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INTERVIEW

本質的な発想で、食の価値を共創する。@富永貿易株式会社

今回は、富永貿易株式会社の人事担当の皆様にお話を伺いました。
1923年創業。商社事業から始まり様々な事業を展開する中で、お客様のニーズに応えつづけられています。
そんな富永貿易様の取り組みや大切にされている想いを余すことなくお伝えします!

貴社の事業についてお聞かせ下さい

松本様:
弊社は、メーカー事業、商社事業、OEM事業の3つの事業を展開しています。貿易会社でありながらメーカー事業を行っているのが特徴です。

メーカー事業

松本様:
メーカー事業では、商社機能を活かして資材や原料を調達し、『神戸居留地』や『素滴しぼり』という自社ブランドのシリーズを中心に、日本全国の協力工場で清涼飲料や酒類、食品の製造、販売を行っています。

皆さんもスーパーなどで、大手メーカーのものではないリーズナブルな飲料があるのを見かけたことがあるのではないかと思います。弊社では、そのような商品を製造し、販売しています。宣伝費をかけずにできるだけ安く、消費者にお届けするというのが、このビジネスモデルの特徴です。

――ありがとうございます。どのようなことがきっかけで、このメーカー事業を始められたのですか?

松本様:
弊社はもともと、農産物を海外へ輸出する貿易会社として創業し、順調に事業を拡大してきたのですが、1985年のプラザ合意により急激に円高が進行し、輸出事業が縮小してしまいました。そこで海外から缶を輸入し、飲料メーカーに販売する事業を開始するのですが、中々その事業が軌道に乗りませんでした。

そこで1994年頃、輸入した缶に中身を詰めて、自社ブランドとして販売しようとなったのが、メーカー事業としてのはじまりでした。大手メーカーと変わりのないクオリティの飲料を製造し、それを半額ほどの価格で提供することで、大量販売に成功しました。

その他にも、缶を扱うという流れから、鯖缶など缶詰の企画販売も行っています。メーカー事業を行う会社として、ありがたい事に全国の小売店とのネットワークができてきました。それぞれのお客様からいただく「このような商品を低価格で作ってほしい」などのご依頼に応じて企画販売を行っています。

商社事業

松本様:
商社事業としては、創業当初は輸出、現在は輸入販売を中心に行っています。

主な商材の一つは、グロッサリーと呼ばれるパスタやオリーブオイル、紅茶、マヌカハニーなどです。これらを海外から輸入し、国内のスーパーや小売店に販売しています。もう一つは、アーモンドやカシューナッツ、くるみなどの原料です。国内のお菓子メーカーやパンメーカーに卸売し、そちらで加工していただき最終製品になって国内に流通しています。

その他にも、まだまだ規模は小さいですが、農産物や国産の飲料の輸出も行っています。

OEM事業

松本様:
国内のスーパーやホームセンター、ドラッグストアなど、あらゆる小売店とのネットワークができたことで、OEM(※1)の製造依頼を多くいただくようになりました。お客様それぞれのニーズに合わせて、オリジナル商品の開発をサポートしています。

※1.OEMとは
「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」を略した言葉で、日本語だと他社ブランドの製品を製造すること(あるいはその企業)を指す。

貴社の社員教育についてお聞かせください

松本様:
今年度は、入社後1週間、神戸本社にて集合研修を行った後に配属となり、その後も4月中はオンラインを活用した研修を行いました。

入社後1週間の集合研修では、主に心構えや会社の歴史、ビジネスマナーなど、社会人としての基盤を学んでいただき、配属後のオンライン研修では、社内それぞれの部署が何をしているのか、それぞれ現場社員から説明を聞く機会を設けたり、商品について学ぶ機会を設けたりしました。

そしてゴールデンウイーク明けから本格的に、部署ごとにOJT形式で実務を行うという流れです。

――ありがとうございます。ちなみに新卒1年目の工藤さんは、実際に研修を受けてみていかがでしたか?

