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INTERVIEW

油圧・空圧部品、自動車外装部品の加工や販売を行う@株式会社ナカジマ

今回は、株式会社ナカジマの中嶋様、竹内様、村上様に話を伺いました。
1997年に、商社としてスタートした株式会社ナカジマ。現在は、時代のニーズに合わせて、製造業にも力を入れていらっしゃいます。そんな株式会社ナカジマが、会社として、人として、どのようなことを大切にされていらっしゃるのか。皆様が語られる熱い想いを、余すところなくお届けします。

貴社の業務内容を教えてください

竹内様:
今は製造をメインに展開しています。具体的には、油圧・空圧部品、自動車外装部品の加工や販売、各種金型の製造販売などを行っています。

弊社は、もともと商社でした。それ以来、営業に注力する一方、世の中の変化に対応しながら製造業にも進出し、技術と品質管理力を磨いてきました。

今日では、商社として多種多様なOEM供給を行うとともに、機械加工メーカーとして、自動車や医療、産業機器など幅広い産業に貢献しています。

入社後の研修や、スキルアップ支援について教えてください

村上様:
入社後は、基本的なことから教えていきます。先輩社員と一対一の形式で、それぞれに合わせた指導を行っていきます。スキルアップについては、外部研修を利用しています。切削の基本や、図面の見方、刃物の選定といった内容の研修です。

――社員の要望に合わせて、会社側から支援していることはありますか?

竹内様:
自主的なものとしては、国家検定があります。自主的に受けたい人に向けた支援です。「国家検定を受けたい」という声が挙がれば、そのフォローを行っています。

配属は、どのように決まりますか?

竹内様:
まず、採用時に営業職や製造職など、職種に分けて採用しています。また、入社時にも、個人の希望を聞いています。営業希望なのか、現場希望なのか、そういった意向を聞くようにしています。そこからの細かい配属は、入社後に決まります。本人の希望を尊重しながら、適性に合わせて決めていきます。

――ジョブローテーションのような形で、他の業務を知る機会はありますか?

竹内様:
入社時に、各部署に一定期間配属して、研修を行っています。新人の方でも、会社の全体像を把握することができます。

将来的に、どのような人材に育ってほしいですか?

中嶋様:
自主性と責任を持った人材に育ってほしいです。

社会人として大成するまでの道のりは、大変だと思います。すぐに花開くわけではありません。我慢が必要な場面もあると思います。時には失敗もあるでしょう。その時に、失敗した原因を自分自身で振り返って考えることが大切です。自分の行動に責任を持つということですね。そうやって経験を積んで、成長していってほしいと思っています。

――工場長はどうですか?どのような人材に育っていってほしいですか?

村上様:
ものづくりの現場としては、技術者とオペレーター、両方育ってほしいと思っています。

――技術者とオペレーターは、別々の存在ということでしょうか?

村上様:
そうですね。別々で考えた方がいいと思います。分業でやった方が、より会社は発展すると考えています。技術者はもちろんですが、機械に付いてものづくりをするオペレーターの存在も大切です。

――技術者やオペレーターになるには、どのようなプロセスをたどるのでしょうか?

村上様:
スタートはみんな一緒で、教え方も変わりません。仕事を教わって、経験を積むうちに、どちらがその人に合っているのかが見えてきます。一人ひとり適性は違うので、合っている方のスキルを伸ばして、技術者、あるいはオペレーターとして活躍していってほしいですね。

――2014年ごろから新卒採用を始められたということですが、技術者やオペレーターになった方はいらっしゃいますか?

村上様:
もちろんいますよ。図面を渡せば何でもできるような方もいます。新入社員の定着率も、とても高いです。

――定着率が高い理由はズバリ、何だと思いますか?

村上様:
社長の思いやり、ですかね。社長を筆頭に、思いやりに溢れた社内の雰囲気があります。

――御社の「経営方針」の1つに、「会社が人を作るのではなく人が会社を作る」とあります。「人」を大切にされている御社の考え方が伝わってきますね。

中嶋様:
人と人ですからね。すべては人から始まりますから。私は、「お金を残すは銅、会社を残すは銀、人を残すは金」と教わってきました。何をするにしても、人に始まって人で終わる。一番大切にしないといけないのは人だと思っています。

社内の雰囲気はどうですか?

