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INTERVIEW

イノベーションの社会実装を通じ、社会を豊かに前進させる@株式会社ピアズ

セールスや人手不足、働き方改革など企業が持つ様々な課題を最先端の技術とコンサルティングを通して解決し、新たな価値を提案し続ける株式会社ピアズ。常にチャレンジを続け、従来の常識に囚われない彼らの企業理念や社員に対する考え方を、人事責任者の堂前様に伺いました。

経営理念についてお聞かせください。

堂前様:
我々は、ニューノーマルアクセラレーションというものを自分たちの社会的価値と考えています。世の中で生まれる先端技術やイノベーションを社会実装させることを存在意義として捉え、それらを通じ社会を前進させることで社会を豊かにしていく。
最初にスタートしたビジネスモデルは、通信業界(ケータイ業界)に特化したものでした。スマートフォンが登場する前から、この業界は先端技術が集約された業界でしたし、スマートフォンの登場とともにそれが加速し、今では社会に無くてなならない存在になっていると思います。
ですが、スマートフォン当時は社会になかなか受け入れられなかったんですよ。「こんなよく分からないもの使いたくないって」「一部のマニアな人が使うものでしょ」と社会ではそんな風潮すらありました(笑)
そういった状況をセールスプロモーションや、販売店のスタッフの方々への研修教育などの取り組みを通じて、少しずつ社会実装してきたわけですね。ちなみに、2,000円札って今使っていますか?

――今はもう2000円札使ってないですね。

堂前様:
それってつまり社会実装されなかったということかなと。様々な技術革新やイノベーションが生みだされているものの、社会的に活用されないものが世の中には数多くあります。そういった素晴らしいもの、ノウハウ、技術も社会に実装されなければ意味がありません。それらを実装させていくことで、我々は社会を豊かに前進させる。
そういった意味で新しいもの(ニューノーマル)を前進させていく(アクセラレーション)ことを、自分たちの価値として捉えています。

――これまでを振り返って、そういったものを実装していきたいと思った経緯はありますか?

堂前様:
いいものをより多くの人たちに手に取ってもらい、豊かさを感じてもらいたい。そんな想いが強かったんですよね。それが結果として社会実装につながっていた。つまり「振り返ったらそうなっていた」ということだと思っています。

事業内容をお聞かせください。

堂前様:
グループが複数ある中で多岐に渡る事業を展開しています。
例えば、バズワードにもなっている「メタバース」「Web30.」の領域では中長期的に事業を展開していくために、技術的な側面やノウハウを持つ企業等と積極的なパートナーシップを組むことを目論みながら、現在では、自社及び他社のIP(タレント、Youtuber、V-tuber、キャラクター等の総称)を活用し、下記3つの事業を相互に連携させながら事業展開を進めています。

(1)ライブエンターテイメント(興行事業):メタバース上でのIPのライブイベント、イベント興行、スポーツイベント、アミューズメントの企画・制作・運営及び運営受託を行う予定です。
(2)ファンコミュニティー(会員事業):IPファンクラブの企画・制作・運営、Web・モバイルサイトおよびファンサイトの企画・制作他社IPのファンクラブ運営受託を行う予定です。
(3)グッズコマース(物販事業):IPのNFTによるデジタルグッズ及びフィジカル(物理的)なグッズの企画・制作・販売を行う予定です。

既存事業として現在も収益の柱となっているのは、通信業界を中心とした「セールスプロモーション」事業となります。通信業界には先端技術が集約されています。今はweb1.0、web2.0、web3.0なんて言われてますが、どこまでいっても通信は欠かせません、通信はインフラそのものだと思っていますし、この業界に誇りをもっています。また、どんなに優れたサービスや商品でも、使ってもらえなければ意味がありません。そういった意味で、セールスプロモーションという購買促進、そして購買後に活用してもらうことを実現することこそが、先端技術やイノベーションを社会実装させるためのラストワンマイルでもありその実現が我々の事業なのです。そして、店舗向けのセールスプロモーションから派生した、店舗DX事業という観点では、これまで培ってきたコンサルティングノウハウや、コロナ禍以前から接客のオンライン化に着手してきたノウハウを活かしオンライン接客事業を展開しています。そこでも、ただ単に従来オフラインで行っていた接客をオンラインに置き換えるのではなく、オンラインであることを強みにした「ONLINX」というオンライン接客支援システムを開発して提供しています。

