ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう@石光商事株式会社

インタビュー記事

 今回は、石光商事株式会社の浅見正明様にお話を伺いました。
 創業以来100年以上に渡って「食」を通じて世の中に貢献する心を大切に、商品開発から輸出入・販売まで多岐に渡って事業を展開されています。
 そんな、常に新たな挑戦をされている石光商事様の魅力を詳しくご紹介します。

Q:事業内容や特徴・他社との違いについてお聞かせください

事業内容

浅見正明様:(以下、浅見様):

弊社では、大きく分けて3つの事業を行っています。

1.コーヒー・飲料事業
 コーヒーの生豆の輸入販売や、輸入したコーヒー・紅茶の加工を行い、製品として販売する仕事です。

2.食品事業
 生鮮や水煮野菜などの農産品、寿司ネタを中心としたエビなど水産品、唐揚げなど鶏肉冷凍食品、フルーツ缶詰などの加工食品の販売を業務用中心に行っています。冷凍食品メーカーやお惣菜の原料、スーパー、ファミレス、回転寿司や他外食など幅広く入っており、皆様が多く口にしているものになります。

3.海外事業
 日本食の食材(味噌、醤油、焼酎、日本酒)その他、日本メーカーのお菓子などを海外にお届けしています。日本の食文化の素晴らしさを世界中の人々に伝える重要な仕事です。

総合商社・専門商社のちがい

 弊社は、食品や飲料の輸出入をしている専門商社です。

 総合商社と専門商社では、扱うもののバリエーションに違いがあります。
総合商社の場合、資源・丸太・鉄鋼など、扱うものは多岐に渡っていますが、専門商社は扱うカテゴリーが決まっています。弊社は食品業界として、食品、飲料を専門に扱っています。

 また、専門商社の中でも、卸売業者として買い付けからお客様への販売を主に行っている商社と、弊社のように、輸入や商品開発という機能まで持ち合わせている商社の2種が存在します。

食品業界としての他社との違い

 弊社は、メーカーや卸売業者、お惣菜工場、冷凍食品工場、その他にもファミリーレストランやコンビニなど、沢山な企業様とお取引をしています。商品を卸すだけではなく、大元の原料の買い付けや商品開発、それに伴って生産指導や品質管理も行います。

 また、メーカーさんのように、自社商品を限定的に販売するのではなく、お客様のニーズに合わせて商品開発をして販売しているというのも、食品専門商社としての特徴です。

他社との違い

 弊社では、購買部、営業部、仕入れ部などと部署を分けていません。一長一短ではありますが、営業担当は色んな部署と連携して仕事をしています。生産指導や商品開発、品質管理を担いつつ、実際に物を流したり、お客様に販売したりというところまで、一貫性を持って仕事をしています。

 そうすることで、営業としての知識はもちろん、商品や海外の原料、産地や為替、品質管理やお客様のニーズをスピーディーに専門的なところも捉えることができるようになります。また、商品や産地の情報をお客様にすぐに伝えられるという点もお客様にとっての付加価値であります。

 このように、ひとりの営業担当が一貫性をもって仕事に携わっているというのが、弊社の最大の特徴であり、大手企業と戦っていくうえでの強みになっているのではないかと感じています。

Q:貴社の経営理念についてお聞かせください

浅見様:

 弊社の経営理念は『ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう』です。

 私自身、この理念の解釈は様々あると思っています。

 ひとつの解釈として、会社は様々な部署が連携して仕事をすることで成り立っているからこそ、他の部署がどのようなことを行っているのか、お互いに理解し合うことで、思いやりをもって行動ができる。それが会社全体のパフォーマンス向上にもつながるという想いが込められているのではと感じています。

 仕入れ先やお客様も例外ではありません。

 弊社は、海外にも仕入れ先がありますが、そのほとんどの企業と長くお付き合いをしています。他社の場合、海外であれば1年に1回仕入れ先を訪問するだけという企業が多いですが、弊社では頻繁に訪問しています。

