、根幹となる大事な姿勢だなと考えています。
ーー自分から挨拶することってとても大事ですよね
また、これは私個人の考えですが、「挨拶が少し苦手だな…」という方でも、まず、演じてみることが大切ではないでしょうか。こんな社会人になりたい、という目標をまず演じてみる。それを日々、繰り返していく。そうすることで、振り返ったときにいつの間にか理想の自分に近づいているものではないかと思います。
一緒に働く、社員の方々の特徴についてお聞かせください。
藤田様:
弊社の仕事は車での収集・運搬など、個人や少人数での仕事が大部分です。だからといってシーンとした会話の少ない会社ではありません。朝礼や夕礼の皆が集まる時間帯には和気あいあいと会話がはずみますし、コミュニケーションがとりやすい雰囲気だと思います。社員はとても個性豊かで、にぎやかな人もいますし、寡黙なタイプもいます。共通しているのは、やはり体を動かす仕事ですので、フットワークが軽い人が多いことでしょうか。
貴社の今後の展望についてお聞かせください。
藤田様:
弊社は現在、仙台市やその近隣市町村で業務を行っていますが、最初からこの広い範囲で事業を行っていたわけではありません。お客様の要望に一つ一つ答えているうちに、少しずつ事業の範囲を広げてきたという経緯があります。
近年SDGsが世界的にも叫ばれるようになり、リサイクルが非常に重要視されている中で、これまでのやり方が通用しない場面もあります。そういったときに、通用しないからといってあきらめるのではなく、お客様の満足のために柔軟に対応できる会社でありたいと思っています。そういう弊社のやり方に共感して、一緒にこの業界を盛り上げていってくれる方に、是非来てほしいと思っています。
最後に、就活生の皆さんにメッセージをお願いいたします。
藤田様:
弊社は廃棄物処理という事業を通じて、環境問題という、これからの社会において非常に重要な課題に向き合っています。日々の業務一つ一つが、社会をよくすることにつながっていることは、仕事をするうえで非常に魅力的なことではないでしょうか。
人事に携わってきて、就活ってお見合いに似ているのかなと思うことがあります。一番行きたい企業に運よく入れたけれど、嫌な点が後から目につく場合もあれば、希望した業界でなくても、ゼロから知り合って、どんどんいいところを知っていく…。そんな場合もありますよね。つまり、いいところも悪いところも両方見えてから、その会社の本当の魅力が分かってくるのだと思います。だから、たとえどんな会社に入ったとしてもその会社で自分の精一杯のことをすれば、活躍していけると思います。頑張ってください。
インタビュアーのコメント
今回は、株式会社泉の藤田様にお話を伺いました。
一人一人のお客様に真摯に向き合うことで、仙台市の美しい街づくりに貢献してきた株式会社泉様。
環境問題に関する社会的な関心も後押しとなり、今後のさらなる飛躍がとても楽しみです。
また、市のパートナー企業だからこその安定性といった部分も、働く上で大変魅力的なのではないかと感じました。
「やりがいのある仕事がしたい」「少数精鋭企業で活躍したい」という学生の皆様は、ぜひ選考に進まれてはいかがでしょうか。藤田様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!
(インタビュアー:織田)
応募はこちらから!
▼公式採用サイト:https://izumi530.jp/recruitment/
▼マイナビ:https://job.mynavi.jp/23/pc/search/corp219380/outline.html
会社概要
社名:株式会社 泉
設立: 昭和58年4月1日
所在地: 宮城県仙台市泉区実沢字清水田78
事業内容:清掃業(一般廃棄物及び産業廃棄物収集運搬処分業)
ホームページ:https://izumi530.jp/
担当者プロフィール
藤田【人事部 課長】
大学では教育学部に入り,教諭を目指していたが,
当時は現在と違って賤業視されがちであった廃棄物
処理業界,環境に興味を持ち,株式会社 泉に入社。
入社後,業務部に配属,収集業務に従事。その後
業務事務を経験し,総務部に配属,2017年より
採用部門を担当。説明会等,学生との交流を通して,
常に新鮮な気持ちを吸収しながら業務に従事している。