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INTERVIEW

入社がゴールじゃない、一緒に成長していきます@東海カッター興業株式会社

今回は、東海カッター興業株式会社の渡邊様にお話を伺いました。1969年に創業し50年以上と長きに渡って、インフラ整備事業に取り組まれています。 そんな東海カッター興業株式会社様が会社として、人としてどのようなことを大切にされていらっしゃるのか熱い想いを余すことなく紹介します。

貴社の事業内容についてお聞かせください。

渡邊様:
弊社は建設業の中でも、専門工事業者と言われる一つの完成体をお客様に届けるのではなく、その過程の1つの工事を提供する会社で、工事の様々な場面でコンクリートやアスファルトをありとあらゆる機械を使用し、切断することに特化した会社です。

コンクリートとアスファルトが使用されている例としては例えば、皆さんが普段歩いている道路だったり、車に良く乗っている方なら高速道路や橋。また皆さんの生活に欠かせない電気、ガス、水道などの管が入っているのもアスファルトやコンクリートの下ですよね。私たちはそういったアスファルトやコンクリートの切断を通じてインフラと呼ばれるものの整備を行っています。

今から約50年前の高度経済成長期の時代は橋やダム・道路などを、どんどん作っていこうという時代でした。人間同様アスファルトやコンクリートも寿命があって、約50年と言われています。近年では新しく一から作るのと合わせて既存の建造物の悪くなってしまった部分を取り除いてあげることも課題となっています。
弊社の職人が現場に出向いて施工して、また違う会社が新しく仕上げます。わかりやすくいうと、お医者さんでいうところのメスを入れるのが弊社の役割なのかなと思っています。

―― ホームページに「圧倒的技術力」と記されているように、技術力は御社の強みとなる部分なんですね。

渡邊様:
お客様のニーズによっては難しい仕事内容もありまして、ニーズに応えるためにも計7種の工法を取り扱っています。お客様の施工に一番向いた工法を検討して施工を行っていくというところや本社は愛知県なのですが、おかげさまで東海地方のみならず全国のお客様から施工のご依頼を頂いており、圧倒的な技術力という風につなげさせていただいています。

――他にも御社ならではの強みは何かありますか。

渡邊様:
弊社が今年で創業54年を迎える会社なんですけど、50年以上続く会社って1%以下らしいんですよ。これだけで長く続けられているのは、お客様から信頼があり求められているからだと思います。

入社を決めた理由を教えてください。

渡邊様:
私は福祉の大学を卒業したんですけど、在学中に福祉関係は少し自分には合わないなという思いがありました。とはいえ、自分は何がしたくて何ができるのかもわからず、食わず嫌いせず選考をいろいろ受けていました。

就職活動に入っていろいろな業界を見させていただいて、建設業も自分の中では見向きもしない業界だったんです。そんな中で、東海カッターの選考を受けることがあったんですけど、フランクな質問もしてくれて初めから腹を割って話せるような感じがしました。

東海カッターだったらちょっとやっていけそうだなと思って、実際に施工も見せてもらってかっこいいことやってるなと思いました。
会社を選ぶうえで人は大事だなと思ったので、第一印象がよかった東海カッターを選びました。

――実際に入社してみて、やはり人の良さというのは感じますか?

渡邊様:
働いてみて面接のときに会った社員さんもそうなんですけど、他の社員さんもすごく優しいです。本当にイメージ通りですね。
ごく一部厳しい方もいらっしゃるんですが、厳しいといっても人間性を否定するような方はいません。

――入社してギャップを感じたことはありましたか?

渡邊様:
ギャップというのはあまりないです。仕事の面に関しては自分が理解しきれていない部分も多少あり、機械を使って外でする仕事なので夏は暑いし冬は寒いのがギャップというか想像以上に感じました。

ただ、人を見て会社を選んだので、だから仕事辞めたいとは思ったことは無いです。

入社して苦労されたことはありますか。

渡邊様:
専門知識が0の状態でスタートしたので、一から知識を身に着けていかなければいけないところは苦労しました。

知識を補うには経験しないといけないところがあって、1年目は実際に現場にでて2年目3年目は機械修理の部署に異動しました。機械修理はネジや機械のパーツを外したり点検したりする部署なんですけど、やったことが全くないですしネジ外すようなことって普段もなかなかありません。

やっぱり慣れない仕事をやるのには苦労しましたね。

――どのようにして、大変なことを乗り越えていかれたのですか?

渡邊様:
同期も大学の時に建設を学んでいたわけではなく私と同じ0からのスタートだったので、励まし合っていました。

あとは、先輩方がすごく丁寧に教えてくれるので、教えてもらっていることを当たり前と思わず自分で吸収して、どうしたら独り立ちできるのかを考えてました。個々の能力ではなく、気持ち次第で変わってくると思います。

実際、私も3年目で一人で現場に行けるようになりました。私でもできるので気持ちさえ持っていただければ、すぐ出来るようになると思います。

――建設のことを学ばないで入社してくる方は、御社では結構多いのですか?

渡邊様:
入社5年目ですが、毎年弊社に入社していただけるほとんどの方が文系大学出身で、理系の方はごくまれにいるぐらいです。知識がなくても一緒に成長していくと形になりますし、入社したらゴールではないので共感性を持てているなら特に問題はないかなと思っています。

仕事をするうえでの信条・大切にしていることを教えてください。

渡邊様:
一番大事にしていることは信頼性です。信頼を築くというより、失わないことですね。

学生から社会人になるにあたって、学生目線では当たり前でも社会人からしたら間違ってることって多々あるんです。そこで上の人から指導を受けた時に、素直に受け止められるか受け止められないかで信頼が変わってくると思います。

仕事の質というより人としての信頼を大事にしています。

――信頼を獲得するよりも失わないことを大事にされてるというのは、何か理由があるのですか?

