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INTERVIEW

『あったらいいな』にお応えし 世の中の『楽』に貢献する@株式会社Ai-R

創業130年以上の長い歴史のなかで育まれたものづくりの技術や経験を生かし、情報処理機器と展示装置の2つのメイン事業を展開する株式会社Ai-R様。今回は、管理部の伊藤様にお話を伺い、理念に対する熱い思いや、社員教育の大切さを痛感したエピソード、求める人材などについてたっぷりと語っていただきました。

最初に、貴社の理念についてお聞かせください
伊藤様:
弊社は、「お客様の『あったらいいな』にお応えし、世の中の『楽』に貢献する」を経営理念に掲げ、情報システム機器の開発と製造を一貫して行う「情報機器事業」と、科学館やテーマパークなどの施設に設置する展示装置の企画から設計、制作までを行う「ディスプレイ事業」を展開しています。

「あったら(A)いいな(i)に応えて、世の中の楽(R)に貢献する」という経営理念を常に思い起こすことができるようにという願いを込めて、社名も「株式会社木下製作所」から「株式会社Ai-R」に変更しました。

モノで溢れている時代、色々なことに対応できるモノが次々と作られています。しかしそのような中でも「手の届かない痒い部分」は必ず存在していると思っています。その「手の届かない痒いところ」について「このように掻いて欲しいんだ」というお客様のニーズに対応していくのが我々の仕事であり、社会に対する我々の存在意義だと思っています。今後も、お客様の「こうして欲しい」という想いに応えていくというスタンスを大切にしていきます。

貴社の社員教育についてお聞かせください

伊藤様:
新入社員研修については、入社後の約1ヶ月間は管理部に所属し、研修を受講していただきます。研修は外部に委託し、基本的なビジネスマナーから製造現場の話、営業マナー、会議に参加する際の心構えなどを中心に学びます。研修にはさまざまな業種の新入社員が参加しています。

弊社には昨年1名の新入社員が入社しました。社内に同期がいない状況ではありましたが、研修を通して同年代の新入社員と顔見知りになり、さまざま情報交換や相談ができる機会があると、心強い部分もあるのではないかと思っています。例えば、年齢の離れている上司から「仕事はどう?」と聞かれたとしても、やはり本音を言えないこともあるとは思います。年齢の近い者同士で、悩みを相談したり、時には愚痴を言ったりしながら、仕事へのモチベーションを維持してほしいと考えています。

ーー社内では、何か独自の研修などは行っていますか?

伊藤様:
1ヶ月の新入社員研修を終えた後、ゴールデンウィーク明けから、もともと決まっていた部署に配属となります。外部の研修で網羅できなかった部分については、配属後に社内でフォローアップを行います。例えば、パソコンスキルが十分身についていない新入社員については、最低限パワポやエクセルなど業務で必要なものが使えるようにフォローしておりますし、配属先によっては設計関係の仕事を行う場合もあるのでCADの訓練も行います。

また、業界の基本的な知識を身につけてもらうために、部品の加工や組立てなどを行っている協力会社様の現場を見学させていただくこともあります。ディスプレイ事業では、商品を科学館や企業様のショールームなどに納品していますが、実際にそちらへ足を運んで納品された自社製品や他社の製品を見て勉強することもあります。

ーー社内フォローと外部研修を活用して教育をされているんですね。

伊藤様:
そうですね。これまで外部研修については、いくつかの研修会社にお願いしてきましたが、ここ数年はずっと同じ企業に依頼をしています。

現在取り入れている研修では、1か月の研修が終わった後にも、夏と冬にフォローアップ研修があります。どちらも1日だけではありますが、久しぶりに他社の新入社員の方と顔を合わせることもできますし、その機会に、実際に働いてみての悩みなども共有できたらいいなと思っています。

過去にあった社員教育について、何か課題などはありましたか?

伊藤様:
社員教育を行っての失敗ではなく、教育をしてこなかったことに対しての失敗が大きいですね。入社したばかりの新入社員を、いきなり配属先に任せてしまっていたんです。その失敗から、教育の大切さに気づくことができました。

とはいえ、昔から何もしてこなかったというわけではありません。以前はさまざまな講師を招いて研修会のようなことも行っていましたが、熱心に参加する社員と、「そういうのはちょっと…」とあまり参加しない社員で分かれてしまい、真面目に参加している社員からの不満が出るようになって、そのうち段々と企画そのものがしにくい雰囲気になってしまっていました。

ーーそこから社員教育に力を入れるようになったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

伊藤様:
社員教育をきちんと行ってこなかったが故に、役職がある程度上がった時に「必要最低限ここまでは分かっていてほしい」と会社が求めるレベルに到達していないというケースが出てきたことがきっかけでした。そのようなこともあり、社員教育というものはきちんとやるべきだと強く感じました。

ーー実際に社員教育を通じて、難しさを感じることはありますか?