中嶋様:
良いと思います。組織として調和しつつも、時にははっきりと意見を主張する方もいます。

――意見が言える環境があるということですね。

中嶋様:
そうですね。会社の方からも、「言いたいことは言葉に出す」ように、社員に求めています。思ったことや感情を出してほしいと伝えています。だからこそかもしれませんね。

――意見がはっきり言える職場は魅力的だと思います。

中嶋様:
ありがとうございます。やっぱり、会社に来るのは楽しい、と思ってもらいたいですからね。社員にとって快適な環境になるように努めています。とはいえ、仕事をする場なので、快適な中に厳しさもある、というところが課題でもあります。

社内イベントについて教えてください

中嶋様:
釣り堀を貸し切って、バーベキューをしたことがあります。人事の方で、いろいろな企画を考えて、実施してもらっています。そこで社員同士のコミュニケーションを取ることも多いです。社内イベントだけでなく、プライベートで付き合いがある社員もいますよ。

――職場で孤立してしまう心配はないのでしょうか?

中嶋様:
ありません。孤立しているように感じると、声をかけて、輪に入れるように働きかけています。

会社の今後の展望を教えてください

中嶋様:
今、世界は戦争やロックダウンなど、大変な状況にあります。しかし、弊社はこれまでにも、リーマンショックや震災など、さまざまな危機を乗り越えてきました。売上が7割落ちたこともあります。いつの時代でも、いい時ばかりが続くとは限りません。

弊社は、時代の波に左右されないよう、仕事の業種を分散してリスクヘッジをしてきました。会社としての経験値を上げて日々成長していけるよう、事業に取り組んでいます。

会社で働く人たちが、今後10年、15年、30年と幸せであり続ける、そんな会社にしていきたいです。

どんな人材を求めていますか?

中嶋様:
前を向いて、進んでいける方です。ポジティブであったり、向上心があったり、といった方ですね。たとえ失敗したとしても、前向きに捉えて行動できると成長できますから。

もう1つ付け加えるなら、明るくてフレッシュな方です。会社の雰囲気が明るくなるような方に入社していただけると嬉しいです。

御社で活躍されている方の特徴を教えてください

中嶋様:
優しくて、相手のことを思いやれる方が活躍していると思います。
優しさがあると、目先のことや自分のことだけではなく、周りのことまで広く見ることができます。視野が広くなるからこそ、活躍している印象があります。

――優しくて思いやりがある方ですね。他にはいらっしゃいますか?

中嶋様:
営業の場合は、気配りができて、粘り強い方ですね。粘り強くお客様と向き合っている人が活躍しています。みなさんの共通点としては、素直で正直なところも挙げられると思います。

就活生のみなさまにメッセージをお願いします。

中嶋様:
若い方には、ぜひ、夢を持ってほしいなと思います。何が夢なのかは人によって違うと思いますが、自分の可能性を見出せる人であってほしいと思っています。

過去に、弊社の社員で、「こういうことをやりたい」という夢を持って、転職していった方がいました。引き止める選択肢もあったかもしれませんが、私はその方の幸せを思って、オッケーを出しました。

――個人の意見を尊重されて選択されたのですね。

中嶋様:
より自分に合ったところが見つかるのであれば、それはそれでいいことだと思います。

弊社のような中小企業の場合、一人ひとりの担う役割は思っているより大きいです。1人欠けると、会社が回らなくなることもあります。それでも、その方が持った夢ならば応援したい、と思って送り出しました。みなさんにも、ぜひ、夢を持って進んでいってほしいと思います。そして、その夢が弊社で叶えられるならば、ぜひ、一緒に働きましょう!

