INTERVIEW
会社と「共に育つ」@真和建装株式会社
真和建装株式会社は1966年に塗装業として創業し、地域密着の塗装・防水工事を営まれています。
また、建築塗装の将来を見据え1989年に業界初のシート建材「マハール」を自社開発。製造から販売、施工まで一貫体制を築かれています。今回は、真和建装の杉浦社長、鈴木様、柴田様の3名にお話を伺いしました。皆さまがどのような思いでお仕事に取り組んでいらっしゃるか、お伝えいたします。
目次
会社のご紹介をお願いします。
——事業内容についてお聞かせください。
杉浦社長:
2つの事業を行っています。塗装工事と防水工事を中心とした塗装・防水工事業。そして、発売から30年、日本全国のオフィスビルやマンションなどで使われているシート建材を扱うマハール事業です。
——マハール事業とはどういったものでしょうか。
杉浦社長:
マハールとは、建物に貼り付けることができるシート状の建材です。天然の石や木材のような風合い、質感を再現しつつ、軽いのが特徴です。
——HPに北千住駅が掲載されており、階段のところにある石のような見た目のシートが・・・
杉浦社長:
それがまさにマハールです。
他社との優位性についてお聞かせください。
杉浦社長:
塗装・防水工事業の優位性でいくと、今年で創業56年の歴史があり、地元との信頼関係が強いです。また、弊社の社員はだいたい30~40代と年齢層が若いです。建築業界の中では40代は若い方なんです。
——マハール事業についてもお聞かせください。
杉浦社長:
マハール事業部で扱うシート建材は、類似品が少ない非常にニッチな業界です。ですが、大手建設会社や設計事務所とも取引をしていますので売上は非常に安定しています。塗装・防水工事を行う工事部は主に愛知県内で展開していますが、マハール事業部は全国で展開しています。
貴社の理念についてお聞かせください。
杉浦社長:
経営理念は「共に育つ」です。売上が上がればいいという方針ではなく、人間尊重の経営を行っています。働いている社員が満足できるような環境づくりを第一に考えています。
——弊社(PDCAの学校)は「働きがいを生きがいへ」という理念があるのですが、仕事のやりがいについてはどのようにお考えですか。
杉浦社長:
人生の約1/3、幹部レベルになると1/2近くが仕事に携わる時間です。つまり、会社で働くことはほぼ人生に直結していると言えます。その時間が楽しくないとイコール人生が楽しくない、と私は思っています。じゃあ、どうしたら楽しい会社になるかと考えた時に、十人十色というぐらい人はそれぞれ価値観が違いますよね。お金が欲しいという人もいれば、家族を大事にしたいという人もいます。自分自身をアピールしたい、という人もいれば、人のために何かをしたいという人もいます。その人と会話しているとどんな価値観を持っている人なのか何となくわかってきます。そういう価値観を会社は考慮しながら、適した仕事をやってもらうことが非常に重要だと思います。
冗談みたいな話ですが、ある工場勤務の方がいて、すごく優秀な方だったそうです。会社が「来週から給料も上げるから責任者をやってくれ」と役職を与えたら会社を辞めてしまった、ということがあったそうです。彼は責任者の仕事ではなく、現場の仕事を続けたかったのです。適材適所を間違えると社員には苦痛になってしまう。経営者はそういうことを見極めないといけない、と気を付けています。
——鈴木様と柴田様にお伺いします。
仕事のなかでやりがいを感じることはなんですか?
