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INTERVIEW

5年連続【離職率0%】の秘密は、社員を守る社風にあった@鍋屋バイテック株式会社

今回は、鍋屋バイテック株式会社人事担当の石橋様にお話を伺いました。
今から約460年前、鍋屋バイテックは鋳物技術を用いた鍋の製造業からスタートしました。現在では伝統的な鋳物技術に最先端のテクノロジーを掛け合わせ、手掛ける商品は約8万点にのぼります。
そんな鍋屋バイテック会社が会社として大切にしていることや仕事の魅力について、石橋様が語られる想いをお届けします。

貴社の事業内容についてお聞かせください。

━━まず、鍋屋バイテック会社という社名の由来をお伺いできますでしょうか。
石橋様:
当社は1560年から続く御鋳物師から出発した企業です。その御鋳物師の屋号が「鍋屋」といいます。それに、バイテックというのは2つ(バイ)のテクノロジーを併せ持つという意味です。

━━二つのテクノロジーとはどういうものでしょうか。
石橋様:
一つ目のテクノロジーは、高温で溶かした金属を型に流し込み、冷やし固めるという伝統的な鋳造技術です。もう一つは最先端の技術です。もともとは御鋳物師として始まった当社ですが、時代の流れやお客様のニーズに合わせて、今ではカップリングやねじ、自働化ユニットなど商品カテゴリを広げています。

貴社の経営理念と、想いをお聞かせください。

石橋様:
「世界中のものづくりを支えたい」という想いがあります。皆さんが直接当社の商品を手に取ることはないと思いますが、例えばスマートフォンなどの電子機器を製造する機械に、当社の商品が使われています。一歩製造業に足を踏み入れると、必ずといっていいほど当社の製品を目にするくらい、有名な会社なんです!
もう一つ大切な指針として、「社員を大切にしたい」という想いがあります。新型コロナウイルスやリーマンショックなど、製造業も厳しい状況に立たされることが度々ありましたが、社員をリストラすることなく、一丸となり頑張ってきました。社員の雇用を守り、安定した給料を支払うために、何ができるかを常に念頭に置いて事業を営んでいます。

また、24時間稼働のロボットを製造現場に導入したり、鋳造ラインを自働化したりと、機械に任せられるところは任せて、社員の安全と快適な職場環境をしっかり確保するということを大切にしています。

貴社の強みについてお聞かせください。

石橋様:
当社は自社ブランドをもつメーカーです。どこかの下請けではありませんので、自分たちの好きなものを開発できるし、好きなお客様に、好きな価格で提供できる点も当社の強みです。
当社には8万点近くの商品があります。その中には、自社発案したものだけでなく、お客様からの声を基に、製品化したものなど様々です。どんどん新しいこと挑戦し、新商品を世に出しやすい環境が当社にはありますので、ものづくりの醍醐味を味わえるのではないでしょうか。

貴社の福利厚生についてお聞かせください。

━━貴社ならではの福利厚生はありますか?
石橋様:
当社の敷地には、フィットネスジム、プール、美術館、コンサートホール、麻雀ルームを完備しています。仕事終わりに汗を流すこともできるし、仲間と麻雀と楽しむこともできます。かなり変わった福利厚生だと感じられるかもしれませんが、それは「良い商品は良い環境から」という考えのもと作られたものです。
また、会社行事も色々とあり、ホテルのケータリングや、鮎の塩焼きやお酒と一緒に楽しむプールサイド・パーティーや、全額会社負担で行ける、社員旅行(2017年はオーストラリア シドニー)があります。社員旅行にも家族が同行でき、そのご家族の方も半額で参加いただけます。会社を支えてくれる従業員を、そのご家族まで大切にしたいという想いがあります。

━━働きやすさの部分はいかがですか?
石橋様:
当社は年間129日お休みがあります。また、有給取得率も高く、若手世代からはよく、有給を使い切っちゃったけどいつ付与されますか?という質問が来るくらいです。
連休や長期休暇も多いので、お友達やご家族と予定が合わせやすいですね。しっかり休んでメリハリをつけて働ける環境です。

岐阜県のワークライフバランス推進エクセレント企業に認定されるなど、プライベートも大切にしている会社です。女性の産休・育休の取得率、復帰率はともに100%。育休後に管理職になった社員もいますし、子育てをしながら活躍しているロールモデルがたくさんいます。最近は男性社員の育児休業の申請も多く、長い方だと3ヶ月程度取得されます。ご自身のライフプランに合わせて取得できるのも魅力の1つです。また、半年に一度上司との面談の機会を設けており、自分が今何を頑張っていて、今後何に力を入れていきたいかなどを話しています。この面談に限らず、日ごろからたくさんコミュニケーションをとっていますので、何かあったときにも相談しやすい環境があります。

入社後の研修制度についてお聞かせください。

石橋様:
現在、新入社員研修の期間を1年間としています。
研修では現場研修と、仕事の一連の流れを学んでいただくプロセス研修があります。プロセス研修とは、実際に鋳物の企画・設計をし、鋳造して、加工、塗装まで行います。作るものは鋳物であればなんでもOK。ブックエンド、一輪挿し、スピーカーなど、好きなものを企画してもらいます。ただし、販売する際のターゲットや、セールスポイント、コスト感を自分で考えて、実際に販売する商品さながらに、担当部署の方や役員にプレゼンするところから始まります。

