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INTERVIEW

高橋カーテンウォール工業株式会社

#社員の幸福から唯一無二の建物づくりへ

今回は、高橋カーテンウォール工業株式会社の松本様にお話をお伺いしました。
創業から70年、ビルの外壁工事と高級ホテルなどのプール建築の2つを主軸に事業を展開してきた会社で、社員を一番に考えた教育や制度を取り入れています。実際、どのような取り組みを行っているのか?その実態を松本様に話していただきました!ぜひ最後までご覧ください。

貴社の経営理念についてお聞かせください

松本様:

“全従業員の物心両面の幸福を追求し、社会の進歩発展に貢献する”

これが当社の経営理念です。

――社員の幸福をメインにしているのですね

松本様:
そうですね。現社長が就任してからは「社員の幸福を追求するというのが、みんなが頑張る納得感のある大義で、その旗の下で努力を重ねた結果、会社が繁栄し、みなさんが安心して働ける職場になる」という考えに基づきこの新しい経営理念が生まれ、以前にも増して職場環境を整備し社員の成長を促していきました。
こうして社員の幸福度が高まることで、業界トップメーカーである当社の専門的技術がどんどん良い方向へ発揮され、結果的に社会貢献にも繋がっていくと考えています。

ーー社員の幸福を追求することで、社会にも貢献できるということですね。

貴社の事業内容についてお聞かせください

松本様:
2つの事業を展開しています。

1つは、社名にもなっているカーテンウォールの設計・製造・施工です。簡単に言うと、ビルの外壁ですね!飛び込み営業をしなくてもお客様が絶えない盤石な地盤を築いており、40年近くずっと業界トップを走っている事業です。

地震に強く、コンクリートならではのデザインの豊富さから、誰もが知るような大手建設会社様からも評価を得ていて、施工実績は昔だと東京都庁や横浜ランドマークタワー、近年だとスカイツリーやオリンピックの有明アリーナなど。大学なども何十校と手掛けています。

もう1つは、プール事業。こちらは30年前、当時関係のあったタイル関連企業の事業を引き受ける形で始まりました。最近業績が上がってきていることもあり、力を入れています。西宮消防署(訓練用プール)、沖縄プリンスホテルなどを始めとして、小学校やフィットネスクラブなど幅広い建物の水施設を手掛けています!

東京スカイツリー
有明アリーナ

入社後の教育についてお聞かせください

松本様:
入社して1週間は、東京本社で新人教育研修を受けていただきます。部署の説明や会社の歴史といった座学、ビジネスマナー研修、1日工場見学などを行います。
その後は、5か月間のジョブローテーション研修を実施。
設計部、技術部、営業部、工事部、工場などの部署を1つずつ、1週間~4週間ほど経験していってもらいます。例えば、工事部ならフルハーネスをつけて建設途中のビルの施工作業を見学したり、工場なら滋賀か茨城の工場に行って製造過程を体験したりします。
当社の新入社員は建築学科出身だけではなく、文系、化学系など様々。そういった建築の知識が全くない方も、この5か月間でしっかりと基礎を学んでいただいています。
ジョブローテーション研修は3年前から始まった取り組みですが、この研修で仕事への理解度が大きく変化しました。例えば設計部志望だと、実際の製造過程や外壁の取り付け工事を体験することで、現場をイメージした図面を書きやすくなります。さらに、他部署を体験したことで自分の仕事がどこにつながっているのかを理解し、「今後はあの部署を目指したい」と、自分のキャリアについて考えられる機会にもなっています。何よりいろいろな部署の先輩たちと顔見知りになれます。
最後は1週間ほど、実務として私のお手伝いなどをしてもらいます。例えば今年は、学生さんのインターンシップの対面対応、新入社員と内定者の交流会の企画などを行ってもらいました。これまでの約半年間についてについて振り返り、整理し、今後のキャリアについて考えを巡らせられる1週間となったようです。

――インプットも、アウトプットもできる研修内容を設けているのですね!その後はどういった教育を行っていますか?

松本様:
基本はOJTとなり、各部署の先輩から実際の仕事を教わっていきます。
早い人だと、1年目の終わりには自分の物件を持たせてもらえます。企画から実行までを実践的に学び、様々な経験をして少しずつ一人前となっていくイメージですね。

配属後についてもお聞かせください

松本様:
3つの観点からお話します。
まずは、『業務』について。ジョブローテーションが終わったら大体9月に各部署に配属となります。先述したようにOJTで仕事を覚え、(受注状況や本人の成長度合いなどにもよりますが)1年目の終わりころには自分の物件を持つこともあります。当社は、業界の中では中小企業にあたるので、一人一人の裁量が大きいのが特徴。だからこそ、幅広い仕事を任せてもらえるので、やりがいは大きいかと思います!
次に、『評価』について。昇給昇格は1年に1回です。昨年度から評価制度を見直し「フィードバック面談」というものをスタートさせました。上司から、自分の良いところや改善してほしいところを聞くことができる場です。第三者からの評価を知ることで、次の1年どう頑張っていけばいいか、自分の行動指針を明確にしてもらう機会となっています。
最後は『フォロー』について。配属直後は不安なことも多いと思うので、入社後2年ほどは年に1,2回私から直接ヒアリングを行っています。上司との関係・プライベートの状況(必須ではありません!)・仕事のやりがいなど、雑談も交えつつ幅広く話をしながら、若手社員がいつでも前向きに働ける環境を作るために何かできることはないか考えています!

