大事なのは答えより考え方。プロダクトで戦えるIT企業に@Fullon株式会社

インタビュー記事

今回は、Fullon株式会社のCEOである木下賢司様に社内の教育の施策についてお話を伺います。
2008年に設立をしてからIT事業で急成長を遂げられました。
独自の技術を駆使されており、Fullon様だからこそできる経験、
身につくスキルが存分に伝わる魅力たっぷりのインタビューでした。

プロダクトで戦えるIT企業に

Q:創業のきっかけを教えてください。

社名が知れ渡らなくても、私たちの商品を世の中が知ってくれたら嬉しい

木下賢司様:(以下、木下様):理由は2つあります。

1つ目は、前職のIT企業に勤めていて、優秀なエンジニアがいるのに力を活かしきれていないと感じました。働いているうちに、もしかしたら自分の力で、社会に対してもっともっと良い提案ができると思っていました。

2つ目は、自社オリジナル製品を作りたいという思いです。
日本のIT業界は、大半は受注ビジネス(顧客から製造・納品を依頼されること)です。

これを行っていると、コストや時間がかなりかかるんですよ。
品質の高いものができるんですけど、海外ではほとんどが商品のようにパッケージ化(複数の要素をひとまとめにまとめること)しているのに日本はできていない。

ですから世界で戦えないITになってしまっている。
そんな問題意識をもったことが自社商品(プロダクト)を生み出したいと思った経緯です。
弊社の社名が知れ渡らなくても、
私たちの商品を世の中が知ってくれたら嬉しいなという想いから創業した会社です。

”音楽業界からIT業界へ”木下社長の創業までのキャリア

木下様:大学時代は、エレクトーンやシンセサイザーを独学でやっていました。そこからのめりこんで当時10人もいないくらいのエレクトーンサークルに入りました。
私が2年生になり幹事長になってから、歓迎会をたくさんやったり、他大学の生徒をたくさん入れたり、テレビの出演依頼が来たりと、とにかく打ち込んでいたら100人規模になっていて全国的にも有名なサークルになっていました。

ただ、大きくなれば衝突があるんですよ。
単純に比較はできないですけど、会社という組織でも同じことが言えると思うんです。
人間が一定数以上集まれば同じ問題が起きる。
会社を大きく、成長期に乗せたいという経験をサークルを通じてでき出来たのは会社を創った原体験なのかもしれないです。

大学を出てからは2年ほど音楽業界にいました。
ミュージシャンやディレクターをやっていたのですが、ふとした瞬間にこれからは音楽もインターネット配信が加速するのではないかと感じました。
その時にITの可能性に興味を持ったんです。

それからは2001年にIT業界に転職し、当初はシステムエンジニア志望で入ったのですが、「お前は営業やったほうがいいよ」と当時の社長が見抜いてくれて営業としてのキャリアを歩みました。

やっていくうちに営業の本質に気づくことができました。
その本質は
「エンジニアやプログラマー、この人たちの仕事を作るのが私たち営業マンの仕事」

だと認知できたんですよ。

営業の面白さは
「多くの人の雇用を維持するために仕事を作る。これが醍醐味なんだ」
とわかりました。
営業が楽しいと本気で思うことができましたし、
当時の社長に出会えていなかったら今の自分はいないですし、私の人生の大きな転機の1つです。

木下様の原点。「仕事を楽しむ」~前職の社長との出会い~

木下様:音楽業界に入るまでは好きなことしかやってなかったし、就活は何もやらなかったです。
ただ、好きなことをやっていたのにも関わらず、2年で飽きてしまって、
「好きなことが自分にとって適職とは限らない」ことに気づきました。

その時に前職の会社の社長と仕事ができたというのが大きかったですね。
社長は何よりも仕事を楽しんでいたんですよ。
社長の背中を追いかけたいと思い、仕事を通じて様々なものが動いているということに感動し、
いつの間にか楽しんでいました。
社長の存在と指導いただいたことが、自分にとっての考え方の原点になっています。

原点は「仕事を楽しむ」

Q:人を育てるという部分で大事にされているのはどんなところですか?