 見本手本を見せるだけでなく、お互いにバックグラウンドや文化を知ることで距離を縮めたり、先方の工場で一緒に検品作業を行ったり、現地の文化ではどのようなものであれば作れるのかを一緒に考えるなど、とにかく相手と密なコミュニケーションをとることを大切にしています。

 だからこそ、本来直接やりとりする担当者だけではなく、製造部や生産部、現場のパートの方も私たちの顔を覚えてくれています。このように弊社では、社内外問わず、関わる全ての人と『ともに』ということを何より大切にしています。

Q:貴社の社員教育についてお聞かせください

内定者研修

浅見様:

 入社後の働くイメージを掴んでもらうことを目的に、内定式後から研修を始めます。
 具体的には、定期的なウェブ面談や、弊社で開発している商品の試食や試飲。eラーニングでビジネスマナーやビジネスマインド、PCスキルを学んでいただいています。

 また、今年は入社1カ月前の3月に、営業の流れを体験するワークにて、自社商品を題材に、皆の前でプレゼンテーションも行いました。

 これらはもちろん、入社後にも復習として学びなおす機会を設けていますが、内定者の時期から、学生との違いを感じ、社会人としての意識を高めていただくためにも行っています。

入社後研修

 入社後は1か月間かけて様々な項目の研修を行っています。

  • 部署説明
  • ビジネスマナー
  • 報連相
  • コンプライアンス
  • プレゼンテーション
  • ロジカルシンキング
  • SDGs
  • 数字の見方と新聞の読み方
  • 電話応対のロールプレイング
  • PCスキルの基礎と応用編

 この他にも様々ある研修項目を1カ月間かけて行います。

 今年は応用として、『SDGs』『プレゼンテーション』『部署説明』この3つの研修で学んだことを活かして、最終的にSDGsのビジネスモデルのアイデアを皆の前で発表してもする機会なども設けました。

 座学をなるべく少なくし、ワーク形式でアウトプットする機会を多く取り入れています。たくさん考えて失敗し、そこからいかに気づきを得られるかをこの1か月間の研修では何より大切にしています。

フォローアップ

 入社6カ月後には、入社時に行った研修がしっかりと身についているかを確認することを目的に、また入社2年目の6カ月が経過した頃にも「先輩になるとはどういうことか」を考えることを目的としたフォローアップ研修も行います。

ジョブローテーション

 本配属でのミスマッチを減らすために、入社後は1年かけてジョブローテーションを行います。営業や内勤、食品やコーヒー、品質管理や貿易通関など、様々な部署を回った後に、本配属が決定します。

 また本配属後にも、人事や経営層に「自分はこういうことがしたい」と伝えられる制度も設けているので、若手のうちから、1つの部署の業務だけではなく、様々なことにチャレンジできる環境です。

社内留学制度

 主に中途入社の社員に向けて、社内留学制度を設けています。
 たとえ短期間でも、他の部署を経験し、業務内容やスケジュール感を知ることで、今後自分の業務と、どう連携し協力し合えるかを知ってもらうために行っています。

Q:過去の失敗から、現在はどういう変化を遂げられたのかお聞かせください

浅見様:

 新入社員の教育ばかりに目を向けてしまっていたことです。

 中途入社の社員については、キャリアで採用しているということもあり、入社後すぐに本配属にしてしまったり、研修内容も新入社員ほど手厚くできていませんでした。この対策のひとつとして、現在は社内留学制度を設けています。

 その他にも今後は、入社2~3年目以降の中堅層にあたる社員への教育にも力を入れていこうと思っています。「後輩を指導していく立場として、どのようなことを意識していかなくてはならないのか」を考える機会を設けていきます。

Q:今後の会社の展望は?

浅見様:

 弊社が目指すのは『200年続く会社』です。
そのためにも、SDGsをビジネスモデルに組み込むことで、ただ利益を上げるだけではなく、社会問題の解決も行っていきます。

 その第一歩がコーヒー事業です。
 コーヒーを抽出した残りかすを、近畿大学との共同でバイオマスという燃料にしてもらい、それを用いて自社の工場で焙煎してまたコーヒーを作るという取り組みを行っています。これによって食品ロスが減少し、社会問題の解決へと一歩前進します。

 また購入者は主に、この取り組みに価値を見出し共感して下さっている方なので、値段や味とはまた別のベクトルで購入してくれています。今後はこれまでとはちがう、競合が少ない新たな市場へと規模に広げていきます。

 また、コーヒー以外にも食品において、SDGsに配慮した取り組みを進めていきたいです。

Q:どのような人材を求めていますか?

