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INTERVIEW

熱い志を持っている方必見!ボトムアップ式の挑戦環境がここに!@日東社

今回は、兵庫県姫路市で100年の歴史を誇る株式会社日東社の大西様にお話しを伺いました。
マッチの製造販売から始まり、SP(セールスプロモーション)ツールの先駆けとして、
今ではさまざまな販促用品・衛生用品を展開する同社に根ざす哲学や今後の展望など、余すとこなくお届けしてまいります。

貴社の事業内容についてお聞かせください。

大西様:
もともとはマッチの製造から販売を行う会社として創業しました。マッチは今では100円均一などであるような既製品の柄が当たり前だと思うんですが、
昔は広告としてのマッチが多かったんですよね。

ところがマッチが1970年代のオイルショックの頃から衰退してきたため、販売品の企画、製造、販売という事業展開していきました。
今ではポケットティッシュやウェットティッシュ、のぼり、シールなどの商品開発をしています。
他にも、紙おしぼりや病院、介護施設で体吹きに使っていただくウェットタオルを企画製造販売しています。

貴社の教育体制についてお聞かせください。

大西様:
当社は中小企業なので、営業として契約を取ってくるところから、生産部門とのやり取りや、
商品開発といったところまでさまざまな社内の関係者とのつながりを大事にしています。

最近だと、経営理念を見直すような新たなプロジェクトもスタートしていますが、社員からの自発的な応募でプロジェクトメンバーを選出しました。
新卒採用も人事部だけでなく、若手社員が説明会や座談会で学生を動機付けたり、工場見学で商品の魅力を伝えたりしています。

━━1つの業務に囚われず様々なことに取り組みたいという方には非常に良い環境ですね。

大西様:
Twitter、Instagramを昨年から始めたんですが、それもやりたい人を募って進めています。
なので手を挙げれば積極的に裁量を与える環境があると感じます。

新入社員の方々にはどのように成長してほしいとお考えでしょうか。

大西様:
大きく分けて3つあります。
1つ目は熱くて、強くて、気持ちいい、という観点ですね。
「熱い」というのは意欲や気持ち、「強い」というのは自分に強いという対自分力、「気持ちいい」が対人力になります。
それを単語に置き換えると、まず「熱い」が「意志」。仕事に全力で取り組み、
失敗したとしてもいいので意志を持って取り組むことで成長することができ、結果もついてくると思います。

2つ目の「強い」は「チャレンジ」。このコロナ禍でもそうですがどんな逆境でもチャレンジしたいことがあれば、
当社は受け入れます。こういうことをやったら業績が上がるんじゃないかというような意見を積極的に受け入れているので、
そういったチャレンジ精神を持った人になってほしいですね。

3つ目の「気持ちいい」というのは「誠実」な人です。最近の言葉で結果の質から追い求めるのではなく
関係の質から追い求めるという成功循環モデルというものがありますが、やはりまずは社内やお客様、
取引先といった人たちに対して、誠実に真っすぐ向きあうことができる人が最終的に良い関係性を構築して結果につなげることができると思っています。

この3つを採用で求める人物像としています。今の話だけだとかなり高いレベルを求めているように思われるかもしれませんが、
会社説明会、面接や会社見学などで社内の雰囲気が見えてくるのではないでしょうか。

部活動などを頑張っていた人は、結果がどうあれ大体この3つはできています。部活動も会社と同じチームです。
勝負事の部活動であればチームが成長して勝つためにいろいろとチャレンジが必要ですね。

━━現在活躍している社員の方はやはり部活動に所属していた方が多いのでしょうか。

大西様:
2023年卒の内定者でも女性で小・中学校にバレー部の副キャプテンをやって、高校からバトントワリング部でキャプテンをしていた、という方もいます。
もちろんいきなり大活躍するかはわかりませんが、リーダーシップを発揮してきた経験を活かし、今後必ず活躍する社員になるだろうと感じました。

ーー採用サイトをみていると社員同士の仲の良さを感じます。

大西様:
福利厚生もその1つかもしれません。懇親会を定期的に開催していますし、社員旅行も定期的に行っています。
2年に1回は城崎温泉に行っていましたね。5年に1回は周年旅行で会社設立95周年はハワイ、90周年はシンガポール、85周年は香港、80年はハワイに行きました。
会社として、縦だけではなく横の繋がりをかなり大切にしているなと感じます。

