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INTERVIEW

【業界トップシェア】世界初の小型船舶用エンジンに挑戦し続ける@株式会社マキタ

創業110年の長い歴史のなかで、「壊れないエンジン」を製造し、現在業界トップシェアを誇っている株式会社マキタ様。今回は、宮脇様、長尾様、小西様にお話を伺い、事業内容の強みや特徴、研修の充実さ・温かみのある社風や求める人材などについてたっぷりと語っていただきました。

 貴社の事業内容についてお聞かせください

長尾様:
当社は「舶用ディーゼルエンジンの製造・サービスを通じて、海上輸送の発展・安全に貢献する」という経営理念を掲げている企業です。1910年の創業後、一貫して船のエンジンをつくり続けてきました。現在は1万トンから4万トンの小型外航船向けのエンジンをメインで作っています。

マキタで製造しているエンジンは、ライセンスエンジンです。その製造過程はエンジンを設計するライセンサーと、設計図をもとに製造するライセンシーの、大きく2つに分かれます。当社はライセンシーにあたり、ライセンサー企業から設計図面をいただいて、それをもとにエンジンを作っているのです。
小型舶用エンジンのシェアは世界で約40%と、ニッチな分野ですがトップを走っています。

━━業界トップとは素晴らしいですね。貴社のエンジンの強みは何でしょうか?

長尾様:
一言でいうと「壊れないエンジン」をつくれることです。1つのエンジンは、約3万点の部品から構成されています。当社ではこれらの部品を、ミクロン単位のかなり高い精度で削り、調整しています。また、業界トップシェアということで、他社よりもたくさんエンジンをつくる機会が多いのも強みです。1つのエンジンをつくるのには、とても時間と手間がかかります。当社では、小型舶用エンジンを年間約60〜70台つくっています。当社は世界シェア40%ですので、世界全体で見ても、約150〜180台しか生産されていない計算です。エンジンづくりの経験値が、他社とは圧倒的に違うというわけです。

貴社の社風や雰囲気についてお聞かせください

長尾様:
当社は平均年齢が34、5歳と若いのが、大きな特徴です。一般的な企業では、40歳前後が平均年齢になるかと思いますが、それと比べても5歳前後若いです。また当社は社長(槙田 裕氏)も38歳であり、社長、社員ともに若い人材が多く活躍している会社です。

━━若手からでも活躍できる会社は魅力的ですね!貴社の働き方についても教えてください

小西様:
私は就職活動をするにあたり、女性の働きやすさを重視していました。当社は出産・育児支援が充実しており、そこが就職を決めたポイントの1つになっています。例えば時短勤務を子どもが10歳になるまで延長できるのが魅力です。周囲にも、子育てをしている社員がたくさんいます。リモートワークなどITの推進にも力をいれており、家庭と仕事の両立も含め、新しい改革に取り組んでいる会社です。私は2022年4月に入社したばかりですが、とても良い会社だと感じています。

━━貴社の雰囲気を1文字で表すと、どのような字になるでしょうか?

小西様:
「新」です。以前、社内報に「当社を表す1文字は?」というアンケートがありました。そこで一番票を獲得したのが「新」だったのです。私もその結果にとても共感しました。また「和」も当てはまると考えます。

━━どのような部分に新しさを感じるのでしょうか?

小西様:
まず、2022年に新社屋が完成したことが挙げられます。またフリーアドレスを導入しており、場所に縛られず自由に働ける環境が整備されています。時代にあったやり方に、柔軟に対応できている会社といえます。正直に言って、最初は「地方にある、創業110年以上続く老舗の中小企業」ということで、少し古い部分があるのではないかという不安がありました。しかし入社してみて、すごく新しい風を感じられる会社だとわかったのです。長尾の話にもあったとおり、平均年齢が若く、若手にも責任ある仕事をどんどん任せてもらえます。

━━もう一つ挙げていただいた「和」についてはいかがでしょうか?

小西様:
私が入社して、まず感じたのが「社員の皆さんの人柄が良い」ということです。皆さん謙虚で、物腰がやわらかい方ばかりです。フリーアドレス制ということもあり、同じ部署はもちろん、他部署の方とも会話がはずみます。飲食スペースもオープンな空間で、コロナのときは難しいのですが、部署の垣根を超えて一緒にランチをする光景もよく見られます。社員同士仲が良く、和やかな雰囲気です。

━━小西様は入社1年目とのことですが、入社してギャップを感じたことはありましたか?

小西様:
良い意味で、ほとんどギャップを感じませんでした。学生時代、マキタの説明会に参加したり、面接を受けたりするたびに、社員の話し方や人柄から「この会社とは波長が合いそうだ」と感じていました。私だけではなく、他の新入社員もそうだったと思います。その直感が、入社して確信に変わりました。マキタは、社員一人一人の個性を大切にして、伸ばしてくれる会社です。一芸採用という一風変わった選考手法を導入していることからも、そのことがわかります。「歴史が古い会社だけど、新しい環境に挑戦している」というのが、良い意味で一番大きなギャップですね。

貴社の研修制度についてお聞かせください

宮脇様:
当社では、新入社員研修を内製化しています。最初に2週間の集合研修があり、まず社会人の基礎について学びます。そのときの講師を、部長クラスの人にお願いしています。仮にその部署に新人が配属されなかったとしても、人材を会社全員で大事に育てるという想いで引き受けてもらっています。
次に各部署の業務紹介については、若手社員に講師を依頼しています。新入社員にとっては、歳が近い社員に対し、いろいろと質問しやすいメリットがあります。若手社員にとっても、視野を広げて周囲の先輩がどういう仕事をしているのかを知る、良い機会です。