また、新たな働き方や企業のエンゲージメント向上といった観点では、よく駅などに電話ボックスのような形で設置されている完全個室型作業スペースの事業展開も行っており、「RemoteworkBOX」というサービスでは、公衆個室ブース稼働台数においては2022年2月時点でシェアNo.1を獲得しています。さらに、企業の社員教育や組織コンサルティング、採用支援をはじめ、企業の社員総会や表彰式、入社式、決起会といった社内イベントの企画・制作・運営から映像製作までを行っており、中小企業から上場大手企業まで数多くの実績があり、顧客満足度の高さからクライアントリピート率は 90%を超えています。

貴社の福利厚生や、変わった取り組みはございますか。

堂前様:
一般的な福利厚生は完備しています。変わったものだと、たとえば福利厚生自体を新しく作ることができるのも、ひとつの福利厚生なのかなと。たとえばニューボーンフォト制度。社員の赤ちゃんが生まれたら、プロのカメラマンを派遣して家族写真を撮影をする、そういう福利厚生をちょうど新しく検討しています。写真も会社のみんなで見ることができて「あそこの家庭にこんなかわいい子どもが生まれたんだ」と共有できると思っていて、そういう本質的に何をすれば喜んでもらえて、何をすればもっとエンゲージメントが高まるか、ということを考えながら福利厚生というものを刷新していくことがあります。

――子連れ出社のキッズスペースも完備なさっているんですか。

堂前様:
完備してても連れて来づらいと機能しないので、我々は福利厚生の制度があるからというよりも、本質的に一人一人がパフォーマンスを発揮するためには、なにがあるべきかっていうことを考えたいなと思っていますし、教育が一番の福利厚生じゃないかと思っています。グループに教育コンサル事業がありますので、社員教育はよくあるOJT(※1)だけじゃありません。たとえば内定者教育では、ビジネスのスタンス、マナー、スキルなどからスタートし、入社時の教育から入社後のレイヤー別の教育を行っています。そもそも 我々はクライアントからお金をもらってコンサルティングを提供しているので、その教育サービスを社内で展開しているということは、最高の福利厚生なのではないでしょうか。

(※1)OJT研修とは
「On The Job Training」の略で、後輩社員に、現場で実践的に仕事をしてもらいながら、その時の理解度や気持ちを随時把握しつつ、その場で指導を行う人材育成手法のこと

教育制度について詳しくお聞かせください。

堂前様:
基本的に弊社では入社したタイミングをプロ1年目だと捉えているので、内定期間中に活躍できる状態になってもらいます。スポーツってフライングはNGじゃないですか。でもビジネスはフライングした者勝ちです。だから4月1日に用意ドンではなくて、内定期間中に少しでも成長することが欠かせないと思っているので。そういう思いを持っている人たちと共に成長したいと願っています。
今はまだ6月なので10月以降の話になりますが、教育としてはビジネススタンス、スキル、マナーというものの教育と、 弊社の事業を若手で実行できるようなプロジェクト制のインターンシップを行っていきたいと思っています。

ーー入社前から手厚いサポートがあるのは魅力的ですね

例えばよくあるセールスのインターンは、これやっといてね、みたいなケースが多いんですよ。弊社はセールスコンサルもやっているので、ちゃんと教育しながら成長ができるっていうのが強みかなと思います。

求める人物像はありますか?

堂前様:
新卒採用に関しては前提として、ピアズグループの未来の経営幹部を担ってもらえるような方を募集しています。人物像としては「論理的思考」や「問題解決力」といったコンサルティング分野において欠かせない能力はもちろんですが、重視したいのは「感謝」「利他」「向上心」といった人間力の部分ですし、この3つは必要不可欠だと考えます。

貴社で活躍されている方の特徴・共通点などはございますか?

