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就活で企業のエントリー数はいくつぐらいが良いの?

就活生の中には、自身が志望する業種だけにだけに絞って数社のみのエントリーで進める人もいれば、50社、多ければ100社とエントリーする人もいます。これから就活を進めていくにあたって、エントリーする企業の数はどれくらいが適切なのか、不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、総エントリー数の平均やエントリーが多い場合、少ない場合それぞれの良い点と悪い点についてお伝えします。

これから就活を始める、もしくは既に進めているみなさんの参考になれば幸いです。

エントリー社数の平均は?

昨年、2021年度卒の就活生1人あたりのエントリー社数の平均は26.9社と言われています。
ここで注意していただきたいのは、エントリー数の量=内定社数ではないということです。
エントリーすればするほど内定が出るわけではありません。自己分析や業界研究をする中で、自分はどんな業種や職種の仕事に就きたいのか?を考えていく中で自然とエントリー数が増えていく形が理想と言えます。

エントリー数が多い場合のメリット・デメリット

ではまず、エントリー数が多い場合はどのようなメリット、デメリットがあるのか?についてお伝えしていきます。

業界研究につながる

まず1つ目のメリットとしては、エントリー数が多い=様々な企業が目に触れるため、自然と業界研究につながります。
「自分はこの業界が向いてる!」と始めから思い込みで業界を絞り込まずに、知見を広げるという意味でも、まずは様々な業界の企業説明会に参加したり、エントリーしたりすることもおすすめです。
視野が広がるだけでなく、「世の中にはこんな仕事もあるのか」という気付きにも繋がります。

様々な企業の話を聞ける

2つ目のメリットとしては、エントリー数が多い分、様々な企業の話を聞けることです。選考に進むまでは興味関心がなかったとしても、実際に説明会に参加したり面接を受けてみると、意外と自分に合いそうな業界だった、という発見に繋がることも多々あります。
就活生のみなさんは実際に社会に出て仕事をした経験がない分、業界研究や企業研究といった自身の主観だけで合う企業、合わない企業を見極めるのは、至極難しいと言えます。

興味がなくとも、実際に選考を受けてみて初めて気が付く業界や企業の魅力がきっとあります。
視野や選択肢を広げるためにも、まずはたくさんの企業にエントリーしてみてもいいかもしれません。

複数社の選考日程が被ることがある

一方デメリットとしては、エントリー数が多くなればなるほど、相対的に説明会や面接など、選考の日程が被ること出てきます。また、数多くの企業の選考が同時に進んでいくため、スケジュール管理がきちんとできていないと抜け漏れが起こりやすくなります。

手帳型のカレンダーなどを活用して、1社ごとのスケジュールを管理する必要があります。
最近だと、スマホアプリでも便利なスケジュール管理アプリも使うことができますが、形式問わず、自身がすぐに確認できるツールを用いることが大切です。

エントリー数が少ない場合のメリット・デメリット

続いて、エントリー数が少ない場合のメリット、デメリットについてお伝えします。

行きたい業界や企業に集中できる

1つ目のメリットとしては、学生時代から行ってきた活動の経験、体験を通じて、既に将来やりたいことが明確になっている、就きたい仕事を決めている人にとっては、少ないエントリー数で勝負することにより、集中して、効率的に就活を進めることができます。
もし選考に進む中で自身が思い描いていた業界とは違った、となった場合に備えて、類似業界や別業界等にもある程度はエントリーしておくことをおすすめします。

業界、目標が絞られるので志望意欲が高まる

2つ目のメリットは、エントリー数が少なければその分志望意欲が高まることです。志望する業界や企業を絞り込めば、自然と「絶対にこの企業に入りたい!」という意欲が高まります。

もちろん、就活において面接やグループディスカッションなどでの受け答えや立ち振る舞い、コミュニケーション能力といったスキルは大切ですが、志望企業に対する意欲や熱意も企業側が就活生に求める重要な要素の1つです。

この点で言えば、エントリー数が多い就活生よりも、ある程度数を絞って活動している就活生のほうが、1社1社への志望意欲は高く、その気持ちも企業に伝わります。

視野が狭まる

最後にデメリットですが、これまでの学生時代の経験や、入念な企業研究、自己分析を行ったうえで絞り込むのはいいですが、なんとなくで「この業界、この企業が向いていそう」といった感覚でエントリーを絞り込むのは、かなりリスクが高いと言えます。
実際にその業界、企業で働いた経験がないうえに感覚や直感で決めるのは入社後のギャップを感じる原因になりかねません。

まとめ

ここまでお伝えしたように、エントリー数の多い少ないは一長一短です。
しかし、志望業界、志望企業が定まらないからといって、エントリー数を増やせば増やすだけいいというものではありません。
大切なのは、できるだけ自分の希望や特性に合った企業にエントリーするということです。その本質を見失わないようにしてください。
スケジュール的に無理のないエントリー数で、今回ご紹介したポイントも参考に、就活をスムーズに進めていくヒントになれば幸いです。

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