工藤様:
そうですね。様々な社員の方に、各部署について教えていただくので、そこで会社についてより深く理解できました。私は神戸本社での配属なのですが、この1か月のオンライン研修で、別の事業所の方々と顔を合わせる貴重な機会をいただけたのもすごくよかったなと感じています。

配属後の今も、OJT担当の先輩社員である大島さんにしっかりと指導いただいています。出社の際は席が隣ですし、在宅勤務の日でも、毎日始業前と終業後に面談をしていただくなど、いつも親身にサポートしていただいています。

――先輩社員がしっかり面倒を見て下さると、新卒としてもやはり安心ですよね。

大島様:
そう思ってもらえていると嬉しいです…!(笑)

OJTに関しては工藤の場合、チーム全体の人数が、今回インタビューを受けているこの3人ということもあり、基本的に私がレクチャーしています。その他10名以上の規模の部署の場合も、OJT担当を1名決めてはいますが、担当以外の先輩社員からも指導してもらう機会があり、チーム全体で育てるという方針をとっています。

――ありがとうございます。その他にも何か教育として行われていることはありますか?

松本様:
そうですね。人事担当としては、入社後3カ月ごとに新入社員一人一人と面談を行っています。配属されたチームや仕事のこと、私生活についても、何か不安なことがないかなど、小さな声にでも耳を傾ける機会を大切にしています。

その他にも、フォローアップ研修という形で、定期的に新入社員に集合していただき研修を行っています。

配属先はどのようにして決まるのですか?

松本様:
新入社員は、基本的に神戸本社か東京支店での配属となります。
年度によって配属人数の割合が異なるので、必ず希望に沿えるとは言えませんが、もちろん一人一人に希望はとっています。

職種としては、総合職、一般職での採用を行っています。

総合職の方には営業として、まずは国内の小売店に対して自社商品の販売を行っていただきます。経験を積んだ後に、営業としてキャリアを続けていくのか、他部門での業務にチャレンジするのか本人の希望や適性を考慮しながら転勤も含めキャリアステップを描いていき、将来的には基幹管理職になることを期待します。

一般職の方には主に営業部門や管理部門で総合職のアシスタントとしての役割を担っていただきます。部署異動の可能性はありますが基本的に転勤はありません。キャリアを重ねる中で所属部門がより良い機能を果たすよう企画、改善立案ができるエキスパートな社員になることを期待します。

教育について、何か課題感はございますか?

松本様:
そうですね。会社としての課題感としては、入社後の教育がOJT主体となってしまっていることです。今後集合研修を体系的に整えていければと思っています。それにプラス階層別で、入社何年目かの社員を集めての研修や、管理職向けの研修も行う予定ではあるのですが、まだ完全に整っているわけではないので、その点も今後構築していこうと思っています。

――ありがとうございます。その他にも教育についての展望はございますか?

松本様:
そうですね。その都度いいなと思ったカリキュラムをどんどん取り入れていき、毎年進化させていきたいですね

今年4月から1か月間実施したオンライン研修についても、昨年度の新入社員研修で良かった点を活かしました。昨年は、コロナが未知のウイルスということもあり、6月中旬まで完全在宅勤務でした。そこで現場社員の協力のもとで、初めてオンラインでの研修を取り入れ、各部署がどのようなことを行っているのか学ぶなどのカリキュラムをつくりました。

一般的には、配属先のチームでしかコミュニケーションをとらないケースが多いと思いますが、オンラインを活用することで、全国の事業所から講師を選任して、関わる機会をつくることができたのはすごく良かったですし、今後も継続していきたい取り組みの一つです。

今後の会社の展望は?

松本様:
消費者の関心やニーズの変化、また少子高齢化や女性の社会進出など取り巻く環境の変化に伴い、大量生産大量消費の時代は終わりを迎えつつあります。
今後は消費者に情緒的に訴えかける、より一層価値ある『モノづくり』『仕組み作り』にチャレンジしていきたいと思っています。より豊かな食を支える企業として社会から必要とされる企業を目指して努力したいですね。

また変化も必要ですが、守り続けたいこともあります。「社会に寄り添い、価値に見合った価格で商品を提供すること」を変えるつもりはありません。消費者の味方である会社。取引先様、社員にとって良い会社。すべての方に誠実かつ感謝を持ちつつ、会社の成長のために投資や人材採用、待遇を考え、変化する時代への対応力を備え続けたいです。

どのような人材を求めていますか?