伊藤様:
そうですね。私も含めて、教育をする側の社員が「俺の背中を見て学べ」と当たり前のように言われて育ってきた世代ですから、ついついその思いを押し付けてしまいそうになる時もあります。でもそうすると、今の若い世代がついていけなくなってしまうと感じているので、その点は特に気をつけています。

貴社が求める人物像についても教えていただけますか?

伊藤様:
「モノづくりが好き」という想いを根底に持っている方を弊社では求めています。そのような方に弊社に入社いただき、そのスキルをどんどん伸ばしていっていただきたいです。

現在は、モノづくりの中でも、設計技術者の採用をメインに動いています。設計技術者の方には、自分で設計をした後に現場に入っていただくこともあります。自分たちの手で実際に動かしてみて、工具を片手に「ああでもない、こうでもない」と言いながら試行錯誤していきます。そのようなことを積み重ねたうえで、お客様が求める製品を提供し、喜んでいただくということが何より大切たと思っています。

「モノをつくるのが好き」という思いが、より高みを目指す原動力に繋がるので、その気持ちを根底に持っている方にぜひ来ていただきたいです。

また、「諦めずに粘り強く頑張れる」ということも大切だと思っています。弊社では、製品の開発を行っているため、業務を行ううえで上手くいかないことも沢山出てくるかと思います。そのような時でも、諦めずに奮闘し続けられると素晴らしいですよね。

実際に貴社で活躍している方には、どのような共通点がありますか?

伊藤様:
私目線にはなりますが、真面目でとても優しい社員が多いがとても多いなと感じています。その優しさの中にも一本芯が通っている社員が特に弊社で活躍していると感じています。

例えば、お客様から依頼された製品に対して「自分はこのようなコンセプトを持って開発をしています」という芯をハッキリと持って動いているんです。その芯の強さというのが、活躍している社員に共通している部分かなと思いますね。まあ、角度を変えたら「頑固者」とも言えますが…(笑)ですが、その芯の強さはとても大切なことだと思っています。

今後の会社の展望についてお聞かせください

伊藤様:
従業員規模に関しては、現状の社員数が維持できればと思っています。また、弊社の事業のひとつである「情報機器事業」では紙を扱う装置を開発していますが、世の中は今ペーパーレス化が主流となっていますよね。その中で、弊社としては今持っている技術が紙以外の、他の対象物にも対応できるよう開発を進めています。実現に向けての技術力は十分にあると思っているので、そこに向かって今後も突き進んできます。

最後に、就職活動をしている学生の方にメッセージをお願いいたします

伊藤様:
弊社ではこれまで、お客様の「こうしてほしい」という思いに応えるということを大切にしてきました。そのためには、お客様の思いや考えに応えることができるだけの感性や技術を持った社員に集まっていただくことが必要不可欠だと感じています。だからこそ、弊社の理念に共感いただける方とぜひ一緒に働きたいと思っていますし、私たちと一緒に「モノづくり」をしていただける方を仲間として迎えたいと思っています。ぜひ皆さまのご応募をお待ちしております!

インタビュアーのコメント

今回は、株式会社Ai-Rの伊藤様にインタビューをさせていただきました。

創業して132年間モノづくりを通して、世の中に価値を生み出している企業様です。創業以来、機械、電気、制御、情報処理の独自技術をもとに製品の開発から製作、アフターサービスまでトータルで提案できる強みをもっており、科学館やテーマ―パークで事業を展開しております。常にチャレンジ精神を忘れず老舗ながら、ベンチャーのようなマインドも兼ね備えている非常に魅力的な企業様でした。

人々がこんなものが欲しいな、あったらいいなと感じるものを、技術力や創造力を活用して世の中に貢献していきたいと感じている方は非常にマッチしている企業様だと思います。是非興味のある方は、説明会や選考会など足を運んでみてください。

お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

(インタビュアー:平田)

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会社概要

社名:株式会社 Ai-R(アイアール)
創業:1889年2月11日
設立:1955年11月1日
所在地:京都府京都市中京区西ノ京右馬寮町17-3
ホームページ:http://www.ai-r.kyoto.jp/