INTERVIEW
海外留学の支援を行う@株式会社ストロングジャパンホールディングス
今回は株式会社ストロングジャパンホールディングス グループ代表 の寺本様にお話を伺いました。
同社は「Cebu Business English Academy」というフィリピン セブ島留学の語学学校の運営を始めとして、留学エージェント、コールセンター、BPOセンター、不動産サービスなど、さまざまなビジネスを展開する、非常に勢いのある会社です。
そんなストロングジャパンホールディングスの今後の展望や魅力について、ご紹介していきます。
目次
入社後の社員教育についてお聞かせください。
寺本様：
新卒の方々には2週間ほど座学の研修を実施します。そこから入社1年～2年以内の年齢の近しい先輩社員とOJTというかたちでバディを組み、業務を学ぶ体制を用意しています。1年間はそのOJTの先輩社員と組んでもらい、実際の業務を通じて仕事を覚えてもらいます。OJTの期間は本人の希望や適性や頑張りによって、半年等に短縮することも可能です。
大体入社してから半年くらい経つと、ある程度1人で業務ができる状態になります。
——二週間の座学ではどういったことを学ぶことができますか。
寺本様：
基本的にはビジネスマナーから営業の基礎、社会常識といったところになります。また、会社のビジョンやどういった経緯で会社の今があって、今後会社はどのように動いていくのか、そのためには今何をしなければならないのか、ということを理解してもらいます。考えながら自ら積極的に発信していける感覚を養うことに重きをおいています。
——OJTではどのようなことを行うのでしょうか。
寺本様：
実際に営業ロールプレイングや、商談に同席をしたり、話し方から始まり営業の進め方のフィードバック等、資料づくりなど包括的に細かく教えていくというものになります。
——OJTでの先輩社員との距離感はどうでしょうか。
寺本様：
物理的な距離感で言えば、基本的にはOJTの先輩社員の隣もしくは向かい側に座ってもらいます。一日中つきっきりで仕事のやり方を教えていくというよりは、一緒に仕事を進めていきながら指導教育が行われ、適宜質問ができる環境下にあります。
——新入社員の方をしっかり育てられる環境が整っているように思います。
寺本様：
教育を事業の柱としている会社なので、最初からプロフェッショナルな方を採用するというよりも、今は英語も何もできないが、これから会社と共に成長していきたい！という方を採用しています。教育や研修などには今後会社としてより力を入れていかなければならない点だと強く認識しています。
——1，2つ上の先輩を飛び越すことも実現可能ですか。
寺本様：
実現可能です。年功序列や入社歴による昇格の基準は設けていません。
結果や実績だけでも判断はせず、どれだけ積極的に動いてこれたか、そこも大きな判断基準としています。結果だけではなくプロセスや頑張りもしっかりと評価がされる環境です。
挑戦できる人、積極的に発信できる人が昇格・昇給のペースが早いと思います。
結果だけでの判断だと、どうしても会社がまだまだ成熟していないので、会社がもっと大きく強ければ上手くいった筈だというようなことが絡んでくるかもしれません。
積極的にこれだけ頑張るのでひとつ上の役職に挑戦させて欲しい！とか、こんな事業をやりたい！それに向かってこのように動きますという姿勢を評価するケースが多いかなと思います。
組織体制について教えていただけますか。
——入社後、配属される職種はどのようなものがありますか。
寺本様：
多いのはインサイドセールス事業部もしくは留学事業部です。営業やマーケティング業務を通じて当社が求める人材の基礎となる力をつけて貰います。
——ちなみにですが、入社後、海外の配属はございますか。
寺本様：
海外拠点の配属もあります。日本勤務、海外勤務いずれも求人募集をしています。
本人の希望に応じて、国内拠点もしくは海外拠点を選ぶことが可能です。基本的に海外拠点採用の場合は、日本国内での勤務なく即渡航をしていただきます。
自由転勤制度を設けていますので、採用拠点関係なく国内外で勤務をすることが可能です。
——入社後の、職種の希望は受け入れてもらえますか。
寺本様：
もちろんです。入社直後の配属部署については本人の適性やスキルを見て判断させてもらいますが、勤務後は本人の希望に応じた部署異動が可能です。多くの方が、本人の望む部署へと異動していきます。
——従業員の年齢構成はいかがでしょうか。
寺本様：
現在グループ全体で国籍問わず、約100名体制となっていまして、そのうち8割くらいの方々が20代～30代前半の方々で構成されています。
今後もまだまだ同世代の仲間が増えていくと思います。会社と共に成長していける人材が多くなっていくと思います。
——差支えなければ、離職率についてお聞きしてもよろしいでしょうか。
寺本様：