工藤様:
私としては『素直な方』『積極的に学ぶ姿勢を持っている方』にぜひ入社していただきたいと思っています。

――なるほど。ちなみにそう思われるようになったきっかけなどはございますか?

工藤様:
はい。先日オンラインで内定者同士の顔合わせを行ったのですが、自己紹介ワーク等のカリキュラムがある中で、私たち社員側は「質問し合えるかな」「盛り上がるかな」など、正直すこし不安に思っていました。しかしそんな心配も裏腹に、各々相手に興味を持って質問し合っていたり、積極的に発言してくれたりと、良い雰囲気をつくってくれていました。

この姿を見ていて、何に対しても積極的に興味を持って学ぶ姿勢を持っている方に入社していただきたいと思うようになりました。

――ありがとうございます。ぜひ松本様、大島様にもお伺いできればと…(笑)

松本様:
会社としては、弊社のスピリットである

  • 徹底完遂
  • 創意工夫
  • プロフェッショナル
  • チームワーク
  • 凡事徹底

この5つを大切にしています。

その中でも、学生の方に対しては、特に『凡事徹底』を重要視しています。当たり前のことを当たり前に行うということですね。これも先ほどの工藤の話にもつながりますが、真面目に素直に仕事に取り組む姿勢のある方を会社としては求めています。

そして、私個人としては『どのような状況でもポジティブに仕事に取り組むことができる』そのような人材がいいなとも思っています。

これから仕事を行っていく上で、もちろん失敗することもあると思います。その原因をつきつめて、同じ失敗をしないように対策を練ることも大事ですが、失敗に囚われすぎるのではなく、何でも楽しく前向きに取り組めるかということも、私としては大切にしていただきたいと思っています。チーム皆で前向きに取り組むことができる環境づくりや、そのような雰囲気をつくってくれる方にぜひ入社していただきたいです。

大島様:
そうですね。私としては、『与えられたものに対して、何事も楽しみを見つけながら働ける人』がすごくいいなと思っています。

これは先ほどの工藤や松本の話にもつながりますが、学生の時と、入社後では何かしらのギャップはあると思いますし、自身がやりたかったことと配属先での業務が必ずしも合うとは限りません。ですが、与えられた業務の中で、楽しさややりがいを見つけて業務に取り組むことができれば、自分だけでなく周りにもいい影響を与えられのではないかと思っています。

特に社歴が長くなってくると、ただ業務をこなすということが多くなってしまうので、新入社員ならではのフレッシュさと、楽しみながら仕事をする姿で、先輩社員もモチベーションも上げてくれるような方にぜひ来ていただきたいです。

――ありがとうございます。ちなみにいま皆様が仰っていた人物像が、貴社で実際に活躍されている若手社員の特徴にもマッチしているのでしょうか?

大島様:
そうですね。活躍している社員については、周りから見ても楽しそうに仕事をしているなとか、一生懸命やっているなというよう印象を受けることが多いです。

新卒社員の工藤さんにぜひ、入社のきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか

工藤様:
私が入社したきっかけは『人がよかった』ということです。

とは言っても、就活中や内定者の時期は人事担当の方としか関わりをもつことがなかったので、実は入社前「もし恐い先輩社員がいたらどうしよう」と結構不安に思っていました(笑)ただ実際入社してみると、全然そんなことなかったです。

役職が上の方も、かなりフレンドリーに話かけてくださったり、業務上あまり関わる機会がない方も、社内で会ったときに「何かわからないことある?」などと話しかけてくださったり、すごく気さくな方が多いんだなと感じています。これは良い意味でのギャップですね。

――ありがとうございます。ちなみに、同期の方の入社のきっかけなど、もしご存じであれば伺ってもよろしいでしょうか?