堂前様:
利他的であることかなと思います。周囲の人の役に立ちたい、周囲の成長に貢献したい、そういう風に思っている人のほうが活躍しているかなという気はします。短期的な活躍は、自己成長だけで問題ないと思いますが、現在、新卒で入ってきて新規事業会社の事業責任者などになっている方たちは、やっぱり自分自身の想いとともに、周囲の誰かの役に立ちたいというものを併せ持っているなという気はします。

仕事をする上での信条や大切にされていることをお聞かせください。

堂前様:
私が大切にしている信条は「I believe in you more than you.」です。その人以上にその人のビジョン実現や可能性を信じ抜くことを信条に置いています。壁にぶつかったときや、大きな逆境に直面したときなど、「もうダメだ」 「自分には出来ないんじゃないか」  という気持ちに陥ることがあると思います。その時に、可能性を信じてくれる人の存在ってすごく力になるんですよね。人は誰しも、どこからでも、いつからでも、どんな状況からでも、何者にでもなれると思うし、誰もが無限の可能性を秘めていると思っていて、その無限の可能性を信じ抜くことこそが何より重要だと思っています。これが私の信条です。これはもちろん組織にも当てはまると思っています。

会社の雰囲気をひと言で表してください。

堂前様:
カオス、混沌ですね。(笑)

――カオス!?少し詳しく、お伺いしてもよろしいでしょうか。

堂前様:
今は固定概念や過去にとらわれずどんどん挑戦しているんですね。たとえばですよ、コロンブスが大陸を発見したのって全然前人未踏だったわけじゃないですか?あるかないかすらわからないわけだから。そこにチャレンジしようっていうのは、普通の挑戦とはちょっと違いますよね。やったことがあることの延長線上にないチャレンジをする時ってすごく混沌とするというか、整地されていない道を整地しながら走らないといけない。そういう状況がまさに今って思っていて。なのでレールがあって、敷かれたレールの上を走りたいと思っている人は、正直合わないと思っています(笑)

学生の皆様へメッセージをお願いします。

堂前様:
私もそうでしたが、社会に出るタイミングって、人と比べて自分ができているとか、できていないとかありますけど、ぶっちゃけそれって10年20年でみると微々たる差でしかないんですよ、1年で引退するわけでもないし。だから今感じている劣等感や優越感はこれからの行動でいくらでも挽回できる、ということを頭の片隅に置いといてほしいなと思います。
他人と比較する生き方よりも、自分が本当にどうありたいのかを考えて生きることが一番大切なのかもしれないですね。

インタビュアーのコメント

今回は、株式会社ピアズ 堂前様にお話を伺いました。
日々、新たな技術やサービスが生まれている昨今ですが、どんなすごい技術も、売れないと意味がないし活用されない、という言葉がとても本質的で印象に残っています。
人々がより豊かになることを目指し、企業の様々な課題に取り組む素敵な姿勢に感銘を受けました。

今回のインタビューを見て、少しでも共感することができた方は、ぜひ一度エントリーしてみてはいかがでしょうか!
堂前様、今回はお忙しいところ、貴重なお話を誠にありがとうございました!

(インタビュアー:織田)

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会社概要

社名    :株式会社ピアズ
設立    :2005年1月
所在地   :東京都港区西新橋2-9-1 PMO西新橋ビル5F
ホームページ:https://peers.jp/

担当者プロフィール

▼執行役員CHRO:堂前 晋平(どうまえ しんぺい)プロフィール
2004年に大学を卒業後、大手通信販売会社で営業職を経験。2009年に当時創業3年目だった株式会社ピアズへ入社。200名を超える学生アルバイトの教育・管理や、支社開設などの業務を経験。
2019年のピアズのマザーズ上場を経て、2020年4月に、企業の働きがいや生産性を向上させるべく、組織コンサルティング会社・株式会社OneColorsを設立。2022年4月にグループCHROへ着任。

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