INTERVIEW
プリムイソベン株式会社
#風通しの良い環境で、のびのびと「食」の可能性を追求
今回は、プリムイソベン株式会社の萩原様にお話をお伺いしました。
プリムイソベン株式会社様は、コンビニエンスストアへの中食商品の提供、オリジナル商品の開発・提案を行っています。創業から来年で50年になるプリムイソベン株式会社様。長くお客様に愛され続けてきた理由はもちろん、働く社員の教育や職場環境についても話していただきましたので、余すことなくお届けしていきます。
目次
まずは、事業内容についてお聞かせください。
萩原様:
主に、2つの事業を展開しています。
1つは、東海地方のファミリーマート1200店舗に向けて、お弁当やおにぎりといった中食商品の製造販売を行っています。もう1つは、自社ブランド商品の開発・提案です。どちらも、その時代のニーズに対応しながら、最新機器を使用した、高品質で美味しい商品を届けられるように取り組んできました。地域の食を支える会社として『より手作りで、より美味しく』をモットーに、コンビニエンスストアやドラッグストアと共に事業も成長し続けています。
事業を成長させていく中で、大切にしていることはありますか?
萩原様:
【お客様に満足いただけるサービスや商品を提供する】ことです。
経営理念に近い考えでもあり、当社が所属するホールディングス全体でも、サービスや商品を買うお客様を意識した仕事ができるよう徹底していますよ。
全社員がお客様のほうを向いて一致団結できているのは、当社の強みとも言えます。
――全社員には、どのように浸透させているのでしょうか?
萩原様:
社員は、入社式などのタイミングで、社長から直接話を聞くことができます。1年間の行動指針を直接示してもらえるので、浸透するのも早いです。
パートの方は、そういった式はありませんが、商品を綺麗に作ることがお客様を大切にすることにつながっています。もちろんこれは、パートの方に限らず、全従業員が意識していることですね。
新入社員の教育内容についてお聞かせください。
萩原様:
入社後は、食品製造の基礎を学ぶ『現場研修』を、半年間行います。
各部署を回ってもらい、一通りの仕事を覚えてもらいます。盛り付け、調理といった現場はもちろん、開発や品質管理の部門も回ります。開発をするうえで大切なマーケティングリサーチや、品質管理のための商品検査なども経験していきますよ。
基本は現場ですが、週1回は座学や工場見学なども行います。座学に関しては、今年からスタートした取り組みです。その中でも読書会は、課題図書を各自読んで、感想を発表し合うという内容で、仲間がどんな考えを持っているのかを理解する時間となっています。今年は『世界一清潔な空港の清掃員』を課題にしたかなと。読みやすいものをチョイスしていますので、楽しみながら参加できると思います。また、外部研修として、月1回は社外の方と関わる機会も設けています。毎日工場に通う環境から少し離れてもらい、リフレッシュしていただくのがねらいです。
――今年から始まったという座学の目的は何でしょうか?
萩原様:
ずっと現場にいると、ただ言われたことをやるというマインドになってしまいがち。
社員一人一人が「自分で考える」機会を作りたくて、読書会などの座学を実施しています。
――自分で考えて行動する力を養っているのですね。
配属後のフォローについてお聞かせください。
萩原様:
一人の先輩がサポート役となる『メンター制度』を設けています。
OJTと似たような形で、日報のフィードバックをしたり、その都度疑問に応えたりしていますよ。目的は、新入社員が孤立しないようにすること。コミュニケーションを欠かさず、丁寧に育てていきます。
人に寄りますが、一人前になるのは大体3年くらい。製造だと現場を一人で回せるようになること、開発だと7つの作業項目を全てできるようになることが、一人前の条件です。それまでは、メンターの先輩がしっかり付いて指導していきますので、焦らず着実に進んでいきましょう。
――なんだか温かい雰囲気を感じますね。
社内の雰囲気についてお聞かせください。
萩原様:
風通しが良く、話しやすい雰囲気です。私たちの仕事は、他部署との交流が必要不可欠。例えば、調理の部署にいても、盛り付けとコミュニケーションを取って円滑に工程を進めていかなくてはいけません。工場全体で作業を進めていく分、話しやすい雰囲気はあります。工場長や課長などの役職者と話す機会も日常的にあり、風通しの良さも魅力です。
社員同士でプライベートの話もよくしていて、趣味の話だと「同じだね」と先輩から新入社員に話しかけることも。自然とみんなで話が盛り上がっていることが多いですね。
また、歓迎会なども再開しているため、よりコミュニケーションが取りやすくなっていると思います。みんなでBBQやキャンプに行くような仲の良いグループもありますよ。
――とても仲良しですね。萩原さん自身は、会社のどこが一番好きですか?
