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INTERVIEW

「人」を大切にしたモノづくりを@株式会社木原製作所

株式会社木原製作所は1943年に創業し、トラックなどに使われているパイプ状の部品の製造を行っている企業です。クライアントからの支持も厚く、大型トラックの3台に2台は木原製作所のパイプが使用されています。今回は木原製作所の北島様にお話を伺いました。事業内容から会社の雰囲気、新入社員に対する教育や思いを、余すことなくお届けします。

経営理念についてお聞かせください

北島様:
経営理念は「今日も一日、怒らず恐れず悲しまず、正直 親切 愉快に!」です。創業者が人のために会社を立ち上げて仕事をしてきたこともあり、今でも社長は人とのつながりや縁を大事にしています。創業者の思いも引き継ぎ、無理だと決めつけずに何事も恐れずにやっていてほしい、人と関わりよく話し合いをしてほしいという思いを込めた経営理念になっています。

事業内容についてお聞かせください

北島様:
トラックやバスをメインにショベルカーやブルドーザーといった建設機械、倉庫内で使われるフォークリフトなどに使う配管、油や排気ガスが通るパイプ状の部品を作っています。弊社の強みは、パイプの曲げ・溶接・塗装まで一貫生産できることです。部品を作る流れとしては、
材料としてパイプを長いまま購入して、真っすぐのパイプを曲げて溶接して塗装してお客様に納品します。曲げや溶接をしている会社さんはたくさんありますが、塗装までしているところはあまりありません。塗装に関しては、塗装の専門の会社にお願いして、納品するのが一般的です。自社で曲げ・溶接・塗装まで一貫してやっているのが弊社の売りです。

ーー国内を走るトラックの3台に2台は、御社のパイプが使われているそうですね。

北島様:
大型トラックに関していうと、シェアは65%くらいあります。トラックの4大メーカーのうち、三菱ふそうトラック・バス様、日野自動車様、UDトラックス様の3つのメーカーとお取引させていただいて、高い数字を実現できています。

貴社の特色をお聞かせください

北島様:
コロナになる前は福利厚生の一環として、納涼祭という夏祭りを毎年のようにやっていました。夏祭りは自由参加で、工場の近隣の方にも参加を呼び掛けていました。また、年に2~3回は日帰りバス旅行も計画していました。

ーー日帰り旅行は、今までどこに行かれたんですか?

北島様:
人気があるのは、潮干狩りや野球観戦です。東京ドームのように天気を気にしない場所に行くこともありますし、横浜の日産スタジアムのように雨天は観戦中止になってしまう場所に行くこともあります。あとは、はとバスツアーのような何か体験をしながらお土産を買って帰るというものもあります。

新入社員研修についてお聞かせください

北島様:
社長の肝いりの教育として、1週間の泊まり込み研修を2回行っています。自分を見つめ直して、同期の新入社員と仲良くなることが目的です。泊まり込みでの研修を入社の条件にしているほど、社長が重要視している研修になります。その研修の前後に、会社の具体的な説明や各部署の説明をしていきます。入社から半年ぐらいかけて各部署を回り、配属になります。新入社員の教育は、時間をかけて行っています。

ーー配属はどのように決められるのですか?

北島様:
本人からどの部署や仕事に興味があるのか意思の確認も行い、会社の状況も考慮して配属を決めています。適性のある人であれば、ずっと同じ部署で働くこともあるかもしれません。ただ、会社としてはいろいろな部署で経験を積みながら、幅広く活躍できる管理者になってほしいと考えています。

新入社員の方には、どのように育ってほしいですか?

北島様:
わからないことがあれば、すぐに聞いて確認してほしいです。教えている側からすると、確認してくれると安心できます。こうだろうなって思ってやるのではなく、不安やわからないことがあれば「もう1回教えてください。ここはこれでいいんですよね」というように確認をしてほしいです。あとは、「ここはおかしくないですか。これいいんですか」と気づける人は、すごく重宝されると思います。言われるまで待つという、指示待ちの姿勢はやめてほしいです。

ーー貴社で活躍されている方の共通点があれば、お聞かせください

北島様:
基本的に、みんなすごく優しいです。人の言っていることをしっかり聞いてくれるような人が、活躍している印象です。あとは、「もっとこういう風にできるのではないか」というように、疑問を持つ人が多いですね。会社が教えたこと以外にも、自ら積極的に学ぶ姿勢をもって知識を取り入れている人が多いのかなと思います。他には、こだわりをもっている人や、メリハリをつけて働ける人、部下のことをしっかり考えてくれる人、セルフマネジメントができる人が活躍しています。

会社の雰囲気を教えてください

北島様:
部長に話しかけづらいということも全然なくて、壁はなさすぎるぐらいです。部長に対しても、部長ではなくさんづけで呼んでいます。余談ですが、部長の席はお誕生日席のようになっていて席の後ろは通路ではないんですけど、社員は通路のように通っていくんです。部長の後ろを通るって、普通はなかなかできないことだと思います。社内で敬語もあまり飛んでないです。新入社員にマナーとして敬語を教えていますが、一切残らないですからね。

ーー上司との距離も近くて、若手も働きやすそうですね。それだけ雰囲気がいいと、離職も少ない印象を受けますが実際はどうですか?

北島様:
入社してギャップを感じてすぐに辞める人は、あまりいないですね。新入社員はどうしても、頑張ってやっていこうと思う時となんか違う嫌だなと思う時の波があると思うんです。ずっと楽しいという感じではいられなくて、気持ちが落ちた時には相談も受けます。上司が話していて印象に残っているのが、「数カ月や1年ぐらいで自分に合う仕事、合わない仕事が判断できるのか。自分は60歳になっても何が転職かはわかんないぞ」と言っていたことです。確かに、この仕事を一生やっていきますと思って働いてる人は少ないのかなと思います。一時的にはこの仕事は絶対自分に向いていないと思っても考え方や見方が変わると嫌だと思うのはその時だけで、続けようと思えるのかもしれません。新入社員から仕事に対する相談を受けることもありますが、退職届の提出までは至らずみんな頑張ってくれています。

就職活動をされている方に向けてメッセージをお願いします

北島様:
この会社でいいやというように妥協せずに、会社を探してみてほしいです。前向きな気持ちでいろいろな企業を見て、会社に選ばれるよりは「自分で選んだんだぞ。やるんだぞ」と決めていける会社を手繰り寄せてほしいです。

インタビュアーのコメント

株式会社木原製作所の北島様にお話をお伺いしました。

上司との距離が近く、雰囲気の良さが非常に印象的でした。
社員旅行やお祭りなど社内イベントが盛んで、仕事と遊びのメリハリをつけて楽しく働ける環境が整っていると感じました。

少しでも興味を持たれた方は、選考を受けてみてはいかがでしょうか。
北島様、この度はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

(インタビュアー:織田)

織田 緑
株式会社PDCAの学校
営業部・インタビュアー

 

 

 

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▼公式採用サイト:https://www.khr.co.jp/company/recruit/index.html
▼マイナビ   :https://job.mynavi.jp/23/pc/search/corp80641/outline.html

会社概要

社名:株式会社木原製作所
設立:1954年
所在地:茨城県常総市内守谷町5166
ホームページ:https://www.khr.co.jp/

担当者プロフィール

◇北島 麻友子
2007年に入社し、以来ずっと総務部として配属。
新入社員教育や、ISO14001(環境)の事務局として法令順守を実務としてきた。
2018年にはグループリーダーとなり、派遣従業員や新入社員の採用窓口として人と広く関わっている。
現在は、従業員の「安心」と「充実」を追い求めて日々奮闘中。