渡邊様:
信頼を失うのって、あっという間だと思うんですよ。例えば、1回の遅刻であいつ遅刻するようなやつなんだなって見られちゃいますしね。

もちろん信頼を築くことも大事だと思うんですけど、まずは最低ラインとして失わないことに振り切っていれば、そこから小さい積み重ねで時間が経てば自然と信頼が築けていくのかなと思います。

だから、信頼を築くよりも失わないことに徹底したほうが良いのかなって、個人的には思います。

会社の雰囲気について教えてください。

渡邊様:
一言で表すならば部活動みたいな感じです。個人でプレーしてるより先輩が下の子達の面倒を見たり、社員一人ひとりに目線を当ててもそういった社員さんが多いイメージがあります。

実際、私も1~2年目の頃はすごく先輩に可愛がってもらったなという思いがあります。私が入社した頃は、研修期間中に2年目の方が1年目の子とペアを組んで月一回面談をしていました。

入社したからあとは一人で頑張ってねっていうよりは、入ってから一緒に頑張ろうねっていう感じの会社ですね。

――部活と聞くと熱血な感じをイメージされる方もいると思うのですが、実際はどうですか?

渡邊様:
ゆるい部活動ですね。仕事中はやっぱり仕事をしてるので真剣なんですけど、移動中だったりとかお昼ご飯食べてる時は仕事の時とは全然違う感じです。オンとオフがしっかりした会社なのかなと思います。

――社員同士の交流も結構あるのですか?

渡邊様:
コロナになる前は休みの日でも、みんなで釣りに行ったりバイクでツーリングに行ったりしてましたね。同期だけでなく、先輩ともよく遊びに行きましたね。

新卒採用において、どのような人材を求めていますか?

渡邊様:
こういうことができてほしいというのはなくて、人間性を大事にしてます。例えば、素直さや決められたルールをしっかり守れる方ですね。あとは、弊社の仕事を見て一緒に日本のインフラ支えていきたいと思ってくれる気持ちさえあれば、いいのかなと思います。

――素直さというのは、どういった部分での素直さになるのでしょうか?

上司から指導された時に、しっかり受け止められることが大事だと思います。人から教えてもらう時に、むすっとしてたら教えたくないじゃないですか。

弊社の仕事は専門性を求められます。はじめは何も分からなくて全然いいんですけど、知識を身に着けていく時に素直さはすごく大事だと思います。素直さがなければ先輩が優しい会社とは言え、教えてもらえなくなってしまいます。

――入社された方には、どのように成長していって欲しいとお考えですか。

渡邊様:
はじめは知識等は0だと思うので、知識を吸収して言ってほしいなと思います。ゆくゆくは、自分一人で現場に入ってお客様に「また来てね」って言われるぐらいにしっかり施工をしてほしいというのが、まず一つのゴールだと思います。

素直にまずは言われたことをこなして、プラスアルファ自分の目標を達成できるように頑張ってほしいです。

――実際に御社で活躍されている方の特徴や共通点はありますか?

渡邊様:
しっかりと連絡・相談・報告が出来てる人が、弊社では活躍していると思います。あとは向上心がある人ですね。言われたことをやることももちろん大事です。

ただ、言われたこと以上に次はどうしようというのを、自分で考えて動ける行動力も必要です。活躍している人は、目標を持って日々仕事をしていますね。

学生の皆様へメッセージをお願いします。

渡邊様:
私自身が最初見向きもしていなかった建設業界に進んだので、自分が目指す企業以外にももしかしたらすごくいい出会いがあるかもしれないということはお伝えしたいです。

はじめは食わず嫌いせず軽い気持ちでいろいろ見ていくと、思いもよらない出会いがあると思います。出会いを大事にして、幅広くいろんな業界や会社さん見ていただければなと思います。

弊社でも随時インターンシップ等をやっています。ZOOMで行いますので、お気軽にご参加いただければと思います。

――幅広くいろんな業種や業界を見ないと、わからないこともありますよね。

わからないと思いますし、たぶん見れるのは今だけだと思います。

私は採用担当やらさせていただいてるんですけども、学生さんに必ず言うのは妥協した就職活動だけはしてほしくないということです。内定がもらえたから、この会社でいいとなる気持ちはすごくわかります。

ただ、会社の軸が皆さん一つや二つあると思うんです。自分の就活軸と会社が合っているのかしっかり見たうえで、入社の判断をしてほしいと思います。

インタビュアーのコメント

今回は、東海カッター興業株式会社の渡邊様にお話を伺いました。
お話を聞かせて頂く中で、渡邊様のお人柄はもちろん、東海カッター興業様の風通しの良さ、社風、文化に終始くぎ付けでした。
選考段階から腹を割って話せる環境を用意し、入社後のGAPがない点もさすがの取り組みです。
知識や経験がなくても0からキャリアを築ける魅力たっぷりな企業様です。
渡邊様、今回は貴重なお話を誠にありがとうございました!

(インタビュアー:織田)

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会社概要

社名:東海カッター興業株式会社
設立: 1969年 9月
所在地:愛知県名古屋市北区落合町135番地
ホームページ:https://www.tokai-cutter.co.jp

担当者プロフィール

渡邊【採用担当】2018年4月に入社、各地の現場に先輩と出向き、現場で施工の知識を学ぶ。2019年に部署移動があり、現場で使用する機械の修理・メンテナンスの業務に従事する。その後は現場に戻り施工の練習や知識を勉強。現在は採用担当のチームリーダーを務めている。