会社の展望についてお伺いします。

ーー上場を目指しているとのことですが、いつ頃を目標にされていますか。

大西様:
2023年の秋頃の上場を目標に動いてます。

ーー上場を目指すきっかけについてお聞かせください。

大西様:
最初のきっかけとしては、2021年の3月に社長のいとこが経営するベンチャー企業が東京プロマーケットに上場するとスタートを切ったのです。
それで、日東社はグループ会社も合わせると年間売上が100億円ほどあるので、上場を勧められたようですね。

上場を目指すと決めた理由としては、まず上場することで信用や信頼を得られるということですね。
就職サイトで日東社を見つけた方や、姫路に住んでいて名前を聞いたことがある方などは、
当社のことを名前だけは知ってもらえていると思いますが、やっぱり上場するとなったらある意味、社会に認められたということだと思います。
従業員だけでなく、その家族も安心できますし、取引先もそうですよね。取引するにあたって上場しているということは安心や信用につながると考えています。

ーー上場を踏まえた上で、今後の展望についてお聞かせください。

大西様:
日東社は、不易流行の精神で高みを目指します。これまで大事にされてきた伝統、価値観を継承しながら新たなチャレンジをし続けます。また社内の体制も整え、取引先との信頼関係を強めていく、そういった強くて深い関係を結んでいきたいと思います。

ーー新たな取り組みなども考えていらっしゃるのでしょうか。

大西様:
これまでは、どちらかというと会長や役員のトップダウンでしたが、
これからは従業員の意見も反映したボトムアップの体制を目指すべきだと考えております。
皆で共通の目的をもって、1人で100歩進むのではなく100人の1歩で進みます。

大西様が日東社様に入社したきっかけについてお聞かせください。

大西様:
家業ということもありますが。私が生まれ育ったのもこの日東社があったからだと思います。
やはりそこに還元したいですし、それを支えてくれたのがこれまで日東社で働いてくれた方々なので、恩返しをしたいという想いがありました。
最近だと後継者不足で買収されたり事業を畳んでしまう会社もありますが、私はそういうことはしたくなくて、
これから先もずっと、従業員と固い絆をつくってより高みを目指したいという想いで入社しました。

ーー私も実家が自営業なので、考えさせられるお話でした。

大西様:
日東社は社員だけで80名、パートさんなどもいれると120名いるので、その人たちが路頭に迷ってしまうようなことにはしたくないですね。

就職活動をされている方に向けたメッセージをお願いします。

大西様:
大学から卒業して、就職するという選択肢もあれば起業するという選択肢などさまざまあると思いますが、
昔は終身雇用で従業員と会社は相互依存の時代でしたが、今は相互選択の時代、選び選ばれる時代になってきていると思います。
いろいろな選択肢はありますが正解はないので、迷わずに自分が決めた道を目標を持って真っすぐ進むことが大切です。
もちろん自分が立てた目標に道があっていないと感じれば、他の人たちに相談をして道を変えることも大事だと思います。
しっかりと自分の人生の目標を掲げて進んでいってほしいです。

インタビュアーのコメント

今回は、株式会社日東社の大西様にお話を伺いました。
約100年も続く同社の根底には、「熱い」「強い」「気持ちいい」という仕事をするうえで重要な考え方がしっかりと言語化され、ある種の文化として育まれているように感じました。
また、現在は来年の秋に上場を目指しており、さらなる発展が楽しみです。
100年という節目の年であることもそうですが、社員として上場に携われる機会は滅多にないと思いますので、興味のある方はぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。
大西様、本日はお忙しいところ貴重なお話をありがとうございました!

(インタビュアー:平田 拓也,取材日:2022年8月19日)

平田 拓也
株式会社PDCAの学校
営業部・インタビュアー

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▼リクナビ   :https://job.rikunabi.com/2023/company/r609802072/

会社概要

社名    : 株式会社日東社
設立    :大正12年 (創業: 明治33年)
本社    : 〒672-8014 兵庫県姫路市東山524
ホームページ:https://www.nitto-sha.co.jp/