浅見様:

 何より『相手の意見を聴き、自分の意見をわかりやすく伝え、意見や立場の違いを理解する柔軟性を持ってチームプレーができる方』を弊社では求めています。

 今後社会では、幅広い年齢層、役職、価値観をもつ人と関わっていくことになります。そんな中で、周りの人の意見を素直に受け止めて吸収し、パフォーマンスを上げられるかどうかが大切です。仕事はひとりではできません。様々な方々とのチームプレーや協調性が求められます。

 また、弊社で活躍している若手の特徴のひとつとして、『何事も自分から興味をもって話しかけにいける』という点も挙げられます。簡単なことで言うと、人の顔や名前を覚える。その人がどのような事をしているのか、どのような背景があるのかなど。どんなに小さなことにでも興味を持てる人は、吸収するスピードも速いですし、そこから仕事へと繋げている者も中にはいます。

Q:学生の皆様へメッセージをお願いします

浅見様:

 自己分析・企業研究をしっかりと行っていただきたいです。

 自己分析については、何にやりがいを感じるのか。ご自身の性格上の向き不向きなど、これまでのエピソードと照らし合わせたときに、これまでどんなときに共通して楽しいと感じられたのかを、自己分析を通して見つけていただきたいです。そうすることで、確固たる『ブレない軸』ができるはずです。

 企業研究については、まずは視野を広げるということを大切にしていただきたいです。

 仮に「絶対にこの業界に進みたい」と思っているものがあったとしても、他の業界にも目を向けてみてください。仮に食が好きで、食品業界に進みたいと思っているのであれば、その好きが本当なのかを確かめるためにも、様々な業界、企業の説明会を聞いたうえで、しっかりと企業研究を行い、その企業と自分のどういう部分がマッチするのかを考えてみてください。

 入社時点で『ブレない軸』をもっていれば、今後働いていく中で、もし部署や仕事内容が変わってしまったとしても、その中でやりがいを見つけて仕事ができるはずです。

インタビュアーのコメント

 今回は、石光商事株式会社の浅見正明様にお話を伺いました。

 お話を伺って、社員の方はもちろん、仕入れ先やお客様、関わる全ての人とのつながりを本当に大切にされているのだなと感じさせられました。それだけでなく、『ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう』という理念を軸に、常に新たな取り組みをされていらっしゃるという点については、私自身かなり刺激になりました。

 浅見様、今回は貴重なお話を誠にありがとうございました。

(インタビュアー:北本)

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会社概要

社名:石光商事株式会社
創業:1906年7月1日
設立:1951年5月14日
所在地:神戸市灘区岩屋南町4番40号
ホームページ:http://www.ishimitsu.co.jp/

【人事プロフィール】

浅見 正明
・2011年新卒入社
・当時は就職氷河期で200社、300社と受けてやっと内定をもらった先
・決め手は素の自分でリラックスして楽しく選考を受けることができ、人の良さから働いているイメージができたこと
・会社のどの部署でも自分のやりがいを感じそうで楽しそうと感じたこと
・入社後は東京農産チームにて野菜(主に筍、蓮根など)の営業を8年
・最初は内勤業務で商売の流れを学び、システムや交渉、海外やりとり、品質管理や貿易なども勉強
・海外(中国)にもどんどん行き、中国語も独学で習得。
・仕入れや製造立会での品質管理や商品開発、国内も日本全国営業と飛び回る
・30歳になる前に、人事での採用をやりたい想いがあり、キャリアチェンジ
・現在は新卒、中途、派遣など採用全般、研修全般、人事制度改革や労務管理、総務関連業務など幅広く総務人事での業務に従事

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