工藤様:
そうですね。同期も私と同じく『』と言っていた者もいましたし、その他にも総合職の同期は『商品開発ができる』ということに魅力を感じたと言う者もいました。

商品開発を志望している学生の方は大勢いらっしゃるとは思いますが、一般的には、中々その部署に配属されるのは難しいです。しかし弊社では、営業部の者でも商品開発に携わる機会があるので、そこに惹かれて入社したと言っていました。

学生の皆様へメッセージをお願いします

大島様:
弊社の商品は、最終消費者(スーパーなどで商品を購入されるお客様)にとっては、まだまだ知名度が高い会社とは言えません。私自身、就活をしていたときは弊社のことを全然知らなかったのですが、会社説明会で話を聞いて、面白そうな会社だなと思ったことがきっかけで選考に進みました。やはりホームページの情報だけでなく、実際に話を聞いてみないとわからないことも沢山あるのだなと感じています

だからこそ皆さんにもぜひ、知名度のある企業はもちろん、あまり広告を出していないような中小企業にも、様々足を運んでいただければと思います。その中でそれぞれ面白そうと思った企業の選考にぜひ進んでいただきたいですし、それが弊社であれば嬉しいです!

工藤様:
皆さんが今後就職活動をされる中で、企業のことを知ろうにも、コロナの影響で会社に行けなかったり、社員の方としか会う機会が少なかったりと、すごく限られたものになってしまうかもしれません。

ただそんな中でも、自分の中で「これだけは絶対に譲れない」というポイントを絞って、今ある環境の中でご自身ができることを行い、悔いのないような就職活動をしていただきたいです。

松本様:
学生の皆さんには、会社の知名度だけではなく「どのように働きたいのか」「どのような人たちと働きたいのか」「どのような環境で働きたいのか」など、しっかりと突き詰めたうえで、入社する会社を選んでいただきたいです。

就職活動のこの時期は、人生の中で最も様々な業界、企業と接点をもつことのできる貴重な機会だと思います。私自身もそうでしたが、たまたま出会った中で、何か惹かれる部分などがあれば、その点を重視して考えてみてください。

そういった意味では、弊社は食品を扱う業界の中では面白いポジションにいると思うので、少しでも食品に興味を持たれている方がいらっしゃったら、ぜひ弊社を覗いていただければと思います!

インタビュアーのコメント

今回は、富永貿易株式会社の人事担当の皆様にお話を伺いました!
お話を伺っていて、お客様だけではなく社員、就活生など、それぞれ相手の目線で寄り添うことを何より大切にされていらっしゃるのだなと感じました。「何事も前向きにチャレンジできる!」という方は、ぜひ選考に進まれてみてはいかがでしょうか。
今回はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました!

(インタビュアー:北本)

応募はこちらから!

▼公式採用サイト
https://www.tominaga.co.jp/recruit/

▼マイナビ
https://job.mynavi.jp/23/pc/search/corp112424/outline.html

会社概要

社名:富永貿易株式会社
創業:1923(大正12)年
設立:1949(昭和24)年
所在地:兵庫県神戸市中央区御幸通5丁目1番21号
ホームページ:http://www.tominaga.co.jp/

担当者プロフィール

松本侑三 2007年入社 人材開発課マネージャー

就職活動では食品業界を目指しメーカー、商社など様々な企業を受験。富永貿易の選考中に出会った社員、事業の幅広さ、自由な社風に惹かれ入社。入社から2019年まで10年以上営業職に従事。2020年から採用活動を担当。営業とは違う学生の皆さんとふれあえる仕事に魅力を感じています。

大島和紗 2013年入社 人材開発課チーフ

大学では農学部に所属し、コムギの研究を専攻。食品業界に興味を持ち、最終的には富永貿易の社風に惹かれ入社。入社後は経理、労務業務を経験し、2016年より採用活動を担当。会社や社員の魅力を伝えるため日々奮闘中。

工藤穂香 2021年入社 人材開発課

就職活動では、人の美と健康に携わる仕事がしたいと考え、食品業界や化粧品業界を受験。様々な企業を受けていく中で、関わった社員の人柄に惹かれて入社。1年目から採用活動に携わり、学生に近い存在として「会社の魅力の伝え方」を日々試行錯誤しています。