他社と比べてかなり低いと認識しています。
とは言ってもまだまだ駆け出しのベンチャー企業なので、大企業と比べて福利厚生なども劣る部分があります。完成した会社ではなく、皆で力を合わせてこれから創っていく会社であると捉えていますので、今後就労環境はより良くなり続けます。そうなることで更に離職率は下がっていくことと考えています。
また、面接で当社の現状と展望についてしっかりとお話をさせて頂いているので、入社後ギャップも少ないと考えています。
貴社の強みについてお聞かせください。
寺本様：
まだまだ若い会社なので、自由度が非常に高い会社かと思います。
手を挙げれば挑戦できる環境が整っており、実現のスピードも非常に早いです。
たとえば、従業員から部署内で新しくこんなことをしたい！という話があれば、すぐにでも挑戦をしてもらえる環境です。もしくは今までとは全く違う新規事業をやりたいという話があれば、社内プレゼンを経て、じゃあ来月からスタートしよう！それぐらい実現度・自由度が高いのが当社の強みの一つと認識しています。
——今までにあった事例などはございますか。
寺本様：
過去の実例としてオンライン英会話サービスがあります。コロナ禍で我々の留学事業は売上0どころか売上マイナスにまで陥りました。しかしながら、学校の家賃を払っていかなければなりませんし、もちろん英語の先生たちの給料も払っていかなければなりません。
当面、渡航制限の解除は期待できない。それであれば今できること、オンライン英会話をやりましょう！と声があがりました。
既に業界内で競合も多く、飽和状態であったオンライン英会話サービス事業に今から参入をすることは、会社としてはあまり積極的ではありませんでした。
ただ彼の熱意ある提案内容を聞いていくと、オンライン英会話のOEMサービスとして、全国の塾などに対してオンライン英会話サービスを販売していきたい！ということで、それは面白い！と満場一致し、そこから約2週間後にはプロジェクトがスタートしました。
——すごく早いですね！
寺本様：
そうですね。彼のプレゼンに熱意があり上手かったということもあり、私含めた役員陣が「それイケる気しかしない！」という結果だったので、即アプローチリストを作ってすぐにでも動き出そう！と。そんな形でコロナ禍に生まれた、今でも継続している事業のひとつになります。
——そういうアイディアに対して貴社の方でブラッシュアップすることもあるんですか。
寺本様：
もちろん役員陣だけではなく他部署も交えて皆でブラッシュアップをしていきます。この会社を巻き込んだ事業のブラッシュアップが無ければひとつひとつの成功は成し得ませんでした。
まだまだ弱い部分だなと思うことはありますか。
寺本様：
非常にたくさんあります。ベンチャー企業という言葉を盾に勢いだけでここまで進んできたところがあるので、会社としての統一性やルール感が、他中堅規模の会社さんと比べてもまだまだ弱いかなと思っています。なので、ある部署にとっては従業員のモチベーションが上がる施策として取り入れたことも、とある部署からすると不公平感を感じてしまうことが現状でも少しあるので、会社として統一感を持たせたルールを制定しなければならないなと思っています。
——これからどんどん整備していくところですね。
寺本様：
はい、日々このあたりの整備強化を進めている状況です。
上手くいっている部署はどんどん働きやすくなって、給料も上がって、業務時間が減るのは当たり前、という感じではあったのですが、既に組織規模が大きくなってしまったので、たとえば新人が一気に3名くらい入社した時に、それぞれの部署に配属されて、配属先部署による不公平感を感じさせてしまう場合もあります。
ある部署ではフレックス勤務やテレワークもOK、でも自分が配属された部署はそうではない等、部署ごとに良かれと思って制定をした部署ルールが結果的に不公平感を生んでしまっている部分ではあるので会社としての統一感を強化しているところです。
入社してほしい人物の特徴についてお聞かせください。
寺本様：
挑戦的で、なにかで一旗揚げてやるぞ！でっかくなるぞ！海外に出るんだ！とエネルギーとやる気に満ち溢れてはいるものの、具体的にどこにその情熱をぶつければ良いか、何をしたら良いか、そのあたりが具体的に見えていない方が、ぜひ当社に来ていただけると嬉しいです。そのエネルギーをぶつけられる環境を用意してお待ちしています。
——野心的な部分も必要ですね。
寺本様：
そうですね。『強い日本を取り戻すという』経営理念を掲げていますので、世界中で活躍できる日本人経営者や起業家を大量に輩出することが会社のミッションとして捉えています。