また社員全体の成長支援の一環として、年に1回部署のトップ(部長あるいは工場長)と1対1の面談を実施しており、日ごろの悩みや相談、将来のキャリアプランなどさっくばらんに話し合う機会を作っています。さらに、当社では若手ベテラン関係なく何でも相談できる窓口を設けています。産休育休やハラスメントなど、相談対応範囲は様々です。

――素敵な取り組みですね。実際、面談で意識されていることはございますか?
松本様:
配属決定の時期は、特に気を付けて話を聞くようにしています。
当社はメンバーシップ採用なので、正式な配属先は入社してから決まるんです。設計志望で入社してきた人が、キャリアを積むために最初は工場に2年配属ということもあります。
さすがに配属通知の場で面と向かって不満を言える人たちはほぼいないので(笑)。別日に私から「どうだった?」と聞きます。「実はこう思っていました」「ちょっと意外でした」といった個々の本音を拾い上げ、フォローを行うようにしています。もちろん全てを希望通りにできるわけではないですが、会社と社員の良い折衷箇所を見つけていくためにも、私たち管理部には、なんでも思ったことを言ってもらえると嬉しいです!

――社員を大切にされていることが伝わってきますね。
松本様:
そうですね。最近は若手の意見を大切にしようという風潮も出ていて、背中を押してもらえる機会も多くなってきていると感じています。
「なんでも提案」という、業務内容など、会社に携わることだったらなんでも提案してOKという制度も6年ほど前にできました。
去年は2年目の社員がより管理のしやすいツール導入を提案し、それが採用されて社内の管理方法が一部変わったりもしました。そういった点でも、柔軟性のある会社になってきたなと感じています。


社内の雰囲気についてもお聞かせください

松本様:
私個人の入社理由のひとつでもあるのですが、「和やかで仲が良い」会社です。
部署によって多少雰囲気の違いはありますが、立場関係なく業務について話が飛び交ったり、時に雑談で笑い合ったり、どの部署でも共通してみんなが話しやすい雰囲気はあるのではないでしょうか。コロナ前は飲み会も自由参加で開催されていました。
話しやすい雰囲気はありますが、仕事にもしっかり集中できる環境で、プライベートには干渉しすぎずちょうど良い距離感があるのも、私個人的には働きやすいなと感じています。

 

どんな方が活躍しているのでしょうか?

松本様:
マルチタスクがこなせる人ですかね。同時に複数のことを進めることが多い業界なので、タスク管理が得意な方は活躍できています。
また、好奇心旺盛で仕事に真剣に向き合うことが出来る人、チャレンジできる人はやはり社内での評価が高い傾向にあります。ぜひ若いうちこそ色々なことに挑戦してみてください!

入社して欲しい人物像についてお聞かせください

松本様:
入社してほしい人物像は、3つあります。

1つ目は、コミュニケーション力がある人。
お客様はもちろん、チームで案件に取り組むので、各部署と円滑にコミュニケーションが取れる方を求めています。
2つ目は、モノづくりが好きな人。
当社は受注から設計、取り付けまで、製造業と建設業の両方を行うことができます。自分の携わった案件を最後まで見届けたいというモノづくりに対して想いが強い方にもぴったりです!
3つ目は、コツコツ継続して努力できる人。
当社が扱う建築物は、完成まで2,3年はかかります。その間、設計部なら、同じ図面を何度も書いたり、修正が入れば都度対応したりしなくてはいけません。工場では似たような外壁を何カ月と作ることもあります。1つの建築物を創り上げるのに、ロングスパンで関われる継続力は必要です。
長く携わるからこそ、何気なく街を歩いていて「これは自分が作った外壁だ!」と気付いた際に、達成感を感じることもしばしばです。この達成感が、次へのやりがいにもつながっていきます。

最後に、求職者のみなさんに一言お願いいたします!

松本様:
就活をする中で1回や2回は内定を断られている人もいると思いますが、これはあなたのせいでなく会社側のタイミングや(たとえどんなに優秀であっても)相性の問題が理由なこともあります。だから、どんなことがあっても気落ちせず、最後まで頑張れば、良い会社に必ず巡り会えます!頑張ってください。
また、軽視している人も多いのですが…自分に合う会社を見つけるために、早いうちから自己分析をするのもおすすめ!
業界や企業に関わらず採用担当はみんな、あなたの就活成功を祈っていますので、何かあれば頼ってくださいね。

ちなみに、当社への入社理由2トップはこちら!
① 誰もが知っている建築物の外壁という、一番目立つ部分に携われる
達成感もやりがいも抜群です。私個人的にも、唯一無二の巨大建築物に関われるのは魅力だなと感じています。

② 会社の雰囲気が良い
若手社員からも、予想以上に研修担当や社内の雰囲気が良くて嬉しい、と言われることが多いです。

応募を迷っている方がいれば、ぜひ検討材料にしてください。

インタビュアーのコメント

今回は高橋カーテンウォール工業株式会社の、松本様にお話を伺いました。社員を大切にした取り組みが印象的でした。今後より働きやすい環境へとアップデートしていくのではないでしょうか。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ応募してみてくださいね。
松本様、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

応募はこちらから!

採用サイト:https://t-cw.co.jp/entry/company/
25卒インターンシップ:https://job.rikunabi.com/2025/company/r105400068/preentry/U001/

Instagram(採用アカウント):https://www.instagram.com/tcw_saiyo/

 

会社概要

会社名:高橋カーテンウォール工業株式会社
本社住所:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-5-4
代表取締役社長: 高橋 武治
設立 1951年
HP:https://t-cw.co.jp/

担当者プロフィール

◆松本(管理部 人事総務課)
【経歴】
2020年、コロナ禍と同時に入社したバタバタ世代。
当社設計部で2年間の経験を積み、2022年5月より管理部に異動して採用担当 兼 研修担当として日々(わりと自由に)奮闘中。
【趣味】
観葉植物、アウトドア、読書、宇宙、革製品、アメコミ映画、etc…。
最近だとハンググライダーに強い興味を抱いています。

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