就活で挫折経験を聞かれるのはなぜ?回答事例もご紹介
皆さんこんにちは。皆さんは就活を進めていく中で、過去の挫折経験を聞かれたことはないでしょうか?
多くの方は少なくとも1度はあるのではないかと思います。
では、何故就活において過去の挫折経験を企業は聞くのでしょうか?
今回は就活において挫折経験を聞かれる理由と、回答事例についてお伝えします。
就活で挫折経験を聞かれる理由
早速、就活では何故挫折経験を聞かれるのかをお伝えします。
結論からお伝えすると、面接官は選考に進んできた皆さんのことを知りたいためです。
面接官は皆さんの性格や、人間性を知っているということはありません。
どんなに知っていたとしても、エントリーシートの内容くらいです。
そのため、今後一緒に働くかもしれない皆さんのことをもっと深く知りたいのです。
また、挫折経験はその人が立ち直るまでの過程や、行動改善の行い方を判断することが
できるため特に重要視されます。
挫折経験を回答するときのポイント
皆さんは自分の挫折経験を回答する際に、面接官がどのような箇所を注目的に見ていて、
どのようなことを知りたいのかを知っていますでしょうか?
事前に面接官の知りたい箇所を押さえておくことで、まとまりのある回答をすることができます。
この項目では、挫折経験の回答をより良い内容にしていくためのポイントについて
お伝えします。
わかりやすい回答の構成を考える
挫折経験を回答する中でまず大切なことは回答の構成です。
結論→いつ、どんな挫折をしたのか→理由→自分の行動→結果、この順序で伝えると、面接官は会話の内容をすんなりと理解してもらいやすいです。
何故ならこの会話の構成は、社会人の会話の基本である「結論ファースト」に基づいた仕組みだからです。
是非、挫折経験以外でも利用してください。
目標に向かって努力したプロセスを説明する
挫折経験を伝えるうえで面接官が気になる部分は、皆さんがどのようにして挫折を乗り越えたのかです。
挫折経験はどのような内容でも良く、自分が感じたことからどのようなアプローチをしたのかを伝えましょう。
面接官はこの内容を知ることで、社会に出てからの逆境力を知ることができるほか、
過去の失敗から学ぶ姿勢を持っている人材か見極めることができます。
自分自身が挫折からどのようなアプローチを取ったのかを具体的に伝えましょう。
挫折から学んだことや挫折を克服した方法を述べる
面接官は皆さんが挫折したことからどのようなことを学び、どのようなアプローチをして逆境を乗り越えたのかを知りたいと思っています。
しかし、挫折経験と学んだ内容がズレていた場合は、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。
なぜなら面接官からは、「失敗の原因を深く考えられていない」という印象を持たれてしまうためです。
挫折経験の構成が完成したら、話の内容に整合性があるか他者に話してみて、確認してもらいましょう。
挫折経験を聞かれた時の回答事例
この項目では実際に挫折経験を聞かれた時の回答事例をお伝えします。
挫折経験は人それぞれあると思いますが、この項目ではよくあるテーマに沿ってお伝えします。
受験や学業
私の1番の挫折経験は、大学の試験で学年トップの成績を出せなかったことです。
当時は自分に苦手な科目をひたすらに解き続け、頑張った数だけ成績は伸びると考えていました。
しかし、苦手科目の数は重ねても問題の根本的な解き方を理解していませんでした。
結果として学年トップの成績にはなれませんでした。
その後は二度と悔しい思いをしたくないと思い、事前に自分が理解できない問題を先生に聞きに行くようにしました。
その結果として学年トップの成績を取ることができました。
ひたむきに頑張っていたことが結果に出なかったときはショックでしたが、物事の根本を理解する重要性は職場で大いに発揮できると思います。
部活動・サークル活動
私の挫折は、大学のサークル活動で足の骨を折ってしまったことです。
原因は、準備運動を入念にしていなかったことでした。
気温が高くとも自分を過信せず、入念な準備をすることが大切だと気づき、それ以後は何事においても必要な道具や、入念な準備運動など事前準備を徹底しました。
結果として足の骨は折ってしまったものの、同学年の中で人一倍準備をする学生として
大学の教授からも褒められ、とても良い経験になったと感じております。
入念な事前準備をするという考え方は、貴社入社後も力を発揮できると感じております。
アルバイト
私の挫折経験は、大学時代のアルバイトで自分より年上の方達をまとめ上げられなかった
ことです。
私は映画館でアルバイトをしており、1年経ったころにバイトリーダーに任命されました。
しかし後輩の育成を行う中で、自分より年上の方への指示だしがうまくできず、後輩からのクレームが多く出てしまったのです。
その時に、言いにくくても年上の方への指示も出さなければ、全体がうまく行かないことに気が付きました。
その後は、後輩には仕事を教える中で自主的に考えて動くことを意識させ、年上の方にはあえて厳しく接し教育しました。
その結果後輩は自主的に働くようになり、且つ後輩が年上に指示を出せるようになりました。
この結果から得た伝え方、育成方針を御社でも発揮したいと思います。
留学
私の1番の挫折経験は、海外留学時の友人作りの経験です。
当時私は、留学をすれば外国人の友人をすぐに作れて、英語力がどんどん伸びていくだろうと考えていました。
しかし、周りはすでに英語が流暢で、私は一人ぼっちになっていました。
そこで私は勇気をもって周りの人たちに拙い英語で話しかけることで、無事友人を作ることができました。
言語の壁や、見知らぬ土地での生活は不安でしたが、何事も飛び込んでみることを学びました。
この経験から、何事にも臆せずチャレンジすることが私の強みです。御社に入社した際も
この力を発揮したいです。
まとめ
今回は、面接に置いての挫折経験にについてお伝えしました。
一見話しにくそうな内容であったとしても、事前にどんな内容を相手に伝えたいのかを明確にすることでとても魅力的な内容になります。
是非、皆さんの挫折経験を就職活動の最大の武器にしていってください。