2週間の新入社員研修が終わったら、いよいよ各部署に配属され、OJTが始まります。総務の方からは特に期間を設定していません。先輩と新入社員で月1回、今月は何ができたか、来月は何をやるかという面談をする部署も多いようです。

━━研修・教育について何かエピソードがあれば教えてください。

宮脇様:
当社の工場には、3交代制勤務の部署もあります。そこに配属される新入社員は、教えてもらう先輩が週によって変わってしまいます。同じ作業でも表現が変わると、新人が混乱する可能性があります。そこで「どういう教え方であれば新入社員が理解できるか」というのを、先輩同士で共有し、新入社員に寄り添った教育をしているようです。
他にも先輩の方から「わからないことはない?」と声かけするなど、新入社員が取り残されてしまわないように気をつけています。

━━OJTの期間は、だいたい1年くらいでしょうか?

宮脇様:
はい。大体の部署はそれくらいだと思います。ただ、取り扱うエンジンの数が多いので、OJTが終わった後も、毎日が勉強です。大変なことも多いと思いますが、悔しい想いをした分だけ、成長につなげることができる活気あふれた職場です。

新卒 ・若手に将来どのように育ってほしいかお聞かせください

宮脇様:
自走できる社員、自律した社員です。当社では2022年10月から、新しい人事制度が導入されました。そのときに、社長から「どういう人材に育ってほしいか」という話がありました。そこで出てきたキーワードが「自走・自律」だったのです。社員が自走できるよう、自己啓発を含めて会社がしっかりとフォローする体制を今後さらに整えていきたいと思います。

━━資格についてもサポートしてもらえるのでしょうか?

宮脇様:
はい。現場系や事務系など、多くの資格がサポートの対象です。
当社では、社長が英語教育にとても熱心です。ここ数年、福利厚生の一環として英語習得のサポートをしています。具体的には年2回のTOEICの受験や、オンライン学習の補助もあります。強制ではなく、希望者に対してフォローする形です。

どのような学生に入社してほしいかをお聞かせください

長尾様:
2つあります。
1つめは、当社の価値観に共感できる人です。当社では「和衷の精神」を大切にしています。和衷とは、心の底から和む・心が和らぐという意味です。当社の社是にも「和衷協力して社業発展に努める」とあります。

2つめは、チャレンジ精神・意欲のある方です。社長はチャレンジしている人を後押ししたいと考え、チャレンジしやすい環境を整えています。その環境を活かせる人が望ましいです。

━━チャレンジを推進する環境について、どのようなものがあるでしょうか?

長尾様:
当社では、既存のエンジンはもちろん、「世界初のエンジン」に取り組む機会が数多くあります。世界初のエンジン製造に携わってみたいという方は、ぜひチャレンジしてほしいです。

━━貴社で活躍されている方も、やはりチャレンジ精神をお持ちなのでしょうか?

長尾様:
そうです。以前社内で、社員に適性検査を受験させたことがあります。その結果、やはり活躍している社員はチャレンジ精神が旺盛でした。また自律心や、コミュニケーション能力も高かったですね。

最後に、現在、就職活動中の学生さんに一言お願いします

長尾様:
当社で製造しているエンジンは、実際に目で見て感じていただかないと、スケールや迫力がなかなか伝わりづらいものです。ぜひ一度、会社見学にお越しください。お待ちしています。

宮脇様:
就職活動を長く続けていると、心身が疲れてしまうこともあると思います。しかし正しい判断力は、健康な心があってこそ。無理せず、後から「自分の判断が間違っていなかった」と思える就職活動をしてください。

小西様:
就職活動で大切なのは、自分の軸を持つことです。自己分析をしっかりしていないと、入社してから「思っていたのと違うな」「自分がしたかったことじゃないな」となってしまうかもしれません。いろいろな会社の説明会やインターンシップに参加する、そして自分と波長が合う会社かどうかを、直接自分の目で判断し、体感することが大切です。

私は「マキタに入社してよかった」と、心から感じています。自分の会社を誇れること、そして学生の方に嘘偽りなく「マキタは良い会社ですよ」と言えることは、すごく幸せなことです。少しでも学生にマキタの魅力を感じてもらえるよう、一人ひとりに親身に寄り添っていきたいです。

インタビュアーのコメント

今回は、株式会社マキタの宮脇様、長尾様、小西様にお話を伺いました。

インタビューする前は、創業110年と伝統を重んじるお堅い会社ではないかという先入観がありました。
しかしフリーアドレスやテレワークの導入や女性の働きやすさの充実さなど、社員にとってプラスになると思えることを推進していく、
柔軟で革新的な会社であるという印象が強く残っています。

世界トップシェアを誇る企業で挑戦してみたい、そして新しい環境で、仲間と和やかに、かつ切磋琢磨しあえる働き方をしたいという方は、
是非一度、説明会や選考会など足を運んでみるのはいかがでしょうか。
宮脇様、長尾様、小西様、お忙しいところ貴重なお時間いただき誠にありがとうございました。

(インタビュアー:織田)

織田 緑
株式会社PDCAの学校
営業部・インタビュアー

 

 

 

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▼公式採用サイト
https://www.makita-corp.com/recruit/
▼リクナビ
https://job.rikunabi.com/2024/company/r775600057/

会社概要

社名: 株式会社マキタ
創業: 明治43年4月1日(1910年)
本社:〒760-0065 香川県高松市朝日町4丁目1-1
ホームページ:https://www.makita-corp.com/

担当者プロフィール

宮脇新卒入社。2020年から社内の教育・研修を担当。
長尾:中途入社。2021年から採用を担当。
小西:2022年新卒入社。入社から採用を担当。