木下様:個人的に大事にしていることは、答えをすぐに言わないことですね。
すぐに教えたほうが手間がかからなく効率がいいと思うのですが、
私は「考える時間」を大切にしています。
一回考えさせて、リミットを「明日まで」、「5分間だけ」とか設けることで、次同じ壁にぶつかった時に、自分自身で対応できるように考える習慣をつけさせるようにしています。

なぜ私は今こういう行動をしたのか、「何でだと思う?」とよく聞きますね。
前職の社長もこのような思考をすることを意識していました。
すぐに答えを言ってしまうとそれはGoogleで検索したのと同じで、
考えない体質になってしまう。
考え方に磨きがかかり、全てのことを抽象化していければ無敵になれると思うんです。
そういった「思考する人材」を育てたいと考えています。

大事なのは答えより考え方

Q:最後に求める人材、活躍する人材はどのような人材でしょうか。

木下様:重要視していることが、2つあります。

1つ目は、イエスから始められる人ですね。
すぐに否定から入るのではなく、まず何か課題を与えられたら、
「はい!やります 」
とまず言えるかどうか。
これがすごく大事だと思います。
最初に相手に期待値を持たせられるかどうかがすごく重要です。
どんなことにも明るく取り組める前向きな姿勢は周りからの印象も圧倒的に違いますね。

2つ目は、今後求めたいことでもあるのですが、「チームワーク」ですね。
1人の力ではなく集団の力で業績を上げようという考え方です。
そういう人が会社に5%も入ってくれば無敵だと思います。

例えば、エンジニアだと
「自分のことだけを一生懸命やるタイプ」と、
「部下を育てて5人馬力で引っ張っていくタイプ」
を比較したときに、1人で5倍やれるならイコールですが、どこかで限界が来ると思います。
後者は、何倍もの力を秘めている、
そんな協働、協調していくことに喜びを感じられる人の可能性を信じています。

良い意味でイエスマンであれ。

Q:これからの展望をお聞かせください。

木下様:ゆくゆくは世界で戦う。そのためにはまず日本で戦えるようにしたい。
サービスを作りたくて作った会社だから、自社商品(プロダクト)開発は
失敗してでも絶対に最後まで挑戦したいですね。

弊社も新卒採用をしていますが、「こういうことやる会社だよ」って
集まってきてもらっているからこそやり切ります。

私を信じて今もこうして残ってくれているメンバー、
これからついてきてくれるメンバーに嘘はつきたくないから絶対にあきらめないですね。
メンバーの期待に応えたいです。

ゆくゆくは世界へ。

インタビュアーのコメント

今回は、Fullon株式会社代表取締役社長CEO木下様にお話を伺いました。
魅力満載のインタビューで私自身も刺激を受けました。
特に思考する人間を育成させるという部分で、情報が気軽に手軽に入手できる時代だからこそ
、考えぬく力は多くの場面で活かせる汎用性の高い1つのスキルであると感じさせられました。
私もこれから意識していく必要があると感じました。
貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

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会社概要
社名:Fullon株式会社
設立年月:2018年5月
所在地 :本社 東京都千代田区平河町2-7-2 VORT永田町4F
≪https://www.fullon.co.jp/?page_id=255≫

CEOプロフィール
木下賢司
1975年生まれ、長野県出身。
早稲田大学第一文学部西洋史学専修卒業。
2年間の音楽業界を経て、2001年にソフトウェアベンチャーに入社し、
営業部長、EC事業部副本部長、執行役員を歴任。
2008年5月、Fullon株式会社を立ち上げ代表取締役社長CEOに就任し現在に至る。

・情報産業経営者稲門会 ビジネス委員会
・ベンチャー稲門会
・一般社団法人情報サービス産業協会(JISA) 取引構造部会
・ソフトウェア事業協同組合(SBA) 専務理事
・ポストSIビジネス研究会(SBA内)
・リナックス・ビジネス・イニシアチブ(LBI) 事務局
・一般財団法人ドリーム夜さ来い祭りグローバル振興財団 事業開発委員会
・丸の内起業塾第6期卒業生
・永楽倶楽部


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