萩原様:
やっぱり、話しやすいところでしょうか。
入社直後は、わからないことだらけで、気軽に質問できる環境があるのはとても嬉しいことだなと感じました。
現在は私も、新入社員2人のメンターをしていて、毎週金曜日には、疑問や悩みを聞く時間を取るようにしています。「今週どうだった?」というような気軽な雰囲気で話を聞いているのですが、「特に何もありませんでした」と返ってくる週もあります。
でも、小さな悩みが積み重って“会社に行くのが嫌だな”という気持ちにはなってほしくないと考えているので、これからも取り組み続けていきます!
新入社員には、将来どのように育ってほしいですか?
萩原様:
広い視野で物事を見られる人になってほしいです。
製造は作業するだけというイメージだと思いますが、社員は、作業だけではなく管理という仕事も担います。私もよく上司に言われているのですが「点ではなく線で仕事をする」という意識をもてると良いですね。次のことを考えて行動できる人になってもらえると嬉しいです。
――視野を広げるための教育は行っているのでしょうか?
萩原様:
自分の部署だけではなく、工場全体の動きを考えられるように『ジョブローテーション』を実施しています。その人の状況によりますが、約1~3年のスパンで異動を行いながら、2つから3つの部署を経験してもらっています。私もこれまでに2部署を経験していますよ。
――異動したい部署を希望することもできますか?
萩原様:
上司に言っていただければ、異動できる可能性は高いです。
当社では、半年に一度、人事評価の面談を行っていて、その際、部署異動を願い出る方もいますよ。言えば必ず叶うというわけではないのですが、挑戦したいことがあるなら、自分の意思を伝えることは大事だと思います。
どのような方に入社してほしいですか?
萩原様:
一言でいうと『成長意欲のある方』です。
マニュアルどおりに進まない仕事が多いため、自ら考えて行動できる成長意欲が大切になっていきます。さらに、ジョブローテーションを通して、新しいことに挑戦する機会もあります。それを嫌だと思わず、成長できるチャンスと捉えて前向きに取り組める人は活躍でき、当社の雰囲気にも合っていると思いますよ。
――実際には、どんな方が活躍していますか?
萩原様:
『自己発信力』『コミュニケーション力』がある人が活躍しています。
現場は、毎週作るものが変わったり、セールが入ってきたり、機械が故障したり、と常にイレギュラーが発生しています。経験がなくてどうしたらいいか分からない時に、誰かに聞くといった行動ができる人は活躍していますね。
あとは、リーダータイプではないのですが、自分の部署を円滑に回していくために、コツコツと作業する職人気質の人も活躍しているかもしれません。
社員教育について、今後の取り組みはどのようにお考えですか?
萩原様:
既存社員の教育を強化したいと考えています。
特に、リーダーを目指したい方たちに向けて、外部研修などを設けていきたいです。
――その他、社内の取組で今後やっていきたいことはありますか?
萩原様:
有給取得のしやすさや年間休日の増加など、福利厚生面を充実させていきたいです。
まずは、現在の社員3割が女性という点から、女性が働きやすい環境整備に注力していく予定です。産休育休制度を整え、ライフステージが変わっても働き続けられるようにしていきますので、求職者のみなさんにも注目していただければと思います。
最後に、就職活動中の方に向けて一言お願いします。
萩原様:
食べることが好き、料理を作ることが好き、食品に少しでも興味があるという方であれば、どなたも歓迎いたします。まずは、当社の雰囲気を見にきてください。いつでもお待ちしています!
インタビュアーのコメント
今回はプリムイソベン株式会社の萩原様にお話を伺いました。創業から約50年、地域の「食」に貢献してきたプリムイソベン株式会社様。話をお聞きしながら、これまで大手のコンビニエンスストアに愛されてきたのは、社員間のコミュニケーションが取れた丁寧な仕事にあるのではないかと感じました。また、ジョブローテーションの実施など、温かいだけではなく、現場の厳しさもきちんと教えてもらえるメリハリのある環境が整っていました。食に携わる厳しさを知りながら、人としても成長していける職場なのではないでしょうか。
「料理を食べたり作ったりするのが好き」「地域の食に携わりたい」「風通しの良い職場で食に関わる仕事がしたい」「気軽に相談できる職場で働きたい」という方は、ぜひ応募を検討してみてはいかがでしょうか。萩原様、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
応募はこちらから!
採用サイト:http://www.primeisoben.co.jp/rectuit.html
リクナビ:https://job.rikunabi.com/2024/company/r376310046/
会社概要
会社名:プリムイソベン株式会社
本社住所:愛知県名古屋市西区丸野2丁目14番地
代表取締役:代表取締役社長 小林 一茂
設立:1974年4月
HP:http://www.primeisoben.co.jp/
担当者プロフィール
採用担当 萩原 奈緒子
2017年入社。入社後は品質管理室に配属、2年目から規格管理課に異動、2021年より採用担当を兼任。
採用活動から入社後の新入社員のフォローも行っています!