鈴木様:
私はマハール事業部で営業をしています。営業だけをしているわけではなく、現場の仕事が完了するまでの工程管理も行っています。一般的な営業は、末端の細かいところまで見ることはできませんが、当社の場合はそれができるので、お客様から直接感謝の言葉をいただけます。また、リフォーム工事も行うので施工前と後の建物の変わりようを実感できるところにやりがいを感じますね。
柴田様:
私はマハール事業部の営業アシスタントをしながら、採用を担当しています。
営業アシスタントの仕事は、お客様がマハールをイメージしやすいように完成イメージ画像の制作やお問合せの電話対応などをしています。提案した画像が後押しとなって、お客様にマハールをご採用いただいたときは充実感を感じますね。まだ入社したばかりの頃は、電話でお問合せいただいたことに答えられないことがよくありました。それ以降は商品知識を増やすようにして、細かなお問合せにも対応するように心がけたところ喜んでいただくことができました。向上心を持ちながら仕事をすることにとてもやりがいを感じます。
また、採用の仕事をし始めてからは以前よりも世の中が近くなったような気がします。たとえば普段接する機会の少ない大学生の方たちがどんな考え方をしているのか、SNSではInstagramやTikTokなどが実は世の中でこういう使われ方をしている、企業にとってこういう使い方をするとメリットが得られる、など新しい知識を得られるのが楽しいですね。
貴社の社内教育についてお聞かせください。
——社員の年齢層が若いと伺いましたが、社内の雰囲気はどうですか。
杉浦社長:
社内の雰囲気は是非、社員に聞いてください。
鈴木様:
風通しが良い会社だなあと思います。上司や部下ということに関わらずなんでも相談できる人がすぐ近くにいるので、困ったら助けてくれるし、他部署から応援してくれたりするので、すごく居心地がいいと思います。
柴田様:
たくさんの人がいる大きな会社ではないので、自分の話した内容が伝わりやすいですね。相談した時に答えが返ってきやすいというか。みんな他人事じゃなく当事者意識があるので聞くとすぐに答えが返ってきますね。あとは社長とも距離が近いです。大きい会社だと社長までに直属の上司がいて、課長、部長と順番に話を上げていくことになると思います。当社ではやりたいことがあれば、週に1回ある定例会議の議題にしたり、内容によっては直接社長に話すこともあります。そういうことが自由な会社です。もちろんすべての提案が実現するわけではありませんが、意見としてしっかりと聞いてくれます。
新入社員の教育についてお聞かせください。
——具体的な教育への取り組みはございますか。
鈴木様:
いままさに、4月に入社した新入社員が3ヵ月の研修期間なのでOJT(※1)を行っています。いま私がやっていることは、自分が入社したときに先輩がしてくれたことです。もちろん3ヵ月ですべてができるようになるわけではないですけど、ゆくゆくは私と同じ仕事をできるようになってもらいたいという想いでやっています。そのために営業から現場管理など私に同行してもらって、何をやっているかを見てもらっています。
※1 OJT研修とは
「On The Job Training」の略で、後輩社員に、現場で実践的に仕事をしてもらいながら、その時の理解度や気持ちを随時把握しつつ、その場で指導を行う人材育成手法のこと
——会社としてどういう風に育っていってほしいですか。
鈴木様:
まず私と同じようにマハールについて詳しくなり、提案営業ができるようになってもらいたいです。また人間的には、自主性と責任感、協調性がある人です。仕事はチームでやっているので、そういうことを意識できる人になってほしいと思っています。
——入社してほしい人材の特徴はありますか。
柴田様:
人の話をきちんと受けとめて、相手がどう思っているかを考える努力ができる人ですかね。
鈴木様:
ひと言で言うと真面目な人ですかね
——過去にあった社内教育の課題や反省はありますか。
杉浦社長:
以前はけっこう自由にやってきてしまっていたので、たとえば1年目、2年目、3年目にどうなってほしいか、という羅針盤みたいなものが欠けてましたね。もう少し具体的に将来どうなりたいかのイメージをはっきりさせて、計画的に行ったほうがいいかなと今は感じています。
貴社で活躍されている社員の共通点はありますか
杉浦社長:
真面目で一生懸命に尽きます。
鈴木様:
真面目なことと、向上心がある人、責任感がある人、そういう人材かなあと思います。
柴田様:
仕事を円滑にするために、こういう風にしていきましょうという決まりというか約束事ができることがあります。最初はみんなやるんですけど、だんだんやらなくなってしまうことがよくあるんです。皆さん忙しいので仕方がないのですが、忙しい中でも決められたことをきちんと継続してやっていくことができる人の方が信頼できるし、実際活躍している気がしますね。