やはり皆さんゆくゆくは事業部長もしくはグループ会社の社長として、必ず経営者になって欲しいなと思って事業展開を進めています。既に「これで独立するんだ！」「これで稼いでやる！」と具体的に考えている方々はすぐに自身で独立されるか、それが叶えられる会社に就職するのが良いと思います。当社の場合は、具体的に何をするかはまだ見えていないけど、経営者になるんだ！という方々に来ていただけたら様々なステージや環境を用意できます。
——何かやりたいというエネルギッシュさも重要ですね。
寺本様：
やりたい！けど何をやればいいかわからない！けどとりあえず海外に行きたいかもしれない！けどよくわからない！みたいな（笑）
私がまさにそうだったので、そこにしっかりとレールを敷いてあげられる会社になりたいなと思っています。
——素直さなんかも重要なポイントなのでしょうか。
寺本様：
素直な方はもちろんですし、人のせいにしないことも大切です。すべてを自分のせいにしてくださいとは思いませんが、仕事をするうえで、他責よりも自責の感覚が自己成長につながります。あとは「会社のために働きます」という方よりも「自分のために御社で働きます」という方に来ていただきたいですね。
会社の雰囲気についてお聞かせください。
寺本様：
良くも悪くもサークルに毛が生えたような感じかなと思っています（笑）年齢層が若いということと、海外展開していることもあり個性的な従業員が多いと思います。
たとえば仕事が終わったら会社の人とは極力関わりたくありません、という方はほとんどおらず、仕事終わりもよくずっと一緒にいるな～と思って見ています。（笑）
毎日飲みに行ってるのかな？と感じるような雰囲気もありますし、本当にサークルの先輩後輩や友達と一緒に仕事してるような感覚なんだろうなと、私から見てもそう思います。
——寺本様から見てどのような社員が多いですか。
寺本様：
人生を楽しんできた方が多いのかなと思います。明るい、ノリのいい、元気のいいというか。真面目かと言われると即答できないですが、ただほんとにメリハリを持って仕事は頑張ってくれるスタッフたちなので、非常に感謝しています。学生時代から騒いで遊んでお酒も飲みまくっていて、みたいな経験が今でも仕事に活かされているような、楽しみながら日々挑戦できるスタッフが多いのかなと感じます。
今後の展望についてお聞かせください。
寺本様：
コロナも落ち着いてきているので、当初の予定通り2年に1度のペースで世界中に学校拠点を中心とした様々なビジネス展開を進めます。
まずは2024年にマルタ共和国から進出します。その後、セルビア、ジョージア、インドとフィリピン セブ島で創り上げた成功モデルを武器に進んでいきます。
会社として100億円儲かる一つのビジネスで突き抜けよう！という感覚よりも、1億円儲かるビジネスを100個、1,000個作ろう！という感覚で動いています。
たとえばフィリピン セブ島で言えば、まずは語学学校があります。そこに付随する形でコールセンターがあって、BPOセンターがあって、不動産サービスがあってと。そこに今準備をしている日本語学校が加わり、飲食店やツアーサービスが加わったりと、そういった形でさまざまな事業が生まれ、そこに事業責任者が生まれ、ゆくゆくは分社化して社長になってもらう。そして彼らもまた社長として新たなビジネスを創る。この動きを世界中で行い、外貨を得られるビジネスを生み出し、そこにまた新たな社長が生まれていく。という循環型のイメージなので、世界中のどこでも働ける、挑戦できる会社グループを目指します。
——貴社が掲げる最終的な目標はどのようなものでしょうか。
寺本様：
今回の人生で達成させるのは少し難しいと考えてはいるのですが、世界中の全ての国に最低でもひとつ、ストロングジャパンホールディングスのグループ会社が1社存在している、というのが最終ゴールです。来世にも期待しながら世界制圧していきたいなと思っています（笑）
インタビュアーのコメント
今回は、株式会社ストロングジャパンホールディングスの寺本様にお話しを伺いました。
寺本様のお話を聞いていると、社員の皆様の仲の良さや熱いエネルギーがとても伝わってきました。高い目標に対してしっかりと団結できていることが、同社の事業展開に対するスピード感や、勢いの源になっているように思います。
「なにかやってみたいけど何をしていいかわからない！」となにか漠然としたものを抱えているという方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
寺本様、本日は貴重なお話をありがとうございました。
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仲村 勇人 |
会社概要
社名： 株式会社ストロングジャパンホールディングス
所在地：東京都新宿区新宿1丁目36-2 新宿第七葉山ビル3階
ホームページ：https://strong-japan-holdings.com/
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