就活でのオンライン面接とは?知っておきたいポイント
新型コロナウイルス感染拡大により、21卒以降の就活では大きな変化が生まれました。 その筆頭といえるのが「オンライン面接」です。オンライン面接が普及した今、最後まで直接会わずに就活が完結する企業も存在します。面接をする際に対面とオンラインではどのような違いがあるのでしょうか。 この記事ではオンライン面接のポイントをご紹介します。
オンライン面接と対面面接の違い
まずは、オンライン面接と対面面接の違いについて、オンラインの面接の特徴も踏まえてご紹介します。
表情を細かく見られる
オンライン面接は対面とは違い、入室時のマナーや、着席の仕方などに気を配る必要がありません。 一方で、画面越しのコミュニケーションの為、面接官は対面時のコミュニケーションよりも相手の表情に注目しながらコミュニケーションを取ることができます。 裏を返せば、あなたの何気ない表情が評価の対象となります。
緊張感が希薄になる
画面越しでの会話なので、対面で実際会うよりも緊張感が希薄になる特徴があります。 会社に出向かず家で面接を受けることができるので、慣れ親しんだ状況で実施できることも緊張感の希薄さに関係しているでしょう。 緊張するよりもリラックスして臨めるのは良いことと捉えてしまいそうですが、行き過ぎてしまうと緊張感がないと思われてしまい、マイナス印象となる場合もあります。
人材の採用には最大限力を入れている会社がほとんどですので、ある程度の緊張感を持って臨んだほうが面接官の印象も良いでしょう。
オンライン面接の事前準備
ここでは、オンライン面接で気をつけたい事前準備のポイントをお伝えします。 初歩的な内容から具体的アドバイスまで、是非参考にしてください。
面接に使用する機器とネット接続環境の確認
まずは、使用する機器とネットの接続環境についてです。 使用する機器がスマホだと、画面が小さく相手の表情が読み取りずらいため、PCやタブレットが好ましいでしょう。 どうしてもスマホしか準備できない場合は、専用の台を購入し、きれいに映っているか事前にテストをしましょう。
次に、オンライン面接において、ネット環境が一番重要と言っても過言ではありません。 会話の途中でフリーズしたり、途切れ途切れになってしまうと面接の進行に支障をきたし、ベストな評価を受けられない可能性があります。 事前準備力で評価をする会社もありますので、ネット環境が理由で落とされることもあることを認識しておきましょう。
予備のツールを用意したり、事前に周囲の力を借りながらテストでオンラインツールをつないでみるなどをし、ネット環境について事前確認をしておくことがおすすめです。
マイク付きのイヤホン・ヘッドセット
マイク付きのイヤホンを選ぶこともおすすめです。 家の周囲の状況によっては様々な生活音が相手に聞こえてしまうこともあり、あなたの声が鮮明に聞こえない場合もあります。 しかし、マイク付きのイヤホンやヘッドセットを準備しておくと、あなたの声をきれいに拾い届けてくれます。イヤホン、ヘッドセットのデザインは極力目立たないものを選びましょう。
面接を行う場所やカメラ映りの確認
面接を行う場所、カメラの映り方も事前に確認をしましょう。 まず、実施する場所は静かな場所を選びましょう。 カフェや学校は周囲の音を拾う可能性が高く、人の出入りもあるのでおすすめではありません。 自宅やレンタルオフィスが好ましいでしょう。 カメラ映りに関しては、目線と同じ高さにカメラ位置を持ってくることがおすすめです。
尚、映る範囲ですが、顔だけしか映さない方がいらっしゃいますが、正直違和感があります。 胸から上が映る程度の距離感で調整しましょう。 明るさに関しても暗かったり逆光になると、相手があなたの表情を見えず、評価が難しくなります。 デスクライトや照明を用意し、印象UPにつなげましょう。
オンライン面接中に意識したいポイント
最後に、オンライン面接で意識したいポイントについて紹介します。 すぐに実践できる内容ですので、必ず実践をしましょう。
視線をカメラに向ける
オンライン面接では、画面に映る相手の表情や自分自身の表情に目が行きがちですが、自分自身が話をするとき、話を聞くとき両方とも適宜カメラに目線を向けましょう。 特に話すときは、実際に相手が目の前にいるつもりで話をすることで、棒読み感が抜け、熱意や思いが伝わりやすいです。 目線があまりにも下を行き過ぎると、カンペを読んでいるように怪しまれる可能性もあるので要注意です。
会話を意識する
オンライン面接では、対面時よりも相手の話にきちんと耳を傾けることに気を配りましょう。 相手が何を求めていて、どのような内容を話すべきかしっかりと意図をくみ取りながら会話を進めることで、良質な会話のキャッチボールができます。 オンライン面接では会話にタイムラグも発生しがちです。そのため十分に間をあけて会話をし、相手の話を遮らないようにしましょう。
起きうるトラブルを想定しておく
トラブルが起きた際に、パニックにならないように想定しておくことも大切です。 例えば「画面がフリーズした時は、5分経っても正常に戻らない場合は緊急連絡先へ電話をする」などアドリブの対応力も評価対象となる場合がありますので、事前に周囲に情報収集をし、起きうるトラブルを把握しておきましょう。
まとめ
今回は、「オンライン面接と対面面接の違い」についてご紹介をしました。 オンライン面接の歴史はまだまだ浅く、中には間違った情報が出回っている場合もあります。 ネットだけではなく、就活友達や先生、先輩からも情報を収集しながら準備を進めていきましょう。