今後の社員教育や会社としての展望をお聞かせください。
——まずは会社としての展望をお聞かせください。
杉浦社長:
マハールは全国に需要があります。今は関東・中部・関西を中心にやっていますが、人数を増やして拡大していきたい。売り上げだけではなく、知名度も上げていきたいです。
——教育や採用においての展望はございますか
鈴木様:
マハールという商品は知名度がまだまだ低いので、どんどん広めていきたいという想いがあります。教育の面でいくと、新しい人が入ってきたときに、同じ志を持った者たちの集団にしたいと思います。
柴田様:
採用に関して言えば、いろいろな企業があるなかで、弊社を知ってもらうためにはどうしたらいいのかが難しいところです。先ほど鈴木も言ったように同じ志の人を集めたいと思ったらそれなりに母数がないとマッチングが難しいです。まずは会社を知ってもらえる数を増やして、「自分は真和建装の仕事に向いているのではないか」と思って貰える人が来ていただけるような採用活動をしていきたいです。知ってもらえれば「いい会社だな」と伝わると思うのですが、なかなか知ってもらえないのが辛いです。会社の良さを積極的に発信していきたいと思います。
就職活動をされている方に向けてひと言
鈴木様:
私は10年前に真和建装に入社しましたが、就活当時はやりたいことが全く決まってない状況でした。いまの学生の方は事前に企業を調べたり、インターンシップに行かれたりしてすごいなあと思います。私が真和建装に入社しようと決めた理由は、合同企業展でマハールという他にはないものを作っている会社だと知ったからです。これをもっと全国に広めたい、という思いで入社しました。ですので、やりたいことが既に決まっている方はその軸をブレさせないでほしいですし、まだなにも見つかっていない方は「これだ!」という自分の感覚を大事にして、それを就職活動に生かしてほしいなと思います。自分が納得するまでやられたほうがいいかなと思います。
柴田様:
社会人として働いていると、結婚したり出産したりと生活スタイルが変わることがあって、転職も経験しています。いろいろな会社で働いてみて、真和建装は人と人とのつながりが感じられて居心地がよいなと思うんですよね。その居心地のよさを会社に来て感じていただけたらなあと思います。あとはわりと新しいことにチャレンジすることに躊躇がない会社です。「新しいことがやりたい」とか「こういうことをやりたい」ということがもしあれば、すごく意見が通りやすいし、応援してくれる会社です。そういう方がいればどんどんチャレンジできる土壌があるので、ぜひ弊社に来ていただきたいなと思います。
インタビュアーのコメント
今回は、真和建装株式会社の杉浦社長、鈴木様、柴田様にお話しを伺いました。
取材を通して、風通しの良さというものがとてもよく伝わりました。杉浦社長の人柄からくるそういった社風やチャレンジを躊躇しないという柔軟な姿勢が、創業56年以上もの長い歴史につながっているように思います。
今回の記事を通し、少しでも興味が湧いた方は、ぜひご応募してみてはいかがでしょうか。
今回はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。
(インタビュアー:佐藤)
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会社概要
社名:真和建装株式会社
創業:1966年4月
所在地:愛知県岡崎市合歓木町字郷東144番地1
ホームページ:https://shinwakensou.com/
プロフィール
【代表取締役社長 杉浦晴英】
1972年生まれ。野球観戦や音楽を聴くことが趣味。
真和建装に入社後、塗装現場を経験。
現在は会社全体を見つつ、マハールの市場開発など幅広くリーダーシップを示す。
それぞれの社員に柔軟に向き合い、自主性を育て成長を後押ししたいと考え、失敗を恐れず、色々なことにチャレンジできる会社の土壌を大切にしている。【鈴木正太 2012年入社 マハール事業部 営業】
大学では経済学部を専攻。就職活動時にマハールを知り、全国にマハールを広げたいと思い入社。
マハールにお問合せいただいたお客様との現場打合せや現場管理、図面・見積り作成などに従事。大阪や北陸など西日本エリアを担当し、お客様からご当地B級グルメを教えて貰うことも。休日には、餃子や唐揚げを作り家族サービスにいそしむ。【柴田理恵 2017年入社 採用担当】
学生時代にはホテル・介護・テーマパーク・飲食店などのアルバイトを経験。
Windows95の登場でPCスキルの必要性を感じ情報システム会社に新卒入社。
生活スタイルの変化に合わせて転職し、子育てと仕事の両立に優しい真和建装に再就職する。
現在は会社や社員の魅力を伝えるため日々奮闘中。