1年間という長い研修にはなりますが、配属されたときに、自分の業務だけを考えるのではなく、その前後工程をしっかり知ったうえで取り組んでほしいという想いがあり、時間をかけて研修に取り組んでいただいています。また、新人としてフランクにいろんな部署をまわれるうちに、色々な部署の先輩とつながりを作ってほしいなと思っています。やっぱり、頼れる人がいれば安心ですもんね。

私も新入社員時代に現場研修を受けて、大変でしたがすごくやりがいがありました。研修内容は毎年アップデートしているので、是非楽しみにしていてくださいね。

貴社の社風についてお聞かせください。

石橋様:
役職名で呼び合わない文化があります。社長に対してもさん付けで、とてもフランクでフラットな社風だと思います。
私も採用の仕事を通じて、製造、営業、マーケティングと様々な部署にいろんなお願いをしますが、部長を通して…書面で…といった堅苦しいやりとりはなく、現場の担当者ベースで話をして、受け入れ可能との返事をもらったら部長に報告する、という風な感じです。スピード感をもって仕事ができますね。

これから入社する若手の方に、どのような活躍を期待されますか。

石橋様:
学生から社会人になっても、学び続ける姿勢を持ち続けてほしいです。
当社は資格取得の支援や、持っている資格に応じてマイスター手当を支給しています。社会人になっても自分が意欲を持てることはどんどん学んで、自分で考えて、達成する喜びを味わってもらいたいと思っているからです。
その中で、マルチタスクを極める人がいてもいいですし、この仕事はこの人に任せたら間違いない、というプロフェッショナルがいてもいいなと思います。ご自身が希望する姿や方向性で、活躍いただきたいです。
やっぱりいろんな人がいたほうが、会社は絶対に楽しいですもんね。もちろん、私も面談や日々のやり取りを通して皆さんの成長を見守っていきますので、いつでも気軽に相談してほしいと思います。

貴社の求める人物像について教えてください。

石橋様:
まず、明るい笑顔で元気に挨拶できる方がいいなと思います。え、そんなこと、と思われるかもしれませんが、すごく大切ですね。
どんな部署でどんな仕事をするにしても、自分一人では情報も知識も集まりません。そういうときに、かわいがられている方は本当に強い。自然とその方のもとに人も情報も集まりますからね。仕事でかわいがられるのは、やっぱり笑顔で元気に挨拶ができる方です。それは社内だけでなく、取引先の方に対しても同じですよね。
ですので、面接は本当に緊張すると思いますが、是非元気な笑顔と大きな声であいさつしていただけると嬉しいです。それがあなたの一番のPRになりますよ。

石橋様が、鍋屋バイテックに入社する決め手となったポイントを教えてください。

石橋様:
社員の皆さんの人柄、これに尽きます。
私も新卒で就活をする際いろいろな会社の説明会を聞きましたが、「こんな良い会社です」「仕事が楽しいです」って言わされているのだろうな…って感じることがありました。
でも当社からは、そういったことが一切感じられなかったんです。心から、この人たちは仕事を楽しんでいるんだろうな、ということが学生の私にも伝わってきました。先輩社員と採用担当の方も、全く違う部署で働いているのにこんなに楽しそうに話せるなんて絶対楽しい会社じゃん!と直感したんです。そして直感通り、とても人間関係が良く、今働いていて本当に楽しいです。

最後に、就活生の皆さんにメッセージをお願いいたします。

石橋様:
就活は本当に大変だと思いますが、是非視野を広げて、いろんな会社さんを見てください。私も最初は製造業には全く興味がなく、たまたま行ったOB訪問で当社に出会いました。業界や会社にとらわれることなく、いろんな会社さんを見て自分にぴったりの会社を見つけてくださいね。
あとは、学生生活を思いっきり楽しんでくださいね。一度きりなので、やりたいことをやって、楽しんで、悔いのない学生生活を送ってください。応援しています!

インタビュアーのコメント

今回は、鍋屋バイテック株式会社の石橋様にお話を伺いました。

伝統的な技術を生かして、圧倒的なスピードと柔軟なものづくりでクライアントのニーズに応え続けている鍋屋バイテック会社様の、今後のさらなる発展が非常に楽しみです。
また、福利厚生や働きやすい環境づくりなど、社員の幸せを本気で考えている企業様だということが伝わってくるインタビューでした。

「自分の考えが実現できる環境で働きたい」「フラットな環境で成長していきたい」という学生様は、ぜひ選考に進まれてはいかがでしょうか。
石橋様、本日は貴重なお話をありがとうございました。

(インタビュアー:織田)

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▼公式採用サイト:https://www.nbk1560.com/company/recruit/newgraduate/
▼リクナビ   :https://job.rikunabi.com/2023/company/r110800010/

会社概要

社名    :鍋屋バイテック会社
設立    :1940年(昭和15年)
本社    :〒501-3939 岐阜県関市桃紅大地1番地
ホームページ:https://www.nbk1560.com/

担当者プロフィール

石橋【統括部総務チーム】
2018年に入社後、現在まで総務チームに所属。総務人事、研修、勤怠管理、採用など、鍋屋バイテックの「人」に関わる仕事はなんでも手掛ける、総務のスペシャリスト。