インタビュアーのコメント

今回は、株式会社ナカジマの皆様にお話を伺いました。インタビューを通して、皆様の思いやりや、人を大切にする雰囲気が感じられました。「新入社員の定着率が高い理由は?」というご質問に対して、迷わず「社長の思いやり」とお答えいただいた際には、中嶋社長がいかに日ごろから皆さんに慕われているのかを強く感じることができました。
「失敗にもくじけずチャレンジできる!」「優しく思いやりのある雰囲気の会社で働きたい!」という方は、ぜひ選考に進まれてみてはいかがでしょうか。

株式会社ナカジマの皆様 、今回は貴重なお話を誠にありがとうございました!

インタビュアー:仲村 勇人

応募はこちらから!

公式採用サイト
http://www.yu-nakajima.jp/recruit.html
マイナビ
https://job.mynavi.jp/23/pc/search/corp223582/outline.html
リクナビ
https://job.rikunabi.com/2023/company/r791881045/

会社概要
社名:株式会社ナカジマ
設立:1997年5月
所在地:群馬県伊勢崎市赤堀鹿島町333-1
ホームページ:http://www.yu-nakajima.jp/index.html

担当者プロフィール

<代表取締役社長 中嶋幸保 58歳>

群馬県佐波郡境町下渕名出身。
群馬県立太田工業高校卒業後、地元企業に就職するが薬品が肌に合わず退職。
しばらくは自営業の手伝いを行うが、追い出され人生の岐路に立ち、21歳で伊勢崎市内のネジ販売商社に新規担当営業として入社。
この間に高校時代の友人である、竹内専務を誘う。
ネジ商社を体調不良で退職後は、東京に本社のある商社に就職。
数年後に関連企業に移り、商社の営業職を究めていく。ある朝、普段通りに出勤すると、突然の倒産を知らされる。
取引先企業から手形が落ちないとの連絡を受け、クレームの矢面の立たされることになる。
騒動を収拾する中で、取引企業からの助言やバックアップもあり、有限会社ナカジマを設立。
自分の強みは、人への配慮やパフォーマンス力。人との出会いや別れの中で多くの事を学んできた、この繋がりや想いを次の人たちへ伝授(バトンを渡す)ことが自分の役割だと考えている。

<代表取締役専務 竹内 敏幸 57才>
1983年3月 群馬県立太田工業高校卒業
1983年4月 太田市内の自動車部品製造会社入社
1985年  伊勢崎市内のネジ販売商社入社
1988年  東京都に本社がある工業系の商社に入社
数年後、関連企業に移籍し、東京勤務を経て伊勢崎に戻る
1997年4月 商社倒産
1997年5月 有限会社ナカジマを設立、専務取締役に就任。

勤務先商社倒産後、大工職人を考えるが、気付いたら社長に導かれる形で、付かず離れずの距離を保ちながら同じ道を歩む。
会社を始めたころから、社長とはお互いの得手不得手を埋めるような形でここまで進んできた。
今後は会社も自分自身も社会貢献について考え、持続した行動をしたいと考える。

<取締役工場長 村上耕司 67才>
岩手県出身。県立雫石高等学校卒業後、新潟のスキー場に就職後、同僚の伝手で伊勢崎市の機械加工の会社に入社。
その後、岩手に戻り営業職に就いたこともあったが、再び群馬で機械加工の道を進む。
出入業者から技術者を探していると聞き、ナカジマの門戸を叩くことになる。
2006年、工場を建設中で製造部門を伸ばそうとしていたナカジマに工場長として入社。
以後、現在まで工場長として製造部全体を監督しつつ、これからのナカジマや日本の未来を託せる若手技術者の育成に力を入れている。
基礎をしっかり身に着け、試行錯誤を重ねる努力の積み重ねこそが良い製品をつくり上げる近道だと信じ指導を続ける。
機械加工に携わり40年以上。1級の機械加工技能士、機械化職業訓練指導士の資格を有する。
社員からは後ろにたたえると圧が・・と言われているが、家に帰れば5人の孫を持つおじいちゃん。
孫からもらうパワーと、数年前からはじめた自転車通勤のおかげで、若々しさと元気を保つ。